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「ごはん食べた?」が挨拶代わり。台湾生活の今を現地からお届け!

こんにちは。熊本在住のYukiです。

「人と人をつなぐ」をテーマに、イベントユニットRedDotで活動しています。

毎月第2金曜日、熊本シティFMさんの番組「Windy(パーソナリティ:風戸 南陽子さん)」内で、インタビューコーナーを担当させていただいています。

なかなか人と直接会うことが難しい状況の今、このコーナーを通して新たな出会いを楽しんでいただければという想いで始まり、毎月素敵なゲストにお話を伺っています。

11回目のインタビューは台湾から!
ゲストは、台湾在住の山崎 充香子(やまさき みかこ)さんです🇹🇼

山崎さんは熊本出身、台湾在住歴8年。台湾人のご主人と2歳になる息子くんの3人で、台北に暮らしています。なかなか海外に行けなくなってしまった今、台湾の今ってどうなってるの?とリモートインタビューしました!

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ランタン飛ばしに十份に連れていってもらったときの1枚。みんなで金運・仕事運・健康運・恋愛運・家族運と盛りだくさんにお願いしました!

台湾生活の今ってどうですか?

(※インタビューは2021年11月初旬の情報です。)

山崎さん:「外出するときのマスク着用はマスト!子どもは2歳になるけど、子どももマスク着用が必須です。ショッピングモールやスーパーでは、入口にあるQRコードで名前や住所を登録しないと中に入れません。もしそこで感染者が発生したときに、すぐに追跡ができるように徹底してますね。」

Yuki(以下Y):「台湾は昨年マスクが世界中で入手困難になった時期、店舗毎のマスク在庫が一目でわかるアプリが政府主導で開発されるなど、ITを駆使した対策を行っていますよね!日本でもよく報道されていて知りました。」

山崎さん「2021年の4月頃がロックダウン一歩手前の警戒レベルで、そのときはIDカード(日本のマイナンバーカードに当たるもの)の下1桁が偶数か奇数かで、市場に入れる日が決まってたよ。例えば『IDの下1桁が偶数の人は月・水・金のみOK』みたいにね。だから、親子で出かけても子どもだけ入口で止められて『子どもだけ外に残して入れるわけないでしょ!』みたいなことがニュースになってたりした 笑」

Y「徹底してますね〜台湾では今、国内旅行に行く人が増えているとか。」

山崎さん「そうだね。日本で言う『Go Toトラベル』『Go To Eat』みたいなキャンペーンもやってて、これまたIDカードのナンバーで抽選発表があったよ。私はこの前、8000円相当の旅行クーポンが当たったんだ♪」

Y「おめでとうございます!!👏そういえば台北はコンビニやお店のレシートが抽選券になったりしますよね。当選者は買った金額の一部がキャッシュバックされるのを思い出しました。抽選ってわくわくしますね♪」

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台北101と昔ながらの建物と新旧が交わる台北の日常風景。その姿をカメラにおさめようとする人が集う、話題の台北映えスポット。

台湾での子育て事情あれこれ

Y「山崎さんは、台湾人のご主人と2歳になるお子さんと暮らしてるんですよね。台湾での子育てについて聞いてみたいです!」

山崎さん「息子が2歳になって幼稚園に通い始めたんだけど、台湾も日本と同じように幼稚園にも公立と私立があって、公立は入園の競争率がめちゃめちゃ高い!私立はそれぞれ独自のカリキュラムを打ち出してて、特色が分かれるよね。もちろん学費も差が激しい。中国語で“貴族幼稚園“って呼ばれる高級幼稚園もあるよ。学費は月10万円以上とか・・・」

Y「高っ!!」

山崎さん台湾は給料に対しての家賃や保育費が高いんだよね・・・就職や進学を機にすぐ一人暮らしを始める、っていう人は日本より少ないかな。経済的な理由で、子どもを幼稚園に通わせないで、祖父母に面倒見てもらうって家庭もあるみたい。最近では、5〜6歳の子どもは幼稚園に通わせるように政府が補助を出したりしてるね。逆にベビーシッター&家庭教師で独自に教育してるから、幼稚園には行かせません、って方針の“貴族”もいるよ〜」

