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【新環境CS優勝】フレイムシュート軸融合HERO デッキ解説


1.初めに

はい、どうも

普段は東北で活動している遊戯王プレイヤーのREDと申します。

noteでは始めましての方も多いと思いますのでまずは簡単に自己紹介だけしておきます。

【大会及びライターとしての実績】
CS 優勝17回 準優勝10回
選考会出場1回
ガチまとめというサイトでゲストライターとしての執筆回数5回

今回のnoteでは先週開催されたCSで6-1優勝した新規入り構築の【HERO】デッキについて解説していきます。

このnoteは有料記事という事なので1つの目安として過去に自分がnote、ゲストライターとして書いた評判の良かった記事も紹介しておきます。

note
【CS&日本選手権 優勝】 ファリスHERO デッキ解説

ガチまとめ ゲストライター記事
【2020年 HERO】デッキの回し方、対策方法が分かる解説記事

僕自身長い期間【HERO】デッキを愛用していて人並み以上にはこのデッキの知識と経験値があると自負しているのでこの記事で『過去に【HERO】デッキを使っていた事があって今の【HERO】デッキにも興味はあるけどどういう動きをするのか分からない』という方や、『もっと【HERO】デッキについて詳しく知りたい』と思う方々の参考になれば幸いです。

特に新規の《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》絡みの展開や今まで採用されていなかった《D-HERO ダークエンジェル》、《融合》複数枚構築ならではの展開も沢山載せています。

なので新規の登場や既存のものとは異なる今回の構築を見て展開方法に困っているという方には必見の内容になっていると思います。

2.【HERO】デッキとは?

【HERO】デッキというのはアニメ遊戯王の2代目主人公、遊城十代及びそのライバルのエド・フェニックスが使用しているテーマです。

また、アニメだけではなく漫画でも主人公・ライバルという立ち位置のテーマな為少なくとも2年に1回くらいのペースでアニメ・漫画・オリジナルのいずれかのHERO新規が登場します。

それ故に【HERO】というデッキタイプはかなり昔から存在していて定期的に新規を貰い強化され、度々トーナメントデッキとして姿を現しています。

2019年辺りまので【HERO】デッキというのは下級HERO+手札誘発や罠カードを用いてビートダウンを仕掛けていくデッキでした。

ただ2019年に出た新規HEROカードの存在によって【HERO】デッキは全く別の動きをするいわゆる”展開系”デッキへと変化を遂げます。

それがこちら

既存の【HERO】デッキだと《ヒーローアライブ》と召喚権でしか攻め手がなかった所に新たに強力な初動かつ手数やメインギミックで置ける妨害を手に入れる事となりました。

さらに2022年に出たこの新規により今まで安定しなかった先攻《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》という盤面がかなり簡単に並ぶようになりました。

とはいえどう足掻いてもモンスターゾーンでしか妨害を立てられない【HERO】デッキ。

サイド後は《冥王結界波》や《サンダー・ボルト》のような全体除去を撃たれると簡単に負けてしまう事が多かったです。

しかし今年の3月にまた新たなHERO新規が出ました。

そのカードがこちら

《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》の登場によって今までアクセスしにくかった《フェイバリット・コンタクト》に容易にアクセス出来るようになり、素材が重く出しづらかった《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》も以前とは比べものにならないくらい出しやすくなりました。

これまで《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を作っていた同じ展開で+《フェイバリット・コンタクト》を構えられるようになったので例え前盤面が無力化されたとしても罠の《フェイバリット・コンタクト》から最低限の妨害を残せるようになりました。

このように今の【HERO】デッキは先攻ならば《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》+《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》の2妨害で押し切り、後攻は手数でワンキルするデッキとなっています。

3.新環境予想

先月末に2023/4からのリミットレギュレーションが発表されました。

【スプライト】【冥界ティアラメンツ】に対しての大幅規制、1月の新規で強化された【ピュアリィ】に関してはノータッチという部分までは予想通りでした。

ただ《深淵の獣ルベリオン》や【神碑】のデッキパーツにまで規制の手が伸びたのは少々意外だったり、1番は3月からシェア・入賞率両方大幅に伸ばしていた【クシャトリラ】に対しても規制なしが1番驚きました。

