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心地よい明かりの中で好きなことを集中してできる喜びが私にとっては癒しの時間

 仕事が目まぐるしく忙しく、ほとんど身体はパソコンと同化して機械化されたかのように固まっていたここ最近でした。

 今日は身体メンテナンスの日。全身鍼をしていただき、緩んで緩んでほぐれていい感じです。目も使いすぎていたので、首やら頭やら肩やら固まってしまっていたところを十分に解放することができました。

 本当は目がほぐれているところだから、今日はパソコンに向かって書くのを辞めようかとも思ったのですけれど、ほぐれたことで、心も少し緊張感から解き放たれたので、書きたくなりました。

 私はいつも書くときには、何かしらキャンドルに火を灯しています。夜書くことが多いからとも言えるのですけれど、キャンドルの火がかすかに揺れる中で書くことが自分にとって特別な時間のようで幸せなのです。ピアノ曲をバックミュージックにキャンドルの火を灯しながら、好きなアロマの香りを漂わせた中、心を込めて書くことができる時間が大好きです。

 本当は誰でもこうしてくつろぎながら何かに集中する特別な時間が大切なんじゃないかと思うのです。マインドフルネス、瞑想と目をつぶっての特別時間も素敵ですけれど、リラックスしながら自分の好きなことに集中できる時間は食事をするように、心の栄養として必要なことだと思うのです。

 音楽を教えている人が、「布の小物作りが好きだ」と言っていました。「音楽は好きだけれど音で頭の中がいっぱいになって次から次へしたいことがわんさか湧いてくるけれど、布の小物作りは手を動かしていると頭が空っぽになって集中できて本当に気持ちいいのよね」と言っていました。

 私も、裁縫関係で手を動かしているとき、確かに手を一定リズムで動かしているうちに自分の世界に没頭できて、いつもより頭脳明晰になっているのを感じたり、また反対に手が動いていることで、頭が休んでいるという感覚を味わうことがあります。昔の人のさしこや和裁といった単純な動きの中には大きな喜びと秘密があるのかもしれませんね。

 心地よい明かりの中で好きなことを集中してできる喜びが私にとっては癒しの時間になっています。特別なことをしなくてもいいのだと思えるようになったのは最近です。遠くへ行くことや、誰かと過ごすことに力を入れていた時期もありましたが、小さなことのなんでもない幸せを感じられるようになってきた気がします。

 キャンドルの灯火にありがとうです。

ありがとうございます。サポートいただいたお金はワークショップ開催等の費用に充てさせていただきます。