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リフォレスター、土壌微生物の米糠リカバー。

カルスを入れる前にリカバーする

現在リフォレスターでリフォレスト(土育)中の容器は2台。
4年め突入で、針葉樹の木片と鉋屑、バーク、木粉の
分解実験中の1号器と、
不耕起だった苦瓜と葉物野菜を育てていた土をリッフォレスト中で、
有用ダニの”まるんころん”ことイレコダニが発生していいる3号器。

不思議に思われるかもしれませんが、
1号器にはまるんころんは発生していませんし、
土自体の匂いも里山の土っぽい。

稼働中のリフォレスター
土の質感が違うのがおわかりだろうか。

とはいえ、1号器もそろそろ微生物を追加しても良いので、
同時にリカバーをかけます。

今回はカルスが手に入っていて、あとで投入して構わないので
先に土の状態確認をするだけなので、米糠は少なめにしています。

リカバー分量

土:1・3号器とも、およそ18〜19L
米糠:各100g
けいふんペレット:各400g(一袋は800g)
水:各200ml〜300ml(ほんのりしっとりする程度)

米糠と鶏糞ペレットでリカバーこの量を半分づつ投入

リフォレスターでは鶏糞ペレットは肥料というより
微生物資材として捉えています。
園芸残土25Lに対し1袋800gでも特に問題はありません。
ただ、頑張って量を入れる必要もないので
今回は400gにしています。

鶏糞ペレットと米糠の割合は今回は250g:100g

材料と水を土に混ぜ込んでリカバーは完了です。
明日も気温が高いようなので、早ければ2日後には
麹の白い森が発現すると思います。
出てこなかったらカルスを投入します。

米糠リカバーをすればどうなるのか

米糠リカバーでリカバーするのは3つ。
1.微生物の復活
2.土の中の虫の死滅
3.カビ類の殺菌

です。

そう言えば、なんでそんなリカバーができるのかについて書いてなかった。
…ような気がする。

リフォレスターは仕組みと材料は単純で、
量も厳密ではないのに常に平均点の上を維持できる理由。
その秘密は人と、容器と、微生物のワンチームで土育を行うから。

この説明では…
ピンとこない人の方が多いかもしれないなぁ。

でも、どれか一つだけでどうにかなるわけじゃなくて、
はじめに役割と仕組みをシステマチックにすることで、
運用はテキトーでも回っちゃう。そういうふうに組んでいるのが
リフォレスターだったりするのよね。

よし、
麹の話もしたことだし、
次回は今日の作業を起点にして土の中で何が起こるのか
解説することにしたいと思います。



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