ビギナーズラック

ビギナーズラックが長続きしてしまうと大間違いしてしまう。

 当分、投稿の練習として気まぐれに書きます。ブログとのマルチポストになる場合もありますので、ご承知置きください。

 競馬に関する知識が読み聞きした事だけで、右も左も判らないビギナーが1,2年実戦を踏むと時にラックが長続きする事がある。所謂、ギャンブルトラップ。で、そこに嵌ったビギナー(歴1、2年、いや実際は5年まではビギナーに毛が生えた程度である。)は、このテキチュウが、もしあの馬券だったらなどと欲深い事を考えてみたり、俺は天才だと思ってみたりといった間違いを犯す。間違い方によっては「依存症」に陥ったり、資金の融通を画策したりと、堕ちるだけ堕ちることもある。
 そして、「競馬の借りは競馬で返してもらう」というラストステージへ到達してしまうのである。「俺は、そんな馬鹿じゃない」と思う人は、それでいい。そんな馬鹿がいるから、儲かる人間もいるのである事を知ることだ。
 しかし、競馬はロマンでは無くギャンブルである。ギャンブルで最も稼いでいるのは胴元日本中央競馬会である。控除率を考えて実戦に臨むのは当然の話だし、的中率と回収率のどちらを重視するで賭ける券種も結果も大きく変化する事も知ってる人間は知っている当然の話。
 ギャンブルで儲ける為には、自分の予想がテキチュウするレースに賭けることである。つまり、馬の能力や騎手の巧拙などの、対外的な不確定要素で行う訳ではなく重視すべきは自己分析である。「1日3レースに抑える」などと尤もらしい事を公言する者もいるが、1日中「見(ケン)」し続けることもあるのがギャンブル競馬である。
 「1日遊べたから安いもの」という価値観の方は、その価値観を突き詰めればいいし、絞っても絞っても「1日1、2レースはしてしまう」人はそうすればいい。そうなると、結果的に、話題や情報の多いメインレースや重賞レースが対象になる事もあろうが、それでは、貴方の予想の的中率はメインレースの方がいいのか?と質問しても自信を持って答える事は出来まい。
 単勝1.5倍、支持率55.2%の馬と1.4倍、支持率56.1%の馬を比較してどちらの単勝馬券、どちらの複勝馬券が美味しいか?と尋ねられたら何と答えるか?10円の差なんて考える時間が無駄だと考える人と、そうで無い人との差は大きいし、「そんな実現不能な事を・・」など嘲笑した方は、より一層、始末が悪い。別に同じレースに出走する2頭とは言っていないから当然の話。この事に限定せずに、様々な意思決定時に悪い影響を与えるのである。
 兎に角、単勝オッズが1倍台の馬というのは能力がずば抜けている証拠なので、その実績は2回に1回は勝つはずなどと思っていては競馬で勝ち続ける事は出来まい。これを株式投資で言うところのサイコロジカルライン改で説明すれば一目瞭然だが、それはまたの機会に書く予定とする。
 知った被りするのは気持ちがいいし、他人を誹謗し、自らが特別であるが如く自慢する行為は依存性があるから、知らぬ知らぬうちに、迷いの森に入り込んでしまい北の坊主のようになってしまうので注意すべきである。


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