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#リセールバリュー が高いアイテム【バッグ】編ーークリスチャン・ディオール/トロッター サドルバッグ

ブランドリセールバリュー・注目の理由

2000年の春夏プレタポルテコレクションに登場し、人気になったのがディオールのサドルバッグです。当時のディレクター、ジョン・ガリアーノ氏が馬具のサドルをモチーフに製作したもので、2018年の秋冬に復刻されたことから人気が再燃しています。

ディオールのヴィンテージ・サドルバッグ全体の相場は、それまでの中古相場と比較して5倍から高いもので10倍のものも。また、ヴィンテージ相場が上がったことで新作にも注目が集まる好循環が生まれています。人気は定番のトロッター柄ですが、無地のものや素材が違うものも全体的に相場としては上昇傾向です。また、より人気があるのが「D」金具が付いているモデルです。

鑑定士チェックポイント

キャンバス地はどのブランドであってもコンディションの維持が難しく、レザーに比較してどうしてもリセールバリューが下がる傾向にあります。チェックするコンディションの場所として全体の汚れや傷、内側の汚れ、型崩れ、コバ(側面)などがありますが、特に特徴的な「D」リングの金具に大きな損傷がある場合はリセールバリューに影響があると考えたらよいでしょう。

コンディション維持のポイント

トロッターの場合、キャンバス地なのでやはり型崩れには注意した方がいいです。特にモノの詰め過ぎには注意で、毎日使わず、例えば曜日を決めて使うなど休ませる日を作るのもコツになります。手入れですが、特に普段使いで溜まった内部のホコリはこまめに取ってあげるとよいでしょう。また、シミやほつれなど、自分ではメンテナンスが難しい場合は街の修理業者には出さず、正規店に持ち込むようにしましょう。(正規店以外でメンテナンスを行った場合、その後正規店での保証が使えなくなる可能性があります)


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