個人的には【クシャトリラ】のデッキパーツは何かしら規制される読みで来期は環境にいないものだと思っていました。

何を隠そう【HERO】は【クシャトリラ】に対して相性が絶望的に悪く、来期【クシャトリラ】が存在しない環境であれば【HERO】で勝てると思っていた僕は【クシャトリラ】ノータッチの事実に頭を抱えました。

正直今期は【HERO】デッキを諦めようかとも思いましたが【クシャトリラ】の対抗するべく新たな構築を考えていたら今回優勝構築案が降ってきてそれを実際に試してみると想像以上に感触が良く、それ以上に使っていて凄く楽しかったのでとりあえず無理だと感じるまでは今回の構築の方向性で頑張ってみるという決断に至りました。

4.構築基盤

個人的なメタゲームとしては【クシャトリラ】【ピュアリィ】が二大トップシェアになる予想で【ピュアリィ】相手は《M・HERO ダーク・ロウ》+αで十分勝ちの目がありますが【クシャトリラ】相手は《M・HERO ダーク・ロウ》が全く刺さらないので別のプランが必要だと思いました。

【クシャトリラ】相手に有効でありメインから入れても違和感がないもの考えた結果まず最初に浮かんだのはこのカードです。

このカードを相手の場に出せば生きる《王宮の勅命》かつ【クシャトリラ】モンスターの特殊召喚を封じれるので《D-HERO ダークエンジェル》をリンク素材に使われない限りは基本的に勝ちとなり先攻での勝率が格段に上がります。

ただ毎回《D-HERO ダークエンジェル》を出せるわけでもないのでそれ以外のプランも欲しい。

そこで考えたのが《D-HERO デストロイフェニックスガイ》+《E・HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》での2段階での除去です。

基本的に【クシャトリラ】は《クシャトリラ・フェンリル》ないし《クシャトリラ・ユニコーン》の特殊召喚+《クシャトリラ・バース》の攻めをいなせればどうにかなるので確定除去を2種類用意するのがベストだと思いました。

これにより《D-HERO ダークエンジェル》を相手の場に出した時の裏目の召喚権+《スケアクロー・クシャトリラ》を特殊召喚の合計2回モンスター出しから《D-HERO ダークエンジェル》をリンク素材にされる事へのケアにもなります。

CSでは予選の途中辺りから大体相手のデッキが分かるようになってくるので相手が【クシャトリラ】だと分かっていて、1本目に先攻を取れた時点でイージーウィンする事が可能となりました。

《D-HERO ダークエンジェル》はついでに【HERO】デッキが苦手とするサイド後の《拮抗勝負》や《冥王結界波》をケア出来るのも◎

これである程度の不安要素は解消されたもののCSはマッチ戦です。

新環境を考えた時に他にも懸念点がありました。

それは《原始生命態ニビル》、《ドロール&ロックバード》、《ディメンション・アトラクター》、《無限泡影》といったサイド後の手札誘発です。

《ディメンション・アトラクター》に関しては使えるデッキが限られているのでまだしも他のカードに関しては採用率が上がると予想していました。

マスターデュエルのように《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が生きていればまだなんとかなったんですが《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》亡き今以前より手札誘発を重く食らうようになってしまいました。

以前から

・《融合》にアクセス出来ない
・《ドロール&ロックバード》を撃たれて展開が出来ない 
・《V・HERO ファリス》への《増殖するG》が直撃

このような負け筋が多くてこれもどうにか解決出来ないかを考えた末に出てきたのが今回使用した《融合》3枚構築でした。

というのも3月に出たHERO新規の《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》が出た時に《フェイバリット・コンタクト》をサーチ、そこから《D-HERO デストロイフェニックスガイ》ないし《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》を出す事で妨害札になるので手札誘発受けがかなりいいです。

例えば《E・HERO シャドー・ミスト》+《E・HERO リキッドマン》+《融合》でのスタートの時に《融合》→チェーン1《E・HERO リキッドマン》→チェーン2《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》→チェーン3《E・HERO シャドー・ミスト》とチェーンを組めば逆処理で《E・HERO ネオス》サーチ→《フェイバリット・コンタクト》サーチ→《E・HERO リキッドマン》2ドローで《E・HERO ネオス》捨て

