大事なものほどよくなくす

確定申告の季節が近づいてきた。
源泉徴収票をこの前もらったはずなのだが、どこにあるか皆目見当がつかなかった。

いまさら、職場にもう一度発行してくれと頼むのも気が引けるし、どうしようかと悩んであると、ソファー上に落ちていた。

なんでそんなところに置いたのか分からないが助かった。
ただできたら山積みになった書類をひっくり返して探す前に出てきた欲しかった。

大事なものほどよくなくす。

大事ではないものは、もっとなくしているのだろうが、気にはしていない。

認識バイアスの問題であろう。

ただ大抵の場合、私はものをなくしたとしても、それが他人に迷惑をかけるものでなければ、気にしない。

大学生のころ、スキー場で携帯電話をなくしたが、落とし物センターに確認したがなかったので、そのまま過ごした。
帰ってきてから見つかったという連絡を貰い、着払いで送ってもらった。
携帯をなくすことで連絡がなかなか取れず、友人に少し迷惑をかけたかもしれないが、所詮大学生だ、大した問題ではなかろう。
また、私の家を友人はみな知っていたので、何か重要な用事なら訪ねてきてくれたらいい。

もし何かをなくしたのであれば、それがその物にとっての運命だったのであり、私にはどうしようも出来ない。

社会人になって、なくしてはいけないものが増えて困る。

物への執着は捨て去って生きていきたい。

もっと適当に、生きていこう。

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