人間関係力を知ってる?
本当は早くからわかっていたらすごーく助かるのにね。
今日は高校生に授業をしてきました。コミュニケーションのエクササイズです。最初にノリノリに乗せるのが私流。「ずっと座って聞いてるだけの授業ほどつまらないものはない」と思っているので、一緒に楽しく学びたいというのがスタンツです。
そういえば、担任をしていた時の私のモットーというか使命感は 、TVが当たり前の時代の子どもたち。つまらない先生主導の一方的な授業を聞いていたって面白いわけがないよね。と思っていました。ですから、最初の15分間は私のパフォーマンスの時間だと覚悟を決めていました。出だしでしっかりと心を捕まえないと、あとはだらだらのびのびになってしまいますからね。そこで思っていたのが、「TVより面白いと思える何かを最初にする」という自分自身に課していたお題でした。と言っても、お笑い芸人のようなことはしないのですけれどね。まあ、集中して興味を持ってもらえることを手を変え品をかえ考えたわけです。
私の授業(1コマ45分)は、15分はパフォーマンス、私の独断場。
15分はお互いのコミュニケーションの時間。そして残る15分は1人作業の時間。という構成でほとんどしていました。子供の集中力が続くのはまず15分がいいところなので・・・。子どもたちもこのリズムがわかってくると、いい感じで「集中、対話、自分で練り上げる」と力がついていったような気がします。まあ、私の自己満足かもしれませんが・・・。
高校生にコミュニケーションの授業をしていて思ったのは、「こんなこともっと早くから知りたいよね。」ということでした。小学生、中学生で友達との関係性で随分苦労している子もいる今、ある程度出来上がってしまっている高校生になってから知るのではなく、もっと前から知っていたら、違っているのだろうなあと思いました。
子どもが育って社会人になって必要な力って、確かにある程度の学力はありますけれど、やっぱり人との関係性をちゃんとやっていけるだけの人間関係力は必要だと思うのです。これが教科にあってもいいぐらいだと思うのですが、まだ、現場ではそこまで行かないのも現実ですかね。
みんな知りたい、関係性のスキル。社会人になってから企業研修で知るよりも、もっともっと前から知っていたら人生変わるのになあとつくづく思うのです。
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