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災害時帰宅支援ステーションをご存じですか?

「災害時帰宅支援ステーション」
自然災害や緊急事態が発生した際に、安全かつ円滑な帰宅を支援する施設です。これらのステーションは、地域や都市部に配置され、被災者が災害時に一時的な避難所として利用できます。
私はこの仕事をするまでこの言葉を知りませんでした。
そう思って今回は「災害時帰宅支援ステーション」をご説明したいと思います。

◆災害時帰宅支援ステーションとは?

この支援ステーションは、多様な機能やサービスを提供しており避難者の安全確保と基本的な生活支援を目的としています。
具体的には、飲料水や食料品の提供、医療応急処置、身元確認、連絡先の提供などが含まれます。また、避難者が安心して休息できるように、睡眠スペースやトイレ、シャワーなどの設備も整えられています。

◆災害時帰宅支援ステーションはどこにあるのか?

公立の学校などもそうですが、コンビニエンスストア、外食チェーン店、ガソリンスタンドなど私たちの身近にある店舗が
災害時帰宅支援ステーションとなります。

東京都【災害時帰宅支援ステーション】
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000026/1000542.html

◆いつから災害時帰宅支援ステーションは出来たのか?

これは平成7年(1995年)1月17日に発生した阪神大震災がきっかけとなっています。
この震災は早朝に発生したため、多くの方が自宅で被災しました。
でももし同じ規模の地震が昼間に発生をしたら外出中の人も多いので
「帰宅困難者」が発生します。
この帰宅困難者の問題が、先の震災をきっかけとして浮上しました。

そこで関西広域連合(当時は関西広域連携協議会)がこの問題への対策を開始し、
平成17年(2005年)にコンビニや外食事業者と協定を結びました。
これが災害時帰宅支援ステーションの始まりとなりました。
そして関西から全国へ取り組みが始まったのです。

◆基本は「むやみに行動しない」

災害時帰宅支援ステーションについてご説明をしましたが、実際に災害が起こった場合は
内閣府のガイドラインでは、発災後は「むやみに移動を開始しない」ということを掲げています。
これは、災害後の救助や救命活動、緊急輸送活動などを円滑に行うためです。
また、鉄道などの駅に多くの人が集まってしまうと混乱の原因になってしまうためです。
支援があるからといってすぐに帰宅しようとはしないで下さいね。

◆まとめ

普段利用しているコンビニ等が、災害時には命を繋ぐステーションになるのはとてもありがたいことです。過去の災害が教訓として生かされています。
次にコンビニに行ったときは、入り口に「キタクちゃん」ステッカーが貼ってあると思いますのでぜひ見つけてください!


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