Y.Nishikawa

株式会社ベストライフ 代表取締役 https://bestlife-okinawa.…

Y.Nishikawa

株式会社ベストライフ 代表取締役 https://bestlife-okinawa.co.jp 沖縄でリハデイや訪看を中心に在宅支援事業を展開しています。 リハビックス| クラセル| ホコトレ| シンタウン| わくわくの森

最近の記事

#25 ド〜する?!日本の介護事業者

こんにちは。弊社ベストライフは、おかげさまで11期目を迎えることができ、先日全従業員の皆さんに向け経営方針発表会を行いました。そこで今後の業界における環境変化について話した部分を、ブログでも少しまとめたいと思います。 事業者に都合の良い制度改正は期待できず。介護保険事業者にとって冬の時代が続いている。受け皿確保のために介護サービスを民間へ解放して20年ほどが経った今、通所介護などは、もはや新規参入が有り難がられるという状況ではなくなっている。  また、市町村権限でデイサー

    • #24 ベストライフの採用について

      新年明けましておめでとうございます。ベストライフの西川です。弊社は明日が仕事始めなのですが、今週末から新年度採用に向けての会社説明会があって、その準備を進めているところです。 年間100名が参加する会社説明会 弊社では、履歴書を持参して面接をして採用という一般的な流れとは異なる採用手法をとっています。まずは会社説明会にご参加いただき、会社について、仕事について詳しく説明し、直接質問も受け付けております。もちろん、説明会には履歴書の準備もスーツの着用も不要です。あくまで自分が

      • #23 多職種協働の上手な“効かせ方”

         医療・介護の世界で仕事をしていれば必ず耳にする“多職種協働”。異なる専門職種が集まって、一人の患者さん・利用者さんの目標に向けてともに働くことです。多様な視点を取り入れることで、より良い医療やケアを提供することを狙いとしています。  医療も介護も、今は多職種によるチーム医療、チームケアが考え方の基本となっています。現場で扱う様々な書類も、多職種協働により作成することが法令で義務付けられていて、その重要性は広く認識されていると思います。  その一方で、多職種協働の具体的な

        • #22 私たちが考えるデイサービスの運営戦略について【中編】

          ーPOINTー  1 デイは何をする場所なのか  2 デイ職員に必要な知識とスキルとは 前編の要約 運営戦略を考えるにあたっては、まずデイサービスが(本来)何をする場所かということを、介護保険制度におけるデイのポジションと機能をバシッと抑えた上で戦略を組むことが大事であるとお伝えしました。 2 デイ職員に必要な知識とスキルとは  職員の知識やスキルは1.全職種すべからく身につけるべきものと、2.特に職種ごとに能力発揮すべきものに分けられますが、ここでは2.について書きます

        #25 ド〜する?!日本の介護事業者

          #21 私たちが考えるデイサービスの運営戦略について【前編】

           コロナのせいで忘れていましたが、リハビックスは今月8月1日で7周年を迎え、8年目に突入していました!通って下さっている利用者さん、こんな時期でも私たちに大切な家族を任せてくれているご家族の皆さん、そして従業員のみんなのお陰です。ありがとうございます。  さて7周年という節目でもあるので、弊社本業の通所介護(デイサービス)の運営戦略について、7年やってきて多分こう考えるのが一番筋が良いよね、と思っていることについて書いていきたいと思います。 ーPOINTー  1 デイは何

          #21 私たちが考えるデイサービスの運営戦略について【前編】

          #20 理学療法士の独立を掘り下げる。

           GW中、過去のブログを読んでくれた方と知人の紹介で知り合った方それぞれから「PTの独立について意見を欲しい」と相談があった。それは独立したPTに聞くのが良いのでは?と思いながらも、僕なりに答えたことをここにも書いてみよう。 ー POINT ー  ■ どうなりたいかで、難易度もやることも変わる。  ■ 経営は、周りが言うほど難しくない。  ■ 本業を磨こう。 ■ どうなりたいかで、難易度もやることも変わる。 最初に、独立したいPTが頭の中で描いている「独立してこうなりたい

          #20 理学療法士の独立を掘り下げる。

          #19 コロナ禍でデイサービスが試されていること

           先月の経営方針発表会では、厳しさ増すデイサービス業界において今後の明暗を分かつ重要な問いかけをしました。 介護保険の通所サービスから地域の体操教室などの総合事業へ移行する流れの中で、デイサービス、特に軽度者の多いリハデイにおいて私たちが期待される専門性はなんだろう?それを考えて磨いていこう、という趣旨の問いかけでした。  それがこのコロナ禍によって全くもって望まない違った形で、早くも試されることになるとは。  今デイサービスの利用者さんは感染リスクから通所を控え始めて

          #19 コロナ禍でデイサービスが試されていること

          #18 【リハデイ危機!?】 「あなたのその仕事、ボランティアさんでも出来ませんかね?」

           先日26日(木)に開催されたベストライフ第8期経営方針発表会は、例年通りとても濃い時間でした。特に成果発表は去年に増して素晴らしいものでした。何が素晴らしかったって、利用者さんの機能的な回復に加え、訓練の過程やあるいは訓練の結果として利用者さんがものすごくエンパワメント(勇気づけ)されていることが良く分かる内容だったことです。どの発表を聞いていても、ご家族の声、ご自宅での発言の変化、表情の変化を非常に細かく拾ってモニタリングしており、明らかに機能的な回復のその先にある[暮ら

