初級者のためのハードコア製作に役立つプラグイン~ソフトシンセ編~

はじめまして、LU-Iです。

私の投稿回では、

楽曲製作って実際どういうことしているの??

具体的にどういうものを使っているの??

等々、そういった製作の裏側を知ることでDTMを知らない人もより音楽を楽しんで頂けたり、ハードコアメイカーの方々にも新たな発見があればいいなと思い、ハードコアを製作する上での私が思うお役立ち情報をピックアップしていきたいと思っています。

はじめに

今回はDAW単体で何曲か作れたぞ、そろそろ僕も有料プラグインが欲しい!けどサードパーティプラグインは多すぎてどれを買っていいかわからない…。そういう初心者を超えた初級者の方々のお役に立てれば良いなと思い私のオススメプラグインを紹介していきたいと思います。

①Serum - XferRecords

大人気ウェーブテーブルシンセサイザー「Serum」です。

分かりやすいGUIでありながら多機能でBass、Lead、Pluck、Screechまでなんでもこなす万能の偉いヤツです。

あと何といってもオマケで付いてくる「Serum FX」というSerumのエフェクトを他のトラックにも使用できるプラグインが優秀で「HYPER」という音をユニゾンさせるエフェクトで簡単に音を太くしたり、歪みエフェクト「Distortion」も使いやすいです。外部プリセットも豊富で後述の「Sylenth1」と併せて最初に購入をオススメするプラグインです。

価格は$189とちょっとお高いですが実際使ってみると満足感でお釣りがきます。


②Sylenth1 - LennarDigital

こちらも大人気のシンセ、使いやすさはナンバー1「Sylenth1」です。

音の作りやすさが抜群でソフトシンセを一番最初に買うならこちらをオススメしたいです。この音を作りたいんだけどなぁ、って時にはまずSylenth1を立ち上げてしまうくらい使いやすいです。

特に効果がわかりやすく、ここを弄ればこういう音になるんだ!というのがすぐに実感できるところはシンセ弄ってるぞ感があると思います。他のシンセにも通じますので勉強したい人に特にオススメです。

こちらも外部プリセットが豊富な上、「Sylenth1 ○○ tutorial」と検索すれば国外の方々が懇切丁寧に使い方を教えてくれます。多分一番ヒット数が多いシンセじゃないでしょうか。(調べてませんが)

価格は€139でホントたまにセール安くなったりします。


③Viper - Adam Szabo

access社の「Virus TI」というハードシンセサイザーをモデリングしたソフトシンセです。

Sawリードを作るならコレ!と決めているくらい私は実機の「Virus TI」の極太音が大好きで、必ずと言っていい程自分の楽曲に使用します。

プリセットを鳴らしていくだけでVirusの特徴的な音を実感できて、シンプルな上使いやすく、派手派手な音はハードコアに相性抜群!(と私は思ってます。) 薄く重ねるだけでリードに存在感も出ます。Acid bassで真価を発揮します。

また、エフェクトのPhaserが独特で色付けに持ってこいです。このPhaser単体は「Phazor」というプラグインで同社からフリーダウンロードできます。しかし如何せんリリースされてからあまり時間が経っていないので上の二つと比べてプリセットはあんまり出ていません。自分で頑張って音を作っていくんだ!という人にオススメです。

ちなみに実機はトップ画像の右上の白いやつなので気になる人は調べてみてください。パワーは大分違います。価格は€89です。


④Rave Generator 2 - Wavosaur &DJ CSI


90年代レイヴの音を集めたシンセ?「Rave Generator 2」です。オフィシャルページがめちゃくちゃハイテンション。

Old Schoolなハードコアでよく聴くStabやHooverを鳴らすことができます。はっきり言って画像を見たら分かる通り音は弄れません…。しかしtuneが弄れれば何も問題ありません。

聴いてもらったほうが早いと思ったのでこちらをチェックしてみてください。(声ネタはRave Generatorではありません。)

オーケストラヒットやHooverを飛び道具的に使えば一気に90年代にいけるのでオススメです。

フリーダウンロードですのでパソコンに入れておきましょう。


⑤Nexus2 - reFX

万能PCM音源「Nexus2」です。

ジャンル分けされたエキスパンションを購入することで高品質な音源を誰でもお手軽に楽曲に取り入れることが出来ます。

SerumやSylenth1などのソフトシンセとは違い、音の加工を細かく行うことはできませんが収録されたプリセットやループはどれも優秀で音作りに時間を掛けたくない方や新しくジャンルを開拓したいけどどういう音を作ればいいんだ…。という方には持ってこいだと思います。

中でも「Dance Orchestra」エキスパンションは数々のオーケストラ音源が収録されており、ヴァイオリンやピアノ等々ブレイク作成に役立つツールが集まっておりオススメです。

しかし決まった音しか出ず、わかる人には「あっ、Nexus…」となってしまいますので参考程度に持っておくと便利です。

本体価格はe-Licenser付きで$304.97、エキスパンションは基本$59.99とかなりお高いですが、クリスマスセールを毎年やっており時期によっては少しお得に買うことができます。


⑥KORG - KORG Collection/M1

KORG PCMシンセの名機「M1」のモデリングシンセです。

M1は私の中ではクラブミュージックを作る上で必需品だと思っています。良く聴く鮮やかで存在感のある「M1 Piano」ももちろん収録されており、この音源だけでも買う価値はあります。

パッドやストリングスも使えば一気にクラブミュージック感が出る逸品で個人的には大好きな音です。ハードコアに限らず役に立ちますので持っていて損はありません。

価格はM1単体で¥4,980、M1含むKORGの数々が収録された「KORG Collection」は¥24,900です。

おわりに

今回は私が良く使用するソフトシンセ6種類をご紹介致しました。他にも今年6月に進化した「MassiveX - Native Instruments」や派手な音が鳴る「Spire - Reveal Sound」等、ハードコア製作に役立つソフトシンセはまだまだ沢山ありますので、またの機会にご紹介できればいいなと思います。

お堅いブログじゃありませんので、「自分はこんなシンセを使ってるよ!」「面白いプラグインを見つけた!」などお気軽にコメント頂ければ幸いでございます。

次はエフェクトのオススメなんかを予定しております。

また、来週にはコミックマーケット96もございます。4日目 南地区 サ-28にてRe-Endz.Recordingzも出展しておりますので是非チェックしてみてください!

どうぞ、Re-Endz.Recordingzを宜しくお願い致しますっ!


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