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一人の被写体を、二人のカメラマンが撮る。

とにかく二人のクセが出まくる

モデルをしたことのない僕の高校時代の友人、レイチェルをTakumiくんと撮ってきました。はじめてとは思えないモデリングであまり指示する事も少なかったのですが、編集を終えた写真には僕らそれぞれフォトグラファーとしてのスタイルというか、「クセ」が出まくるという結果になりました。少しづつゆるーく比較をしながら見ていきたいと思います。

ロケーションその1:線路沿いの裏路地

Rei撮影

今回はミラーレスカメラとミノルタのオールドレンズではなく、二人ともフルサイズの一眼レフを使用しました。僕はキャノンの5D mark iiキャノンの85mm F1.8で撮影し、Lightroom CCで編集とレタッチをしています。

まず一枚目。右側からGODOXのTT685Cをソフトボックスにつけて当てています。出力は1/4だったと思います。少し広めに撮る事できれいな被写体退廃的ともいえる裏路地の対比を見せる感じを少し狙ってみました。

Takumi撮影

TakumiくんはニコンのD800タムロンの85mm F1.8で撮影し、編集とレタッチはそれぞれCapture Oneとフォトショップを使用したそうです。同じ焦点距離ながら正反対ともいえるセットアップです。10年前のカメラ大賞キャノン vs. ニコンの高画素機。二人とももうすでにクセが強い。

高画素機という事もあり、ディテールの細かさがこのサイズでも伝わってくるようなしっかりとした写りです。Takumiくんは絞りはできるだけ開放に近くしてモデルに寄った画作りが特徴でしょうか?モデルの表情も笑顔のものが多いです。

ロケーションその2:レンガの壁とブロック塀のある路地

Rei撮影

レンガの壁バックでも撮ったのですが、ここではカラフルな落書きのあったブロック塀の前で撮った一枚を選びました。クリップオンストロボ一灯でのライティングなのですが、まだ日が高かったので自然光で背景の壁も明るく写りました。

Takumi撮影

Takumiくんはこの写真もモデルの周りの余白を少なめにした構図を選んできました。とても良いですね。左右非対称な構図なのですが、バランスの良い写真です。

レイチェルはポーズの指示の有無にかかわらず常に自然体という感じで、とても撮りやすいモデルでした。ありがとう!

ロケーションその3:海辺にある公園

Rei撮影

肩越しにカメラの方に向いてもらいました。タトゥーがよく見えて良い感じ。

ここでもソフトボックスを使い、右側からストロボの光を当てています。ここではできるだけ背景を白飛びさせずに残すためシャッタースピードを1/1000に設定し、ストロボの光量も1/2〜1/1に上げて撮影しました。

Takumi撮影

手前の植物を使って前ボケを入れてきました。前後の奥行きが出て良い感じです。

ニコンD800とCapture Oneの組み合わせだからか、僕の写真と比べて色の雰囲気がかなり違うことが見てとれるかと思います。RAW編集についてはまた彼に解説してもらおうかと思います。

続く...

ここまで撮影時間にして一時間ほどでした。

Takumiくん目線で見る後半へ続きます!







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