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元旅行会社社員が書く日本再発見カルチャーマガジン。 含まれる成分「レトロ 街歩き 音楽 小説 旅 建築 博物館 美術館 SF ジャンクション 廃墟 遊園地 ディープな飲み屋 純喫茶」フォローしていただけると、嬉しくて画面の向こうで踊ってます。

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恐怖の遊園地① 妙高サンシャインランド

新潟県は妙高市。 山奥には不釣り合いな 観覧車があるという噂を聞きつけてやってきた。 24種のアトラクションがあり、大人から小さなお子様まで楽しめる遊園地です。大観覧車やバルーンタワーから見わたす眺望は絶景です。また併設の妙高サンシャインホテルの宿泊パックもあり、ご家族皆様でゆっくりのんびりお過ごしいただけ温泉大浴場からの眺めも大好評。 上越観光NAVIより これか・・・!! 早速中へ入ってみる オリジナルキャラクター(生身)が登場!ワクワクに胸膨らませ、入

    • 自分探しの旅とはいうけれど・・・

      古今東西言われてきた、「自分探しの旅」 映画「スタンドバイミー」のようなノスタルジックな響きと、「意識高い系」が多用していそうなうさんくさい響きが混在している。 この正体について考えてみたい。 偉そうな猫「自分なんてどこにもいないのさ」 自分探しの旅とは何かこれは持論だが、そもそも旅先に、「自分」というものは存在しない。 スフィンクスの流線型やニューヨークの摩天楼に自分を見出す人がいるかもしれないが、それは旅が与えてくれるものではなく、自分が見出すものだ。 正確に

      • 元社員寄稿「コロナウイルス後、旅行会社はどこへ向かうのか?」(5000文字)

        旅行会社が今、窮地に立たされている。 ①HISは売上高1250億円下振れ、新型コロナ長期化覚悟の観光業 ②「KNTーCTホールディングス」最終赤字に転落の見通し ③旅行会社(株)HANATOUR JAPAN 「新型コロナ」の影響で希望退職を募集 ④広島の愛トラベル、自己破産を申請 コロナ騒動が始まってわずか数ヶ月でこれだけのニュースが飛び込んできた。 さらにはコロナ関係なく、打ち手を探している赤い会社 「赤字151億円」JTBのかなり深刻な内情…旅行代理店、もはや“売

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        • YUI解体新書 AIを用いたアルバム分析

          YUIとともに大人になった全ての人へ このnoteはYUIを愛する筆者が最初で最後に記すYUIの全史である。 これまでYUIの全史をインタビューを通じて振り返ってきた。 が、それだけでは何か物足りない。 当時のインタビューだけなら自分でググればいいだけのことだ。 そこで今号ではYUIのアルバム全歌詞をAIを用いて本格的に分析していきたいと思う。 使うツール↓ AI(テキストマイニングツール)には下記のような強みがある。 ❶ 全体像を把握する: 大量の文章があった

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          今さらながらYUIを語りたい② 本当の自分と社会の中で作られた自分

          YUIとともに大人になった全ての人へ このnoteはYUIを愛する筆者が最初で最後に記すYUIの全史である。 徐々に大人になるYUI。売れるとはどういうことなのか? 前回まで↓ CAN'T BUY MY LOVE発売まで、YUIは文字通り一気にスターダムを駆け上がる。 ファーストアルバム後初めてのシングル「Rolling star」にはアニメBLEACHのタイアップが付き、10代若者の認知を獲得。 そして次作「CHE.R.RY」において着うたフル75万ダウンロードを

          今さらながらYUIを語りたい② 本当の自分と社会の中で作られた自分

          今さらながらYUIを語りたい ① 伝説の歯磨き粉オーディション

          YUIとともに大人になった全ての人へ このnoteはYUIを愛する筆者が最初で最後に記すYUIの全史である。 YUIにとって音楽とは? YUI「ないと生きていけないもの」 そう語るYUIがデビューからファーストアルバム「FROM ME TO YOU」をリリースするまで、どのような経緯をたどったのか。 今回はそれを当時のインタビュー、AIによる歌詞分析を通して振り返る。 1、伝説の歯磨き粉オーディションYUIは福岡県生まれ、とんこつラーメンを愛する生粋の福岡っ子だ。 詩を

          今さらながらYUIを語りたい ① 伝説の歯磨き粉オーディション

          今さらながらYUIを語りたい

          YUIとともに大人になった全ての人へ このnoteはYUIを愛する筆者が最初で最後に記すYUIの全史である。 序YUI。 福岡県出身。 日本の女性シンガーソングライター。2004年から2012年まではYUIとしてソロとして活動し、2013年からはロックバンド・FLOWER FLOWERのボーカリスト兼ギタリスト、yuiとして活動している。 Wikipediaより シンガーソングライターYUI。 一般的には成功したアーティストとして扱われるYUI。 レーベルの争奪

          今さらながらYUIを語りたい

          散歩したくなる音楽紹介「MONO NO AWARE」

          1、もののあはれ 意味:哀感を漂う美しさ。平安期特有の美的センス例えば:月が美しいのに、あたりはしんと静まり返っている こんな情景のことだろうか。 ともあれ 相反する感情や状況が交わる時、人は得も言えぬ感傷が心に起こる。 現代風にいえば悲しいことを歌っているのに、 明るい曲調の曲だろうか? 私自身そういった歌が好きだ。 never young beach『お別れの歌』『なんかさ』 アジカンのゴッチのソロ曲『LOST』 こういった心の感傷や想いを「もののあはれ」と呼称

          散歩したくなる音楽紹介「MONO NO AWARE」

          詩人ってどこにいったの?

