ブランドリセールバリュー・注目の理由

クリスチャン・ルブタンは、靴のブランドとして1991年1号店を創業しました。クリスチャン・ルブタンと聞いて思い浮かべるのは、特徴的な赤いソール。これは赤いマニキュアから着想を得たと言われています。シンプルなヒールパンプスやスパイクスタッズのスニーカーなどが定番のアイコンとして人気を集めています。

「SIMPLE PUMP」に始まるプレーントゥパンプスは時代に流されない安定的な人気を誇っており、中古市場でも常に一定以上の需要があります。黒、ベージュといったベーシックなカラーリングのイメージが強いですが、赤やピンクなど複数色展開しています。また、素材もスエードやグリッター、デニムなど個性的なデザインのものも。

芸能人のルブタンコレクターとしては浜崎あゆみなどが知られており、海外ではキャサリン妃やヴィクトリア･ベッカムなど影響力のある著名人が着用することでも注目されています。

鑑定士チェックポイント

靴は買取時に高く売りづらいジャンルだと言われていますが、ルブタンは別格。特に状態の鑑定時にポイントになるのは、アウトソールとインソールです。アウトソールが剥がれてしまっていたり、ヒールであればリフトの過剰なスレによる金具の露出があるようなものは、どうしてもリセールバリューが下がってしまいます。また、着用によるインソールの劣化も購入者にとっては懸念ポイントになるため、リセールバリューに影響を及ぼします。対して擦り傷や切り傷については、これらよりも深刻度は低いと言えるでしょう。

コンディション維持のポイント

やはり雨の日の使用は避けるのが望ましいでしょう。特にレザー製品の雨染みは外観に影響を及ぼしてしまいます。雨の日だけでなく、レザー製品は外気や日光によっても傷みやすいため、キズやシミに注意していても劣化しやすい特徴があります。個人でケアする場合はラナパーなどの専用クリームで補修することでツヤ感が保てますよ。

また、連続して履いていると型崩れなどが起こりやすくなってしまいます。使用したら休ませるサイクルを心がけましょう。合わせてシューキーパーや詰め物などで形を整えると美しさを保ったまま長く使用することができ、リセールバリューのアップも期待できます。