という動きになり、もしここに《ドロール&ロックバード》を食らっても相手は手札が1枚減り、こちらは実質タダで2ドロー+1妨害確定です。

もし《融合》に《ディメンション・アトラクター》を撃たれても《フェイバリット・コンタクト》は手札や除外からでも融合出来て、《E・HERO リキッドマン》のドロー効果も使えるので+2ドロー込みで何かしら召喚出来るHEROモンスターを引いていれば《X・HERO ヘル・デバイサー》をリンク召喚から《E・HERO ネオス》をサーチして《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》で1妨害を作れます。

《増殖するG》を撃たれてもストップ出来ますし、もし他に展開札がなくて《融合》に《増殖するG》を撃たれなかった時は《E・HERO ネオス》の代わりに《V・HERO ヴァイオン》ないし《V・HERO ファリス》をサーチして召喚すれば+αの展開も容易に可能です。

もし《V・HERO ヴァイオン》をサーチの処理後に《ドロール&ロックバード》を撃たれても《V・HERO ヴァイオン》から直接《E・HERO ネオス》を落とせばいいだけなので1妨害に変わりありません。

こういった上述した内容から分かる通り《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》の早出しは手札誘発受けがとてもいいです。

とはいえ《融合》3枚の構築をCSで使った事はなくて懐疑的ではあったので最初は既存の《V・HERO ファリス》3枚、《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》ギミック入り、《融合》2枚の構築から試しました。

ただ僕が調整した体感では《V・HERO ファリス》がコスト要求の2枚初動なので3枚消費の《融合》素引きと手札消費量的に相性が悪く感じてしまい《融合》素引きは事故札寄りの感覚でした。

《V・HERO ファリス》への手札誘発の弱さも改善出来ておらず、一応《V・HERO ファリス》スタートであれば《ドロール&ロックバード》の上から《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は出せるものの手札3枚消費での《D-HERO デストロイフェニックスガイ》はあまり強いものではないので調整での勝率はいまいち芳しくないものでした。

そこで意を決して最初に頭で考えた《融合》3枚構築について真面目に考え始めました。

《融合》を引いた時に1番リターンを得られるように素材にして強い《E・HERO シャドー・ミスト》、《E・HERO リキッドマン》を3枚ずつに。

とはいえ同名素材の被りはあまり強くないのでデッキ枚数を増やす方向で進めていく。

前期僕が【HERO】デッキを使っていた時は《ドロール&ロックバード》や《増殖するG》負けがとても多く、デッキを自分の中でギリギリ減らせる極限のラインまで削っていましたが今回は《融合》スタートが大概の手札誘発受けのなっているのでデッキを増やす事に抵抗はなかったです。

《融合》の枚数やデッキを増やした事によって対【クシャトリラ】の後攻でもデッキ除外の被害を抑えられるようになり副次的な要因ではあるものの不利対面の後攻にも多少ですが耐性が付くようになります。

こうなるとせっかく対【クシャトリラ】の後攻でデッキ除外に多少の耐性が付いても結局《クシャトリラ・アライズハート》を超えられずに負けてしまっては意味がないので《無限泡影》も3枚採用する事にしました。

前期はこの枠を《冥王結界波》や《禁じられた一滴》にしていた部分ですが高頻度で先攻の時に《E・HERO リキッドマン》のドローが絡む都合上ドローで妨害を引きたいので《冥王結界波》はなし、《禁じられた一滴》だと《クシャトリラ・アライズハート》がいる時に撃てないので色々な部分を加味した結果《無限泡影》に軍配が上がりました。

さらに《融合》を増やした恩恵は他にもあり、《X・HERO ワンダー・ドライバー》で《融合》をセットしなくて済むようになります。

《融合》を使い回さなくて済むという事は代わりに《マスク・チェンジ》を使い回せるようになるという事なので《Wake Up Your E・HERO》《E・HERO シャドー・ミスト》絡みの展開をして《マスク・チェンジ》をサーチした場合、前に《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》、後ろに《マスク・チェンジ》+《フェイバリット・コンタクト》という前後で構えれるようになって例え《冥王結界波》を撃たれた上からでもおかわり《M・HERO ダーク・ロウ》+除去の盤面を作れるようになりました。

