エリザベス女王杯1

<エリザベス女王杯コース特性>(京都2200m芝右外回り)

<エリザベス女王杯コース特性>(京都2200m芝右外回り)

京都芝2200mは外回りコースを使用します。スタート地点は正面スタンド前直線の入り口付近、1~2コーナーは平坦。向正面は約500mのバックストレッチ、半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎え、4コーナーにかけて下ります。3コーナー付近にに小高い丘があるイメージです。京都競馬場外回りコースの最大の特徴である3コーナーの高低差は4.3m。坂をどう走るかが勝負の重要なポイントになります。3コーナーの下りでスピードをアップしながら直線に向かう傾向が高く、下り坂まで折り合いをつけてスタミナを温存できるかがこのコースを克服できる条件になります。その結果ラスト800mのスタミナ比べのレースになりやすい傾向があります。過去のエリザベス女王杯で年によってかなり異なる展開になっています。スローペース、ハイペース、平均ペースがほぼ同じ比率で、出走メンバーの次第で変わるようです。京都外回りのG1では逃げ馬は常に注意が必要です。4コーナーで好位から後続を断つには、相当のポテンシャルの高さが求められます。差し馬が圧倒的に馬券に絡む確率は高く、長い直線で瞬発力を発揮できる馬が勝ちやすいのがエリザベス女王杯です。追い込み、まくりの最後方からでは厳しくなります。後半長く脚を使い続けることができるスタミナとスピードの持続力が問われ、直線403mは平坦でも末脚の強襲が決まりやすく、スピードの持続力に加えて直線での末脚力も求められます。京都芝2200mは独自コース適性に適応力のある2200m巧者は人気薄でも激走する可能性があります。


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