【インタビュー】odol 新曲「four eyes」とフジロックへの意気込みを語る

※これまでこちらでやってきた音楽ブログをnoteに移そうかと考えています。

6人組のロックバンド、odolが7/25に新曲「four eyes」をリリースします。

フィジカルはタワレコのみで枚数限定販売、表題曲のみ配信でも聴けます。

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odolの楽曲の作詞を手掛けるボーカルのミゾベリョウさんと作曲を手掛ける鍵盤の森山公稀さんとは、2015年のアルバム『odol』のリリース以来たびたびお話させてもらっています。

もともとはいわゆるシューゲイザー的なギターサウンドを前面に押し出した佇まいだった彼らは、今ではジャンルにとらわれずに美しい音楽を追求するバンドへと形を変えてきました。ダンスミュージックの意匠を大胆に導入した新曲「four eyes」も、バンドとしての更なる新境地を開拓しています。

「four eyes」、および最近リリースされた「時間と距離と僕らの旅」「大人になって」、そしてバンドの今のコンディションについて聞かせていただいたインタビューを8月にアップ予定なんですが、ここで少しその内容を先んじて公開。まずは新曲「four eyes」について。

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---「four eyes」はodolとしてはかなり大胆に振り切った楽曲だなという印象を受けました。バンド的には「新しい方向を示した」という感じなのか、それともこれまでの楽曲で音楽性を拡張してきたことの延長上にあるものなのか…

森山 それで言うと後者ですね。odolがこういう方向のバンドとして定着するというわけではないし、かといって今後もうこういうことをやらないというわけでもない。あくまでもひとつのチャレンジとしてやってみた感じです。

---なるほど。ダンスミュージック的なアプローチを採用したのには何か理由があるんでしょうか。

森山 「four eyes」は具体的なエピソードに基づいて作りました。先日マネージャーが、僕とドラムの垣守(翔真)、あとベースの(Shaikh )Sofianを渋谷のクラブに連れていってくれたんですけど、その日が結構コアなイベントだったみたいで、「本当のクラブ好きしかいない」という感じの空気だったんですよね。バスドラが爆音で鳴り響いてる中でほんとにみんな踊り狂っていてすごい雰囲気だったんですけど、僕自身はどうにもその中に入れなかったというか…ちょっと引いたところから見てしまうような感覚があって。その時に感じた何事も冷静に頭で考えてしまう自分へのフラストレーションとか、本能をさらけ出せることへの憧れとか、そんなムードを音に落とし込めるといいなと思いました。そういうことを考えながら、ダンスミュージックにインスパイアされたサウンドにしつつも、「ダンスをするため」だけではないものになるように意識して作りました。
 
---確かに「身体を揺らしたい」と思うだけでなくて、頭の中で何かがぐるぐる回るような中毒性を感じます。

森山 あとは1つのコードでずっといくような構成だといかにもダンスミュージックという感じになってしまうので、ちゃんと和音として展開して解決するように、という部分も工夫したつもりです。

---「ロックバンドとダンスミュージックの融合」というといろいろな先行事例もありますが、何か参照したケースとかはありますか?

森山 他のバンドのやっていることで特にそういうのはないかな…楽器の入れ方とかを考えるときにFour Tetを聴いたりはしました。

---歌詞については、繰り返し表現など、この楽曲のビートに合う言葉の乗せ方をいろいろ試行錯誤した結果なのかなという印象を受けました。

ミゾベ そうですね、そこについては特に重視しました。さっきのエピソードは僕も森山から聞いて、盛り上がっているクラブで踊れない森山とodolの仲間たちの絵を想像したりしたんですけど…

森山 (笑)。

ミゾベ きっとその場に僕がいたとしてもそっち側だったと思います(笑)。何となくそのシチュエーションが、自分が普段感じている、深く考えたりしなくても突発的なセンスや勢いで素晴らしい作品を作れるアーティストたちに対するコンプレックスと近いように思えたんです。そういう気持ちを受け止めたうえで、それでもいつかは他のかっこいい人たちのことを追い抜くぞという思いで歌詞を書きました。

---今回の歌詞は歌い出しのインパクトがとにかくすごいですよね。

ミゾベ ファースト(『odol』)を出した時とかは僕らも勢いやセンスで曲を作って演奏するという感じだったと思うんですが、活動を続ける中でそのやり方の限界にも気づいて、もっと事前に考えてバンドを進めていく形にシフトしてきました。自然な流れでそうなってきていると思っているんですけど、それに対して「昔はもっとセンスだけでやっていたよね」という皮肉っぽい見方をすることもできるのかなと。今回の歌詞の世界にはそういう視点の持ち方がはまる気がしたので、曲の頭がああいうフレーズになりました。

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「歌い出しのフレーズ」についてはぜひ実際に楽曲を聴いて確かめてみてください。そして今週末に迫ったフジロックへの出演が決まっているodolですが(7/29のRED MARQUEEの一番手として出演)、それについても意気込みを聞いてみました。2014年のROOKIE A GO-GO以来の出演ということで、特別な感情があるようです。

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---フジロックも直前に迫ってきました。ちなみにこの日見たいアーティストとかいますか?

森山 同じステージにダーティー・プロジェクターズが出るんですけどそれは絶対見たいですね。

ミゾベ ダープロは見たいよね。

森山 あとはやっぱりボブ・ディラン。一生のうちで見る機会があるとは思ってなかったので。

---前回ルーキーに出た時とはだいぶバンドの状況も変わっていますね。

ミゾベ はい。100倍うまくなっていると思います(笑)。

---知名度もだいぶ上がっているかと。

森山 ルーキーに出たときはまだ結成して4か月くらいで、「知名度」とかそういうレベルですらなかったんですよね。そんな状況で僕らのことをフジに出すと決めてくれた人がどこかにいたわけで、今回のステージでその時見つけてくれた人や当時見に来てくれた人たちに「あのときodolを選んでよかったな」と思ってもらえるようなライブができればと考えています。もちろん、今年見に来てくれる人たちも楽しんでもらえたら嬉しいです。

ミゾベ 今考えると、あそこでルーキーに出てなかったら今も音楽を続けていたかどうか正直分からないんですよね。最初にオリジナル曲を3曲録って、そのときは「こんなの作れる俺らすごいぞ」って思ってたのに、それからしばらくはライブやってもお客さんが2人とか当たり前の状況だったので…このまま続けて意味があるのかな、とか考えたこともあるんです。でも、ルーキーに出られたことで「自分たちの音楽を認めてくれる人もいる」というのを知ることができて、そういう体験があったからこそここまでやってくることができました。森山から4年前にかかってきた「ルーキーに出られることになった」という報告の電話のことは、今でも忘れていません。フジのステージっていうのは自分にとってはそのくらい大事なものなので、そういう場にふさわしいライブをやりたいと思っています。

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インタビュー本編の公開もお楽しみに!

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