最後の1%に90%の力が必要 こういう気づきと実践の組み合わせでより良くなっていく 阿井李子先生(理学療法士)

しっかり右足をマッサージしていただく。一歩一歩右足の感覚が強くなっていく。マッサージをしてもらいながら、細かく体の変化を伝えていく。

仰向けになり腰を浮かせて右足をまっすぐ伸ばす。やはり一歩ずつ体が良くなっている。

横を向いて寝た状態で膝を曲げて寝る。右足を上に上げる。 足を後ろに大きく伸ばす。 このあたりの動作は本当に力が必要だったが、だいぶ動かせるようになってきた。

上向きで右足をまっすぐ伸ばして足を止める。この時、99%までと最後の1パーセントで、必要な力が違う。 最後の1%に90%の力が必要なのである。 こういう気づきと実践の組み合わせでより良くなっていく。

桜もどんどん花開いて行く。

*登場人物は全て仮名です。プライバシーに配慮しつつ、リアルな体験を表現するために仮名でご紹介しています。脳出血のリハビリテーションに取り組む45歳の父親のノートです。


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