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リコリス・リコイル感想(ネタバレあり)

バリーです。

今さらながらアニメ「リコリス・リコイル」を見たのですが、感想をTwitterに書くとネタバレになるので、noteにまとめておきます。

・学生時代に「ベン・トー」というライトノベルを愛読していたんですが、その作者であるアサウラ氏がストーリー原案を担当されているということで、見ることにしました。
・「ベン・トー」以外の作品で言うと「バニラ A sweet partner」も読んだことがあります。こちらは女の子二人が銃を手にして連続狙撃事件を起こし、二人きりで逃避行をする話ですね。

・「リコリス・リコイル」にもアサウラ氏のエッセンスが多く見られて嬉しくなりました。女の子二人の絆(「百合」と言って差し支えないと思います)、ガンアクション、同性愛、そして女性の登場人物が全員花の名前をしている……。
・少なくとも「ベン・トー」の女性キャラは全員花の名前だったんですが、これ良いですよね……。花言葉から色々連想できて。千束とたきなの由来は以下の記事に書かれています。

・全体的に、特に終盤は千束を中心とした展開だったなと感じました。たきなとの百合はノベライズ版とかで補完されているんでしょうか?
・でも千束の窮地を救うのは常にたきななんだよな。良すぎ!!
・というかすみません、これ最終話を見直しながら書いてるんですが、普通にED前のシーンで滅茶苦茶百合してましたわ。ハッハッハ。

・千束と真島の関係性もマジで滅茶苦茶良かったですね。こういう話せるタイプの敵(しかし思想的には絶対に相容れない)が好きです。

・吉松もかなり思想が狂っていて、これも良かったです。彼の「天才は神からのギフトだ」という言葉が忘れられませんね……。

・結局、新しい人工心臓は吉松の中にあった(が、摘出後にミカがケースに戻して千束の元に届けた)ということで良いんですよね?吉松は狂ってるから。
・ミカに撃たれる前に「狂わされたな、お前も」と言っていたので、吉松も”殺しの才能”を持った千束が現れなければ生きていたのかな……。

・こういう「筋は通っているけど極端な思想」に触れると、何故極端ではいけないのか、どれくらい中庸に寄せれば許容される思想になるのか、ということを考えるきっかけになりますね。(まぁきっかけになるだけで特に考えてはいないんですが、)だから極端な思想のキャラクターに惹かれてしまうのだなと思います。

・物語の最後、真島は結局生きていて、日本には銃が500丁くらいばら撒かれたままなんですが、その一方で喫茶リコリコの面々はハワイに移って日常に戻る……というのも素晴らしいですね。「目の前の人を助けて、やりたいことをやる」という千束の思想にみんなで付いて行ったんですねぇ。

・次回作としてオリジナルアニメ制作が決まってるらしいんですが、流石に2期は無いんでしょうか?まぁ既にタイムラインでリコリコの話してるの僕しかいないので無いのかな……。

・全体的にアニメオリジナル作品らしい、話が停滞しない脚本で良かったです。
・また何か流行ってるor流行ってたアニメオリジナル作品があれば見てみようと思います。

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