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ベランダ、サイクル・リサイクル

年間通して「ベランダ箱庭仕事」


リフォレスターで目指せるのは、
1年間通してベランダ箱庭仕事ができることにあります。

特徴としては、植物にとって1年で最も過酷な
真夏と真冬に土作り(リフォレスト)することで、
桜が咲く頃から夏までは実のなる野菜を栽培を、
鈴虫が泣く頃からは葉物野菜やラディッシュの栽培を
楽しめる、リサイクルのサイクルが可能だということです。

土の再生では1〜1.5ヶ月の間、
1週間から10日に1度野菜くずとたまごの殻を投入し、
最終投入から1ヶ月程度時々土をかき混ぜたり、
しっとりするくらいの水分を加えるのを基本とします。

再生と栽培のスパン


例えば、関東でリフォレスターを1月に始めたとして
1月〜2月中旬くらいまでは野菜くずとたまごの殻を
1週間から10日に1度投入するリフォレスト(土再生)期間とし、
2月中旬から夏野菜の苗の販売が始まるまでは
土を寝かせる期間にします。

4月から8月まではリフォレスとした土で野菜を栽培。
トマトなどは8月初旬までが収穫期で
ここ数年は8月に入る頃から気温が高くなり、
ベランダはエアコンも排気熱も加わって、
枝葉は枯れず花が咲いたとしても実になりませんので、
トマトの収穫が終わったら、
根だけ残して枝葉は燃えるゴミとして捨てます。

逆に、根は残したまま野菜くずとたまごの殻をすき込んで
8月中旬から9月中頃までリフォレスト。
10月に入って土が再生できたら
二十日大根系や葉物を12月いっぱいくらいまで栽培収穫し、
1月に入ったらまたリフォレスト。

というように、1年通た再生と栽培が楽しめます。

微生物の補充のタイミング

ベランダに特化した微生物補充のタイミングは年に1回。
真冬に入る少し前か、
遅くとも3月ぐらいまでの期間が良いようです。
状態によっては年2回でも問題はありません。

野菜くず、たまごの殻は、ちゃんと栄養

「野菜くず」と言っても、季節によって食べる野菜は変わりますよね。
冬は根菜が多く、夏は実もの、ナスやウリが多くなります。
リフォレストしてゆくと、
夏リフォレストした土と、冬にリフォレストした土では
土の香りが違うことがわかります。

季節のものはうまくできていると思うのですが、
夏野菜のくずでリフォレストした土は
葉物野菜が元気に育てち、
冬野菜でリフォレストした土はちょっと甘いというか、
深い森の香りがするだけあって、栄養価も高いらしく
実物野菜が元気に育ちます。

リフォレスターに慣れてくると、
いろんな種類の野菜くずを入れたくなるので
自然と食べる野菜の種類が増えたり、
積極的に野菜を食べようと思えてきます。

「なんか野菜を入れすぎて失敗した!」でもリカバリーもしやすい

わりとほったらかしでも土の再生ができる
リフォレスターですが、
野菜くずを入れすぎて分解が追いつかない。
なんてこともあると思います。
そんな時は、やや土色が濃くなるまで
1日1回土をかき混ぜることでほとんどの場合リカバリーできます。

私がリフォレスターを広めたい理由は、
腐臭や黒いアイツ、コバエが発生しないことはもちろんですが、
やったことの成果が比較的短時間で目にえて実感できること
そして、ほとんどの場合リカバリーがしやすく
維持管理も含めて扱いやすいという点が、
忙しい中でもほんの少し土いじりがしたい方の思いを
叶えられると考えているからです。

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