このように様々な過程を経て出来上がったのが今回の”《フレイム・シュート》に寄せた《融合》3枚HERO”です。

5.メインデッキ解説

上述した考えから実際にCSで使用したデッキリストがこちらです。

▼《V・HERO ファリス》
▼《V・HERO インクリース》

初動枠

過去殆どの環境で3:2の割合で採用していましたが今回は両方とも1枚ずつの採用。

理由は上述した通り手札誘発受けがあまり良くなかったり、《融合》素引きとの噛み合いが良くないからです。

今までは初動兼手数として本命の《V・HERO ヴァイオン》の《融合》サーチを通す意味合いで3枚採用でしたがこの構築だとそもそも《融合》にアクセス出来ている事が多く、最初から引いていればその《融合》先で何かしらの妨害を食らったとしても《X・HERO クロスガイ》から《V・HERO ヴァイオン》をサーチしたり《X・HERO ワンダー・ドライバー》から《融合》をセットして使い回したり出来るので《融合》を素引き出来ていない時に1回起動出来れば十分と判断して1枚にしました。

《V・HERO インクリース》で素引きした時大丈夫なのか?という声も沢山聞きましたが1枚に減ってかつデッキが45枚と素引き率が以前に比べて大分落ちているのに加えてそもそもこの構築は《融合》素引きから動くパターンを考慮するとそこまで《V・HERO ファリス》絡みの展開に依存しているわけではないので《V・HERO インクリース》=負けとは全くならないです。

実際にCSでも《V・HERO インクリース》を引いた+相手に先攻で《相剣大師-セキショウ》+《フルール・ド・バロネス》+《アークネメシス・プロートス》(闇宣言)+1伏せの盤面を作られるも”《融合》素引きを絡めたメインギミックのみ”で返しに後攻ワンキルした試合もありました。

確かに既存の構築だと《V・HERO ファリス》+《V・HERO ヴァイオン》召喚のどちらかを通して《融合》にアクセスしないと厳しい試合になるので絶対に《V・HERO ファリス》の効果を起動したくて僕も《V・HERO インクリース》は2枚必要だと思っていますがこの構築なら1枚でも大丈夫ですという話です。

▼《V・HERO ヴァイオン》×3枚

初動枠

以前までは2枚採用でしたが《V・HERO ヴァイオン》+手札コスト1枚で相手ターン《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》+2ドロー1捨て(展開パターン後述参照)までいけるようになったので初動としての評価が上がり3枚に増やしました。

《融合》サーチ効果は名称ターン1ではなく、実はこれはかなり大事な部分です。

展開する時はしっかり《V・HERO ヴァイオン》を2回使う可能性を頭に入れておきましょう。

▼《D-HERO ディアボリックガイ》×2枚

最優先で墓地に落とすカード。

1ゲームで3~4回くらい墓地、除外、デッキの中をいったりきたりします。

▼《D-HERO ディナイアルガイ》

《D-HERO ディアボリックガイ》を《E・HERO ネオス》並に過労死させる要因のカード。

基本的にデッキトップに置く効果は《D-HERO ディアボリックガイ》を除外からデッキに戻す為に使いますが極稀に《墓穴の指名者》で飛ばされた《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を戻す時があります。

蘇生効果はデュエル中1回ですがデッキトップに置く効果はターン1なので《X・HERO クロスガイ》や《E・HERO リキッドマン》で蘇生して使い回す事も多いです。

▼《D-HERO ダークエンジェル》

主に対【クシャトリラ】【神碑】で出します。

それ以外の相手にも余裕があったら出してサイド後の《冥王結界波》《拮抗勝負》のケアとして使います。

【ピュアリィ】相手も出しますが8割くらいの構築にリンク1入っているのでこのカードでイージーウィンはあまり望めません。

▼《E・HERO エアーマン》×2枚

初動枠

基本的に《V・HERO ファリス》をサーチしてそこから《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》+《HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン》の盤面を目指します。

3枚ではないのでは召喚被りの都合上被りが強くないからです。

ただ《ヒーローアライブ》から《E・HERO エアーマン》→《E・HERO エアーマン》で伏せを割ったり【罠ビ系】相手に対して展開用+相手ターンに《Wake Up Your E・HERO》から出して伏せを割ったり返しにサーチから出したりするので2枚は必要だと思っています。

また、【クシャトリラ】【ふわんだりぃず】のような《M・HERO ダーク・ロウ》が刺さらない対面では《Wake Up Your E・HERO》から《E・HERO エアーマン》2枚目を出して《D-HERO ダークエンジェル》をサーチするのにも使用します。