          #18 【リハデイ危機!?】 「あなたのその仕事、ボランティアさんでも出来ませんかね?」

          #17 池田省三氏が夢見た世界と今の介護保険制度、そして沖縄の現状と。

           介護保険制度の次期改正に向けての議論が始まっている。僕ら介護事業者にとって制度改正はゲームのルールチェンジそのもの。ちゃんとキャッチアップしておかないと痛い目にあう。  で、最近上がってきている改正案を眺めていて思うのは、やっぱり池田省三氏の『介護保険論』(2011)で述べられている通りの流れで順調に(!?)議論が進んでいるということ。  ということで今回は制度改正の方向性と、国は何を考えているのかを、池田氏の『介護保険論』の内容に沿って書いてみたいと思う。※池田氏の『

          #17 池田省三氏が夢見た世界と今の介護保険制度、そして沖縄の現状と。

          #16 【説明会開催】理学療法士の皆さん!自費リハビリ事業のリアルをお伝えします。(求人記事)

           弊社が2015年から運営しているホコトレジムにおいて、このたび専属理学療法士を新たに募集することになり、説明会を8月に計3回開催することになりました。  ホコトレジムは、会員制の麻痺専門歩行トレーニングジムです。 ホコトレジム誕生経緯 弊社株式会社ベストライフは、2013年にリハ特化型デイサービス [リハビックス] で創業した会社です。リハビックスは現在沖縄県内で7拠点運営しています。  リハビックスは設立当初から、介護保険被保険者2号である40代〜60代の利用が多い

          #16 【説明会開催】理学療法士の皆さん!自費リハビリ事業のリアルをお伝えします。(求人記事)

          #15 【感謝】リハビックスが6周年、7年目へ突入!

           弊社が運営するリハビックスが、本日8月1日で6周年を迎え、7年目へ突入しました!利用者さんと、利用者さんを任せてくれているご家族の皆様、そして一緒に頑張ってくれているメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 ここまでの話 2013年4月末。僕は新卒で入社し5年勤めた会社を辞めて沖縄へ移住しました。投資家からの出資と金融機関からの資金調達により会社を設立し、8月1日にリハビックス那覇店、リハビックス宜野湾店の2店舗を同時にOPENしました。そこから全て

          #15 【感謝】リハビックスが6周年、7年目へ突入!

          #14 なぜデイサービスで社会参加への取り組みが必要か?

           弊社が運営するリハビックスでは、[社会参加]のための支援・訓練を充実させる取り組みを、ここ数年で続けている。  社会参加とは、家庭や地域において何がしか自分の役割を担うことである。その実現のため、利用者さんの可能性をアセスメントで見出し、必要な環境調整や機能訓練を行うことで、彼らが活躍できるきっかけや出番作りをする。それがデイサービスで行う社会参加の取り組みである。  それがなぜ必要なのかを理解するために、デイサービスが何をするための場所なのか?という前提も抑えておきた

          #14 なぜデイサービスで社会参加への取り組みが必要か?

          #13【募集】ホコトレジム専属理学療法士/麻痺専門の回復スペシャリストになりませんか?

           今回は弊社ベストライフが運営する麻痺専門歩行トレーニングジム[ホコトレジム]の専属理学療法士の募集に絡めた記事です。 「孤高のホコトレ専属理学療法士、田舎へ帰る。」 弊社にはホコトレ専属の女性理学療法士が1名在籍している。彼女は2年ほど前にホコトレジムに入職するために県外の回復期病院から単身沖縄へやってきた。  弊社は全体で社員が50名ほどいるが、皆リハビックス(通所介護)の各店に配属されている。ホコトレ専属の彼女は仕事で他のメンバーと絡むことは滅多にない。社内でのやり

          #13【募集】ホコトレジム専属理学療法士/麻痺専門の回復スペシャリストになりませんか?

          #12 行列のできる自費リハビリサロンの作り方

           理学療法士や柔道整復師で独立開業を考えている人の中でも、自費リハビリ(脳血管疾患や脊髄損傷の後遺症など)事業を計画している人は増えていると思う。  #4 起業したい理学療法士はビジネス書よりも小説を読もう でも書いたけど、今は入院でも外来でもリハビリテーションの点数は削られ、算定期間も縮められ、しまいには要介護高齢者の維持期外来リハの算定自体も終わってしまった。  そんな状況にも関わらず、いやそんな状況だからこそ、自らの技術向上に意欲的なPTも多く技術系セミナーも多いけ

          #12 行列のできる自費リハビリサロンの作り方

          #11 理学療法管理学必修科目化が示す、理学療法士(機能訓練指導員)のこれからの働き方

           ニュースサイトをダラダラと流し見していたところ、こんな記事にぶつかった。 “理学療法士養成カリキュラム改定20年ぶり” ちょっと気になって中身を見ていくと、PT養成校で「理学療法管理学」なるものが新たに必修科目に追加されるとのこと。それが何なのか、理学療法士協会HPのガイドラインによると、 ...他職種との業務調整にカンファレンス、人事考課に労務管理!?     どうやらPT養成校で【マネジメント】についても学ぶってことみたい。  理学療法士(作業療法士)は、徒手療法

          #11 理学療法管理学必修科目化が示す、理学療法士(機能訓練指導員)のこれからの働き方

          #10 厚労省の介護バイブル本『介護保険論/池田省三(著)』をじっくり読んだので自分なりにまとめてみた。

           故・池田省三氏の『介護保険論』(2011)。池田氏は長きに渡って介護保険制度をウォッチしてきた学者で、2013年にこの世を去るまで制度改正において多大な影響力を発揮してきた人物。そして今でもこの本は厚労省のバイブルとなっているようで、購入時に流し読み程度で終えていたこの大作を、時間があるGWに改めてじっくり読み返したので、自分へのメモ的な意味合いも含めてまとめておく。 池田氏の結論 この本で池田氏は、介護保険制度は今のままでは持続は無理!と結論付けている。そして、介護保険

          #10 厚労省の介護バイブル本『介護保険論/池田省三(著)』をじっくり読んだので自分なりにまとめてみた。