          1、詩人ってなに?詩人を見なくなって久しい。 昔には詩人と呼ばれる人が確かに目に見える形で多くいた。 中原中也、茨城のり子、谷川俊太郎、吉本隆明 そもそも詩人とは何か? 詩人(しじん)とは、詩を書き、それを発表する者。また、そのことを職業にしている者。後者でも詩作だけで生活している人はほとんどおらず、多くの場合、評論、随筆、翻訳、小説、音楽、絵画、演劇、漫画、歌の作詞など他の分野の創作活動を並行して行っていたり、あるいは(文学と縁遠い)他の職業を持っている。 たとえば高

          詩人ってどこにいったの?

          超短編SF小説「リアルダッチワイフ」

          ご注文の品をお届けにあがりました。 「やっとか!!」 D氏は感嘆した。 窓を開けると、そこには輸送用ドローンが 大きな荷物を抱えている。 「この時を私はどれだけ待ち望んだことか。。。」 受け取りの認証をすませると、箱から出て来たのはとても美しい女性だった。 遺伝子編集技術CRISPR(クリスパー)の登場は私たちの生活を大きく変えた。 これまで遺伝子組み替えの技術は存在したが、加えて遺伝子の編集を可能にした夢のような技術である。 医学的には 将来、

          超短編SF小説「リアルダッチワイフ」

          真夜中に高速道路を走りながら考えたこと

          これは新潟から都心方面へ帰省する男の物語である。 私は真夜中の地方都市を車で駆け抜けていた。 ここは新潟県魚沼市。 時刻は午前零時を回っていた。 街中には人っ子ひとり見えず、 車すら一台も走っていない。 だが、男は暗闇を照らす一筋の光を発見した。 コンビニだ。 田んぼが一面に広がる日本一の米どころ魚沼の真夜中にあってもなお元気に営業中である。 私は心がホッとするのを感じる。 3.11の際はコンビニがいち早く営業を再開し、話題となった。 コンビニは地方の命綱

          真夜中に高速道路を走りながら考えたこと

          新潟に移住してわかったこと

          地方(県庁所在地でない第二の都市レベル)(新幹線停車駅あり)(東日本)にIターン移住して1年と半年が経った。 頭を整理する意味合いも込めて現状を羅列する。 (主観たっぷりの文章なので、ご了承ください)(私の移住した場所で見聞きしたことです) 条件:大手日系旅行会社の地方配属    新幹線停車駅、県内第二の中堅都市、市内人口30万人前後    雪国    車社会    車無保有 ①地元民最強→少し歩けば知り合いにぶつかる地元民たち。 会話例 「この前、バーデンバーデンい

          新潟に移住してわかったこと

          阿波踊りの本質は超参加型観光にあり

          詳述は避けるが、 2018年の阿波踊りは開催が危ぶまれていた。 阿波踊りまつりの利権を巡って、 観光協会vs徳島市長&徳島新聞の対立が表面化したことに端を発し、争いが続いている。これまで観光協会に4億もの赤字があったが、補助金でなんとか運営していた。だが、徳島市との対立表面化により徳島市から観光協会への補助金が断たれた。これにより観光協会は破産。一時は阿波踊りの開催が危ぶまれたが、徳島市が改善に乗り出し 4つの有料観覧席に有名連(踊りの上手い人たち)を分散し、 有名連を各場

          阿波踊りの本質は超参加型観光にあり

          超短編SF小説 「夢初夜」

          これは昨夜見た夢の話である。 私は意味もなく、ある山を登っていた。 富士山の頂上付近のようなはげ山である。 なぜか隣には女の子がいた。 普通の山なら良かったが、 なぜか岩が上から降ってくるのだった。 岩は 一箇所から一定のスピードで降り注いでいた。 なぜこんな山を登っているのかとんと検討はつかない。 途中女の子が歩けなくなり、背負って登る。 岩石が脇をかすめる。 絶対危険だと分かっているのに、山に登る。 自分の意思とは関係無しに。 使命感?だろうか? 突き動かすも

          超短編SF小説 「夢初夜」

          平成最後のフジロック

          2018年7月。平成最後の夏。 20周年を迎えたこのイベントの3日目に参加してきた。 数多くの偉大な人々と言葉によって叙述されてきたこのイベントを改めて自分の言葉で書き残したいと思う。 世界一クリーンなフェスと称されるフジロック。 大自然との闘い・共存を思わせる苗場の自然環境という他では真似できないライブ環境。 フジロッカーと呼ばれる根強いファンを生み出す独特の雰囲気。 だが、何と言っても 野っ原一面に広がるテントはこのフェスの象徴だ。 ロックフェスの走りと

          平成最後のフジロック

          日本の車窓から(鉄道おすすめ車窓)②(関東編)

          一言で言えば故郷江ノ島電鉄線(鎌倉駅〜江ノ島駅) 日中 全季 言わずもがな。殿堂入り。 鎌倉市街地を駆け抜け 長谷から極楽寺の切り通しを抜けたと思ったら一気に海沿いへ。 鎌倉高校前駅から望む江ノ島はハッとなにかを思い起こさせてくれる。 そこに住んだことないのになぜか郷愁を感じさせられる。 物語に入り込んだようなワクワク感がそこにある。 腰越からは民家スレスレを電車が行く!このドキドキ感も一見の価値あり。 絶佳アトラクション湘南モノレール 全線 夜 全季 日本でも珍しい懸

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