▼《E・HERO シャドー・ミスト》×2枚

CSの直前までは3枚入っていました。

ただいつ融合素材にしても強い《E・HERO リキッドマン》に比べて《E・HERO シャドー・ミスト》は《M・HERO ダーク・ロウ》が刺さる対面で素材にしてもあまり強くはない事もあってギリギリで《三戦の才》に変えました。

ロングゲームを意識するのであれば3枚に戻すのもありです。

▼《E・HERO リキッドマン》×3枚

恐らく構築を見た時に1番驚かれるのはここだと思います。

僕が知る限りこのカードを3枚採用した【HERO】デッキでCSの上位入賞を見た事がないからです。

3枚なのはシンプルに《融合》素材にした時に1番強く、初手に引きたいからです。

上述したように《融合》から《E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート》した時に1番素材に使いたいカードなので妥協なしで3枚採用にしています。

色々なパワーカードに隠れていますがただ融合素材にするだけでデッキから2枚引けて、《E・HERO サンライザー》→《ミラクル・フュージョン》の流れから次のターンも墓地除外で追加2ドローという動きは大分ヤっています。

既存の構築だと1枚採用がデフォルトなのであまりないシチュエーションですがこのカードが複数枚入っている事により先攻で融合素材にした場合でも《E・HERO シャドー・ミスト》から2枚目をサーチして返しに蘇生効果から《D-HERO ディナイアルガイ》を蘇生してリンクを伸ばしたり《E・HERO エアーマン》を2枚使った後でも伏せ破壊効果を使えたり《E・HERO シャドー・ミスト》→《E・HERO リキッドマン》→《E・HERO シャドー・ミスト》のループが出来たりと器用に立ち回る事が出来ます。

《E・HERO シャドー・ミスト》を蘇生すれば《マスク・チェンジ》、《V・HERO ヴァイオン》を蘇生すれば《融合》にアクセス出来るので返しに使いたい方を蘇生してもし蘇生を阻止されたとしても代わりに《X・HERO ワンダー・ドライバー》からセットして使ったりと先攻2ターン目以降でも多段階的な攻めが可能となります。

▼《E・HERO オネスティ・ネオス》

フリーチェーンでHEROモンスターの攻撃力を上げて《原始生命態ニビル》ケアしたりメインフェイズ中に使ってバトルフェイズに入らずに《フルール・ド・バロネス》の無効効果を使わせたりするのに使います。

実は調整段階では事故軽減の為にこのカードを抜くないしサイドに落とす事も考えていました。

ただ《D-HERO Bloo-D》を抜いている都合上サイドチェンジ後の後攻で《E・HERO ネオス》を抜いている時に《フュージョン・デステニー》の融合素材が足らなくなったり《X・HERO ドレッドバスター》が入っていないこの構築だと《X・HERO クロスガイ》で《E・HERO オネスティ・ネオス》サーチの選択肢がないとメインギミックで《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を処理出来るのが《E・HERO アブソルートZero》くらいになってしまうので最終的には対応力を考慮して採用したままにしました。

▼《E・HERO ネオス》

融合素材です。

《X・HERO ヘル・デバイサー》からよくサーチします。

融合素材以上に特別な役割はないですがもしかしたら《無限泡影》+《オルターガイスト・マルチフェイカー》の動きをケアするような通常モンスターという事を活かして通常召喚する時が…?

▼《灰流うらら》×3枚
▼《増殖するG》×3枚
▼《無限泡影》×3枚

《灰流うらら》は妨害兼《増殖するG》を止める為で《増殖するG》は通った時に1番リターンが大きく、《無限泡影》は上述した理由から採用。

初手に引きたいカードなので最大枚数入れてます。

▼《フュージョン・デステニー》
▼《ヒーローアライブ》×3枚
▼《増援》
▼《おろかな埋葬》

初動枠

《E-エマージェンシーコール》が採用なしで《増援》はありなのは《V・HERO ヴァイオン》をサーチ出来るかどうかが大きな違いです。

《おろかな埋葬》の採用は悩みましたが《E・HERO リキッドマン》《三戦の才》のドローから繋がる展開札であり、後攻の時は《E・HERO シャドー・ミスト》落としから召喚権を使わず《V・HERO ファリス》にアクセス出来るカードなので続投しています。

▼《融合》×3枚

今回のコンセプトカード

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75,222字 / 70画像

¥ 500

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