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アルゼンチン共和国杯本命馬情報

【オーソリティ】
父オルフェーヴル。母ロザリンド。母の父シンボリクリスエス。
2歳新馬(函館芝1800m)、芙蓉S(OP・中山芝2000m)を2連勝して、小回り巧者と思われましたが、前走の青葉賞(東京芝2400m)を勝利して、広く直線の長いコースにも対応できました。18頭のフルゲート青葉賞を5番手の好位で先行、直線は外へ出されてスパート、内の馬を交わして先頭に立つとそのまま押し切って優勝しました。2400mを折り合って脚をため、鋭い末脚を使うことができたことは大きな収穫でした。父オルフェーヴル×母の父シンボリクリスエスの血統配合でHailtoReasonのインブリード6.25%、5×5。サンデーサイレンスのインブリード、8.75%、3×4で強力な瞬発力を受け継いでいる血統配合です。2代母シーザリオは日米オークスを制覇した名牝馬で、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの3頭のG1馬をだし、エピファネイアは無敗の3冠牝馬デアリングタクトの父でもあります。その優秀な牝系のスタミナ、パワータイプのオルフェーヴルが配合され、長距離レース適性が高められた血統です。ただし骨折休養明けで古馬相手の2500mなので、アルゼンチン共和国杯は、様子を見ながらのレースになる可能性が高いのではないかと思われます。
【ユーキャンスマイル】
父キングカメハメハ。母ムードインディゴ。母の父ダンスインザダーク。
ダイヤモンドS(G3・東京芝3400m)、新潟記念(G3・新潟芝2000m)、阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)の重賞で3勝を挙げているスタミナ豊富な実力馬です。ユーキャンスマイルが長距離レースに強い要因として、折り合って脚をためることができることと、気性の穏やかさと操縦性が高いことが挙げられます。そのため3000mを超えるレースでも33秒台の末脚を使えます。コース適性については、東京芝コースは3戦1勝ですが、ジャパンカップ5着、天皇賞(秋)4着と一線級馬相手に掲示板を確保しています。特に天皇賞(秋)で見せたメンバー中最速上がり33秒7の瞬発力は一級品です。母の父ダンスインザダークから無類のスタミナ、父キングマンボ系から直線の長い東京芝コースへの適応力を受け継いでいる血統です。東京芝2500mの長距離適性が高く、折り合いに懸念なく33秒台の末脚が使えることから、アルゼンチン共和国杯では、勝ち負けになることが推測されます。
【メイショウテンゲン】
父ディープインパクト。母メイショウベルーガ。母の父フレンチデピュティ。
2019年弥生賞(G2・中山芝2000m)を優勝。今年はダイヤモンドS(G3・東京芝3400m)2着、阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)3着、古馬になって長距離レースへの適性が高くなってきています。前走の宝塚記念(G1・阪神芝2200m)は、出遅れて後方16番手からの競馬になりましたが、4コーナー14番手から追い込んで5着に入線しました。雨が降り、先行馬に有利な時計の掛かる馬場の稍重にもかかわらず37秒7の脚で追い込んだ能力は高く評価できます。G1宝塚記念で善戦した実力からG2アルゼンチン共和国杯のメンバー相手なら実力は間違いなく上位で、勝ち負けは必至です。
【アイスバブル】
父ディープインパクト。母ウィンターコスモス。母の父キングカメハメハ。
昨年のアルゼンチン共和国杯(G2・東京芝2500m)は11着に敗れていますが、同じ舞台の2019年目黒記念(G2・東京芝2500m)B.アヴドゥラ騎乗は昨年と今年はD.レーン騎手騎乗で、2年連続で2着に入線しています。外国人騎手の手腕による好走の可能性も考えられます。今回は横山武史騎手騎乗がどうかになります。東京芝2500mへのコース適性は高く、好走できる実力は間違いなくあります。
【サトノルークス】
父ディープインパクト。母リッスン。母の父Sadler'sWells。
2017年のセレクトセールにて2億9,160万円で落札された期待の大きい良血馬です。全姉にローズSを優勝したタッチングスピーチがいます。2019年の菊花賞とセントライト記念を2着したスタミナ豊富な実力馬です。鳴尾記念(G3・阪神芝2000m)8着、小倉記念(G3・小倉芝2000m)11着と中距離で完敗しています。しかし、長距離レースへの適性が高いスタミナ馬、芝2500mへの距離延長で大きな変わり身を見せてくる可能性は十分にあると思われます。https://bit.ly/2HKT2z1

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