Y「差が激しい・・・でも選択肢がいろいろある、とも言えますね。ちなみに山崎さんのご家庭は?」

山崎さん「うちの場合は、公立幼稚園の抽選に落ちちゃってね・・・(泣)今は私立の幼稚園に通わせてるよ。そこは私立の中でも庶民派の幼稚園なんだけど、日本の小学校みたいに毎日の時間割が決まってるよ。そして教科書があるから、その日学習したところに毎日“見ました”チェックをつけてます。」

Y「へ〜!2歳にしてすでに教科書があるんですね。。。」

山崎さん「あとは、選択式の授業で“積み木の授業“ってのがあって、手先を使うことで創造力を養ったり、達成感を味わわせることが目的みたい。積み木の他には、英語、音楽、体育の授業があるんだけど、外部から専門の講師を招いて授業があってるよ。」

Y「2歳にしてすでに英才教育が始まってる感じ・・・」

山崎さん「特に台北は共働きの家庭が多いから、お勉強含め、幼稚園でしっかり面倒を見てもらえて助かってるよ〜うちの園だと、朝7時20分から遅くは夜7時まで預かってくれるから、子どもを迎えに行く人も時間もさまざま。だからママ友ってできにくいけど・・・笑 近所に祖父母が住んでる家庭は、じいじやばあばが孫のお迎えに行って、そのまま家で夕ご飯食べてるところに、ママが仕事終わりに迎えに来る、っていうこともあるみたい。」

「ごはん食べた?」が挨拶代わり

Y「台湾は、特に食事の時間を大切にするんですよね」

山崎さん「うん、家族で食卓を囲む時間は特に大切にしているね。『ご飯食べた?』が挨拶代わりのこともあって、公園で子どもを遊ばせてると、おばあちゃんから『ご飯はもう食べたの?』って話しかけられたり。台湾って子どもに優しい人が多いかな。社会みんなで子どもを育てるって意識があると思う。私は普段、在宅で仕事をしてるから、なかなか“ママ友“と出会う機会が少ないんだけど、不思議と寂しさを感じないのは、台湾のこの雰囲気のおかげなのかなと思うよ。」

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食卓を囲んで今日あったできごとをワイワイしゃべりながらのご飯は万国共通の楽しい時間。こちらは珍しいヘチマの小籠包の名店。あ〜食べに行きたい。。。

Y「中華圏の人たちって家族の結びつきが強いですよね。私がシンガポールに住んでいたときに、毎週日曜日は家族や親戚と集まって飲茶を食べるのが習慣っていう人も多かったです。」

山崎さん「私の場合、主人の実家が台北から離れてるから、そうでもないんだけど、周りの話を聞いてると親戚の集まりは多いね。台北も日本と同じく核家族で住んでる人も多いんだけど、祖父母が近くに住んでる人も多いからよく集まる習慣があるよね。」

台湾で感じる日台”香り”事情

Y「台湾人のご主人と暮らしていて、印象に残ってるエピソードはありますか?」

山崎さん「台北で日本人とすれ違ったときに、主人が『今の人日本人だね』って言うから『なんで?』って聞いたら、『柔軟剤のにおいがした』って言ってて 笑 日本に一時帰国したときも、彼の日本での印象は『柔軟剤の香り』って 笑 私の知らない日本を教えてもらって、日本を再発見しています 笑 」

Y「あはは!ちょっとわかるかも。すれ違ったときの香りですね。」

山崎さん海外は香水をつける文化だけど、日本は洋服に香りをつける文化だよね。平安時代、好みのお香を焚いた着物をまとって、自分を印象づける、みたいなカルチャーからきてるのかな。あと日本だと「ランチにニンニクはちょっと・・・」って食後の口臭とかを気にするけど、台湾の人は昼夜関係なく生のニンニクもガンガン食べるね 笑 もちろん食文化の違いもあるけど、においには無関心・・・というかとっても寛容かも 笑」

Y「あ〜台湾屋台の臭豆腐のにおいを思い出しました!香りで違う国に来たー!って感じる経験、私もあります!台湾早く行きたいなー」

山崎さん「海外渡航が解禁になったら、ぜひ遊びに来てねー!」

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