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雑談:子供のために買ったけど結局大人が楽しんでる絵本的なものまとめ

タイトルの通りなんですが、何かしら将来の知的好奇心につながるような情報を与えたい!と思って子供に買い与えたところ、「何これ大人が読んでも十分勉強になるじゃん」となる本に出会うことが多いのでまとめてみました。

ビジュアル中心、基礎的なことから噛み砕いて、という本は大人があんまり詳しくないジャンルに触れるのにちょうどよい。いわゆる「図鑑」とかも面白いんですが、そういうのよりももっとエンターテイメント色が強くて、かと言って内容が薄いわけではない(過不足ない)、そんな素晴らしい本がいろいろあります。

この手の本はもっとたくさんあると思うので、これを読んだ親御さんはぜひ「こんなのもあるよ」と教えてほしい。


MAPS 新・世界図絵

ポーランドの絵本作家夫妻による絵本というか地図というか、世界の42カ国がそれぞれ見開きで紹介されていて、国の地形や都市名と合わせてその国の名物、名所、食事や動物、よくある名前まで、様々な情報がポップに掲載されています。ほんとにずっと眺めてても飽きないタイプの本で、いつ見ても発見があります。

子供とは「パンダを探そう!」みたいな遊び方をしているけど、そのうち国の名前とかちゃんと理解するんだろうか。ここアメリカだよ、と言うと「かーもんべいびーあめりかのあめりか!」と喜ぶ。

<参考>


アンダーアース・アンダーウォーター 

MAPSと同じシリーズで、土の中・海の中についていろいろな角度から解説。潜水艦についてまとめたページとかテンション上がります。

先日本屋でたまたま存在を知って買ったけど、虫の絵などちょっとグロい絵もあるのでうちの子にはそこまで刺さらないかも。

<参考>


完全版・こっきのえほん

その名の通り、ひたすら世界中の国旗が載っている本。日本が国と認めているところは全部載っているはず。カリブ海の小さな島国とか、アフリカのマイナーな国とか、そもそもこんな国があるのねというのが面白い。

1ページに1国、国旗がどーんと載っていてそこにデザインの由来や公用語などが書かれています。「バングラディッシュの国旗は日本と似ているけど赤い丸がセンターにない」とか「バーレーンとカタールのギザギザの数が違う」とか何に役立つかわからないネタをたくさん仕入れることができます。

子供からするといろんな絵が出てくるので楽しいみたい。

<参考>


はじめての~シリーズ

今回のプリキュアで星に興味を持った子供に買ったのがこれ。意外と星座に関する子供向けのいい感じの本ない気がするんですが(あったら教えてほしい)、これは絵もかわいいし季節ごとの代表的な星座について神話の説明もあったりして入りやすい。

長女はこの本で「星座は88個」というのを覚えた。もう忘れてるかもしれないけど。


この「はじめての」シリーズはすごく良くて、「からだえほん」は昔理科で習ったけどもう忘れた体の中の仕組みがとてもわかりやすくまとまっている。長女は血小板が血を止めるメカニズムを説明したページが気に入っているっぽい。

「てんきえほん」には天気に関するちょっとした実験みたいなのが載ってて、コップと水を使ってやってみたら喜んでいた。


「自然科学」と縁遠い大人に

これは僕もそうなんですけど、自分が好きな領域だったりもしくは必要に迫られて読んだりする本って、ビジネス関連にせよ評論的なものにせよ(あと小説はあんまり読めてないですがもちろんそれも)人間と人間の間の話に偏りがちなんですよね。

で、子供たちからするとそんなものより「星って何個あるの?」「ご飯は食べた後どうなるの?」みたいな話の方が当然興味あるわけですが、大人になるとそういうのってもはや素通りしがちなわけで。

ただ、そういう「宇宙」とか「体のメカニズム」とか、あと「見たこともない世界」とかもそうだと思いますけど、「理屈ではどうしようもないもの」にふと触れると、普段とは違う視野が広がる感じが確かにあります。

安っぽいビジネス書を読むよりはこういうのの方がよっぽど「自己啓発」とか「教養」とかって言えるんじゃないかなと感じる今日この頃です。


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