上場にあたっての、おすすめの監査法人

上場にあたって、一番のハードルは「監査法人の選定」になります。上場までの期間、最低でも3期は、関わる存在で、かつ監査法人選定次第で上場できる/できないにも影響してきます。そもそも、監査法人は何をするのかなども含めて、上場にあたってのおすすめの監査法人をお伝えします。

■何をするのか?
上場にあたっては、会社の決算が適正である旨など、専門家からお墨付きをもらう必要があります。その役割を担うのが監査法人です。
なお、監査証明はN-1期(直前期)とN-2期(直前 々 期)の2期分必要(タイミングによっては申請期の中間決算の監査証明も必要)となります。
そこで N-3期( 直前前々期)の後半において監査法人を選任することとなります。

■具体的にはどこか?
・大手(4大監査法人)
  EY新日本有限責任監査法人
  有限責任あずさ監査法人
  有限責任監査法人トーマツ
  PwCあらた有限責任監査法人

・準大手
   太陽有限責任監査法人
   東陽監査法人
   三優監査法人
   仰星監査法人
   PwC京都監査法人

■上場実績(2018年実績)は?
  EY新日本有限責任監査法人 ・・・29社
  有限責任あずさ監査法人  ・・・25社
  有限責任監査法人トーマツ ・・・21社
  太陽有限責任監査法人   ・・・ 7社
   PwCあらた有限責任監査法人 ・・・ 3社

■上場にかかる費用は?(監査法人の費用)
 ・予備調査 100~200万円/スポット
 ・期初固め 100~200万円/スポット
 ・監査費用 800~1600万円/年間(N-1期、N-2期)
       1200~2000万円/年間(N期)
 ※現状の費用です。少し前より高騰傾向にあります。

■ぶっちゃけ、どこがいいか?
 「市場(投資家等)からの印象」「上場実績」「業界内の評判」などをもとに独断と偏見で、選びます。

 「有限責任あずさ監査法人」

 「有限責任監査法人トーマツ」

 「 太陽有限責任監査法人」   がお勧めです。

 「EY新日本有限責任監査法人」については、最大手ですが、多くの監査法人が合併してできた経緯もあり、組織が巨大で、硬直化している印象を持っています。個人的な意見ですが、東芝やオリンパスの不正事件の監査法人であったこともそういった影響もあるのではと思っています。
 「有限責任あずさ監査法人」、「有限責任監査法人トーマツ」については、大手で、やる気のある若手が担当することも多く、コミュニケーションもとりやすく、実績も申し分ないので、依頼できるのであれば、こちらの2つがお勧めです。とはいえ、なかなか監査法人が決まらないといった会社は、準大手の「 太陽有限責任監査法人」がお勧めです。

■参考

上場する時の関係者は?


#上場 #上場準備 #監査法人

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