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地域リハビリ始動開始

運動指導伝道師のPTとして

昨日、地域包括センターに協力していただき第一回介護予防体操教室を開きました。今回は変形性膝関節症のかた向けです。地域に埋もれているリハビリを受けていないけどリハビリが必要かなという高齢者さんをケアマネージャーさんに拾い上げてもらい、数名のかたが参加してくださいました。初開催のため包括センター長や地域の基幹の方もお見えになられました。

自己紹介から始まり、この教室の開催の趣旨をお話ししました。どうもリハビリを=マッサージだと思っている(マッサージ中心のセラピストが多い)患者さんが多くそれがベストであると思っている。マッサージで治る人もいるしそれが悪いとも思っていないけれど、それだけでは不十分であるということは明白です。そのため、セラピストにやってもらうリハビリではなく、一緒に改善していくリハビリの提案をしました。そして正しい身体の知識を学んでいただき、『ずっと歩いて買い物に行ける』『ずっと自宅で生活ができる』ように頑張りましょうとお話ししました。次に膝関節の構成の話『軟骨がすり減るから痛い?軟骨は痛みを感じない』をしました。下肢の中間にある膝関節は上下の股関節と足部の影響(骨盤や脊柱も影響がありますが)を受け、嵌まり込む関節ではないため筋力による支持サポートが必須ですと説明。参加者さんたちから色々な質問や経験話が自由に飛び交ってきます。驚くことに初めて会ったばかりなのに開始後数分で仲間意識が芽生えています。

体操を行いながら、その場で各自の弱い筋や使いにくい筋を使えるように誘導し、介助が必要だった運動を自分で行えるようにさせていきます。本人様も頭と体で納得し、数分後には自力で行えるようになり達成感が伺えました。『足が軽くなった』『足に力が入る』『なんか姿勢が良くなった』『先生、次の回に友達を連れてきてもいいですか?』『この教室は続きがあるんですか?』

とても嬉しかったです。この日のためにオーソドックスな一番良い体操メニューを作成していました。1時間のうち話6割、体操4割のため全メニューは行えなかったので次回に持ち越しです。個別対応の体操指導。次回は歩行分析から。自分一人で何人まで満足させることができるか。また来たいと思ってもらえるか厳しい嬉しい課題です。地域にニーズがある間は草の根のように地道にコツコツ運動指導伝道師として頑張ってみようと思います。


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