JOPTオンライン予選のすゝめ


0. はじめに

※私はハンターサイトの回し者ではありません

昨シーズンのJOPTオンラインランキングで1位になり、獲得したmain権利で上位入賞することができたので記念に書くことにしました。主に学生や毎日アミューズに通っている人に向けた文章です。


1.JOPTサテライト事情

国内のポーカー大会で最も名誉が大きいトナメ、JapanOpenPokerTour。東京では3ヶ月に1度開催され、300人以上のプレイヤーがしのぎを削ります。
しかしメインイベントに参加するためにはサテライトに通過する必要があります。

アミューズで行われるライブサテの場合、3000~10000円の参加費がかかり通過までの期待値は約35000円にもなります。
しかしオンラインサテは、メイン権利と別にプライズプールが存在するため、期待値ほぼ0円で権利を獲得することが可能です。

というわけで

オンラインサテに出ましょう!



---以降は細かい内容について記しているのであまり参加できない人は読まなくて大丈夫です---

2. オンライン予選

オンライン予選は3つのステージに分かれています

Stage1
Freeroll / (250~350entry) / 21:00~  土曜のみ19:00~ / 70分
FreezeOut / 残り25名になった時点で終了
25名がStage2(当日22:30開始分)に登録
(実際にプレイしているのは6割程度)

Stage2
$2.2 / 100~150entry / 22:00~,22:30~  土曜のみ20:00~ / 100分
Multi Re-entry / レジスト開始30分後まで
上位20%がStage3に登録(既に権利を取得している場合はT$10獲得)
上位1名がメインイベント登録

Stage3
$10 / 300~350entry / 土曜22:00~ / 210分
Multi Re-entry / レジスト開始60分後まで
上位6%が$150cash獲得(昨シーズンとは異なります)
上位5名がメインイベント登録

ポイントランキング
全てのトナメで順位に応じたポイントが付与される
上位5名はメイン権利獲得
6位〜20位は20000〜8000円のサイドイベント権利獲得

今シーズンは8/28~10/5の39日間、オンラインのみで107権利が出る予定


3. ポイントランキングを走る方へ

正直私はポーカーが上手くないのですが、昨シーズンを通してランキング上位になるために必要だと感じたことを列挙していきます。


毎日参加する
エントリーをするだけで1日約3ptが獲得できます。1日で他のプレイヤーと3pt差をつけることは相当困難なので必ずエントリーしましょう。飲み会等で参加が難しい場合はギリギリにレジストだけ行います。ステ2の場合はダブルアップできるまでpushし続けてその後離席するのが良いです。


-Stage1-

適当なプレイをしない
フリーロールのステ1はプレイがおざなりになりがちですが、通過すればステ2のFT進出と同等の4ptが獲得できます。
(通過率も一見10%以下に見えますが、約半数が離席しているので思ったより通過は難しくありません。丁寧にプレイしましょう。)

-追記-
昨シーズンは1週間前からstage1のエントリーが可能でしたが、今シーズンから当日の18時までエントリーできないようになったようです。これに伴い離席率・獲得ptが共に減少すると思われます。


-Stage2-

原点以下はゴミ、レジスト〆時に原点を割らないよう調整する
マルチリエントリーかつターボなトナメなので、序盤からどんどんダブルアップを狙っていきましょう。もし原点の半分を割ってしまった場合は全てpushするくらいがちょうどいいです。

またレイトレジ直前の数ハンドは大きくpushレンジが歪みます。
100/200 COまでfで
BTN(me) 1400
SB 1500
BB 1500
の場合は全てのハンドでpushすべきですが
BTN(me) 1400
SB 1200
BB 1200
の場合は、例えeff.6bbだとしても上位10%ぐらいまでハンドを絞るべきです(負けて200になるリスクが大きい)
とにかく原点を大きく割らないよう、リエントリーありきのアクションを行います。

様々な価値観の人がいるのでアジャストする
  「Stage1を突破したリアルマネーを持ってない人」
  「バブルラインの戦い方がわからない人」
  「メイン権利のみが欲しく、$10には興味がない人」
  「ポイントにも気を配っているreg」
など、【メイン権利・$10・ポイント・リエントリー】の価値は人によって大きく異なります。これは所謂TAGなどのポーカー自体のプレイスタイルを知ることより確実かつ大きなエッジを作れます。
特にバブルラインの時は他の卓も見ながらラベリングしましょう。
勿論HUDを用いたアジャストも有効です。

終盤ショートになったら粘る選択肢も
例えばFT残り9人の時にフリップで負けて残り2bbになったとします。
優勝を目指す場合、2bbだとUTGでも90%のレンジでpushすべきですが、ポイントを考えた場合BBまで降り続ける方がEV+になることがあります。現実的に優勝を目指せるかを考えて判断しましょう。

牛歩する
$10欲しかったらバブル手前でちゃんと牛歩しましょう。


-Stage3-

肩を鍛えておく
(Stage2とほぼ同じですが、よりポーカー自体の実力が出ると思います)


4. 昨シーズンのデータ

・ポイント推移(だいたい)
Stage1
参加0.7pt ~ 中央1pt ~ 26位2.5pt ~ 1位4.5pt
Stage2
参加1pt ~ 中央1.5pt ~ 入賞2pt ~ FT3.5pt ~ 1位11pt
Stage3
参加2.5pt ~ 中央3.5pt ~ 入賞8pt ~ FT14pt ~ 1位28pt

・Reg人数
毎日参加 25人
週5以上 50人

・私の成績
Stage1
トナメ41 / 参加39 / 通過9
Stage2
トナメ76 / 参加76 / entry170 / 通過37 / FT14 / 優勝1
Stage3
トナメ6 / 参加6 / entry8 / ITM3 / FT1 / 優勝0

だいぶ上振れてますが、これでギリギリ1位でした。


5. さいごに

毎日21:00~24:00が潰れるのは本当に苦しいですが、トナメやサテライト特有のスキルを磨きながらオッズよくJOPTの権利を獲得できるので改めて参加をお薦めします。

ステ3はもちろん、ステ2にも100NLz勝ち組や海外トナメHR常連といった鉄強が多く参加しているので良い刺激にもなります。

私は今シーズン参加しませんが、頑張って下さい!


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