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ベランダに特化した土再生の仕組みのプロトタイプ。初回でいきなり記録を出す。

待ちきれずにタネをまいてしまう

「野菜くずと園芸残土を何とかする」実験。
改め「園芸残土の再生」実験にレベルアップした
後のリフォレスターのプロトタイプですが、
「微生物と園芸残土、野菜くずとたまごの殻、米ぬか」を入れて
1週間めに表面に微生物の菌糸が繁殖し、
中の状態まで確かめたくて、ついがしがしと掘り返してしまい、
2週間めに箱を開けた時には菌糸はすっかり消えてしまって
意気消沈。
ところが、土の色が黒っぽく変化し、
臭いも「土の匂い」に変化してるのを見て
なにか、とんでもなく良い土になっているような予感がします。

全体が土っぽくなっているとは言え、
まだ分解途中の野菜くずや、
園芸残土に残り、混じっていた植物片や枯葉も残っている状態。

それでも、どうしてもこの土の状態を知るために
実際に使ってみたい衝動が抑えきれず、
とりあえずベビーリーフの種を買いに走ります。

ついでに100均に寄ってフェルトを買って、
直径10㎝くらいの袋を2つ縫い上げます。

プラスチックの鉢を使わなかったのは、
土の中に微生物が生き残っていたとすれば、
通気性をよくしておく必要があると考えたからです。

ただ、目視で微生物の菌糸はほぼ見当たらないので
微生物は全滅してしまっているかもしれないけれど。

とりあえず、土っぽいところだけ選んですくって
フェルトの布鉢につめて種をパラパラ。
ベビーリーフの種も、全部は出ないだろうと考えて、
少し多めに蒔いてみました。

またも、微生物をナメていた

種まきして3日後。
早くも種が芽吹きます。
しかも、発芽した目の数が予想を超えて多い!

過去には
せめて収穫までの時間が短い
ラディッシュだけでも収穫をしてみたいと考えて
土を変えたりして何度もトライしたものの
芽吹きも悪く、うまく成長せずに何度も涙をのんだのに、
なに、この発芽率。
そして健康そうなこの新芽の張りは!

「あ〜だめだめ、落ち着いて。
 普通は芽ぐらい出るものよ。問題は順調に成長できるかどうか。」

そう、我が家のベランダデスバレーは、日照も午前中までしかないので
通常なら本葉が出るまでの間にもやしのようなひょろひょろの新芽だけが
伸びてしまい、根の付け根から萎れてくるのがお約束。

ところが、新芽は多少ひょろっとしているものの
双葉もしっかりと固く全体がピン、しゃんとして育ってゆきます。

ベビーリーフ

しかも、タネの段階で腐ってしまうものがあると思って
たくさん撒きすぎたものが
蒔いたタネはほぼ全て芽吹いているように見える
ぎゅうぎゅう詰めの密集具合。

こうなると、
毎朝ベビーリーフの成長を確かめるだけでドキドキが止まりません。

私が経験したり、調べた土再生の方法で、
2週間という短時間で何かの植物が障害もなく育つのを
見つけることはできなかったことも、ドキドキの理由の一つです。

そもそも2週間で土も再生し切っていたわけではなく、
再生途中の土の、「土らしく見えるところ」だけで
ここまで植物が育つなんて、
私の中では常識外れ、新記録!

なにせ、再生前の園芸残土ではここまで健康な植物は
一度たりとも育ってこなかったのですから。

このベビリーフは、このベランダデスバレーで初めて見る
「夢にまでみて、思い描いていた野菜の成長」
だったのです。

土に対して、どこまで野菜くずを入れられるか

ここまでのベビーリーフの成長を見て、
がぜんやる気に火がつきます。

そもそも、初回に入れた野菜くずぐらいでは、
土の栄養化という意味では全然足りないはずです。
しかも、実験箱にはアホほど微生物が入っているわけで、
しかも、もしかしたら微生物は全然死んでない。
だとすれば、餌を追加しても問題ないということではないか。

それを確認するには、とにかく野菜くずを入れてみないことには
わかりません。

3週めの土曜日。
2回めのやさいくずとたまごの殻と水を投入し、土とよく混ぜます。
野菜くずの量は土の量に対して1/3くらいにします。
これは、微生物が死滅していた場合でも、
土が水分を吸って野菜の腐臭が発生しないであろう
ギリギリのラインだと想定したことと、
もし、微生物が生きていたとしても、
野菜が発するガスのことを考えると
土に対して野菜くずの量が同量が限界で、限界より少ない量の方が安全だと
推測してのことです。

心配になって週中に箱の中を確認すると、
前回とは少し様子が違っていて、菌糸の上がりは早いけれど、
それほどびっしりという感じではありません。

しかも、土の匂いも前回よりも…..マイルド?
あれ?この匂いはもしかして….。

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