気配りのできる人(7-1)

人間関係を無理なく、でも積極的に育む方法についてアドバイスしてきました。最後のスキルは、「気配り」のステップです。相手と向かい合う時の心構え、気持ちのスタンスを整える方法です。「気配りができる人」という印象を残せば、きっと次に会ったとき楽しい時間が訪れます。
「気配りができる人」って、どんな人でしょうか?
また、そういう人になるには、どうすればよいのでしょうか?
そこで、「気配り」を3つのステップに分けて、段階的にマスターするアプローチをまとめました。
STEP1 目配り
気配りの最初のステップは、目配りです。相手が不快に思うことをしない。マナーを守るレベルです。
STEP2 気配り
相手との物理的な距離を、自分から歩み寄り詰めていくことです。たとえば、挨拶をするときでも、一歩前に出るだけで、伝わり方がかわります。日本の作法で、「差し出す」という所作も、いい事例です。
STEP3 心配り
相手との心理的な距離を、自分の言葉などで詰めていくことです。たとえば、初対面の相手には、「お目にかかれて光栄です」「お近づきになれてうれしいです」など、相手の心(気持ち)に働きかけることです。
一言で「気配り」といっても、3つのステップで考えれば、具体的な動き方も見えてくるでしょう。難しいのではなく、やってみていなかっただけです。さあ、チャレンジ!

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