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「日本語は美しい」留学生インタビュー! vol.3

こんにちは!今回のインタビューはベトナム出身のアン君にインタビューをしました。

アン君は北海道大学現代日本学プログラムの二年生。
「現代日本学プログラム」は、「現代日本の社会や文化に関心を持ち,十全な英語能力を持った留学生に対して基礎・教養科目を英語で実施するとともに,日本語教育を重点的に行うことにより,日本社会に対する優れた見識を有し,日本社会のみならず国際社会においても日本の真によきパートナーとして活躍するグローバル人材を養成する教育プログラム」(北海道大学ホームページより)です。
半年間の日本語学習ののち、四年間学部生として北海道大学ですごします。

札幌生活が始まってもうすぐ二年になるアン君には、日本語学習今後頑張りたいこと等について聞きました。


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-本日はありがとうございます。まず日本に来る前に、「札幌いいな」って思ったきっかけを教えてください。

「実は前に高校の交流プログラムで札幌に来たことがあるんですよ。その時は日本語はまだ全然わからなかったんですけど。その時はグループで行動していたんですが、ある日ちょっと迷ってしまって、道もわからないし電話も使えないしで大変だったんです。その時近くにいたおばあさんに英語で道を聞きました。そのおばあさんは英語が話せなかったんですけど、親切にたくさん調べてくれて、ホテルまで連れて行ってくれたんです。それに凄く感動して、「札幌の人は優しい」と良いイメージを持つようになりました。」

-よかったですね!!今回は長く札幌に住んでいますが、札幌のイメージは来る前と来た後でなにか変わりましたか?

「正直なところベトナム人にとっては東京とか大阪のほうが大きくて色々ある街というイメージだったんですが、実際に住んでみると全然色々なものがあって新しいことが学べるなあと感じました。」

「日本に来る前少しだけ日本語を勉強していたんですが、実際に使われている日本語を一番学びましたね。日本に来て六か月たってからコンビニでバイトを始めたのですが、始めたばかりの頃お客さんに『レジ袋はいりますか?』と聞いたら、お客様は『いいです。』と答えました。で私は商品をレジ袋にいれても『いい』ということだと思ってレジ袋を使おうとしたんですがお客様は『いいです。』と言ってそのままレジ袋を使わずに行ってしましました。」

「ベトナムでは『いい』は ~しても『いい』 と言いたいときに使われると勉強したので、最初は意味がわからずびっくりしました。でも今はこの日本語の『あいまいさ』がすごく好きで、日本語は美しい言語だなあと感じています。」

-きっと日々の生活から日本語を吸収しようとしているから、二年間でここまで日本語が上達したんですね..!

-あと大学生活は二年半残っていますが、どんなことを頑張りたいですか?

「まずは日本語能力を上げたいです。あとは日本と世界の国々の人との交流イベントとか、日本の文化を札幌にいる外国人に紹介できるようなイベントとか開きたいです。例えば今は日本人とベトナム人の交流会がもう行われていますので、そういうイベントをもっと自分でやりたいです。ベトナムに限らず、色んな国々の人が集まって交流できるような場所にできたらいいですね。」

-もしイベント開いたら、絶対に参加しますね。

-最後変な質問で申し訳ないんですけど(笑)、札幌に来てよかったですか?

「本当によかったです。色々新しい経験ができているし、人々も優しいし。文句ないです!..まあ文句ないとは言えないんですけど(笑)、学校は結構つらいし..。」

「それでもやっぱり、札幌という街は好きです。」


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今回はベトナム出身のアン君にインタビューをしました。

日々の生活をすべて学びに変えようする姿勢が、彼の学習の速さの理由であるように感じました。きっと北海道大学を卒業するころには更に日本語がうまくなっているでしょう..。

いかがでしたでしょうか。今後も留学生インタビューは随時掲載していくのでご期待ください!