Vaundy【花占い】運命の恋ってあるの?
【#9】20210709
人生は物語。
どうも横山黎です。
このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画などあらゆるものを題材に、思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非最後まで読んで行ってください。
ということで、今回はVaundyさんの楽曲「花占い」から考える「運命の恋ってあるの?」というテーマで話していこうと思います。
話題のドラマ主題歌
前回ですね、先日から放送されている日曜新ドラマ『ボクの殺意が恋をした』について語っていきましたが、今回は、そのドラマの主題歌について迫ろうという回になっています。
『ボクの殺意が恋をした』というドラマが、どんなものなのかっていうのをさらっと言っておくと、殺し屋の男がターゲットの女性に恋をしてしまうというラブコメディになっています。
そんなドラマを彩るのが、Vaundyさんの楽曲『花占い』
ついつい踊り出したくなるような、ポップなナンバーです。
まだ聴いたことがない人は、是非聴いてみてください。
花占い / Vaundy:MUSIC VIDEO
https://youtu.be/onhBN0qkUcE
歌詞の内容はですね、ドラマにそってラブソングになっています。
Vaundyさんが公式に発表されたコメントによると、「実る前の恋」がテーマになっているんですね。
参考
https://www.ytv.co.jp/bokukoi/music/
それを踏まえて歌詞をみていくと、お互いが思い合っているんだけれども、なかなか実らない、そんな状況だと僕は考えました。
サビの歌詞に、
僕たちの1000年の恋は
相槌で折れる花のようだ
(引用:LYRICAL NONSENSEhttps://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/vaundy/hana-uranai/)
とあります。
「僕たちの」といっているので、片思いではないと考えます。僕と君の恋、それが1000年も続いている。
ここは、1000年っていうのが、一種の強調表現で、ずっっと実らない時期が続いていますよっていうことを表現しているのかなと思います。
で、そんな長く続いているまだ実る前の恋は、「相槌で折れる花のよう」なんですよ。
会話をしていて相手の何気ない反応で萎れちゃうくらい、かよわいものだよってことだと思います。
関係をさせたいんだけど、勇気が出せずに、ちょっとしたことで不安を感じてしまう。そんな二人が描かれているのではないでしょうか。
タイトル「花占い」が象徴するもの
それでは、じゃあなんでこの曲、「花占い」ってタイトルなの?
って話なんですけども、
確かにね、
歌詞の中に「花占う恋歌」っていう単語が出てきますし、
楽曲全体を通して「花」がモチーフになっているので、
謎でも不思議でもないんですけれども、僕はもっと象徴的な意味が込められているなあって思いました。
注目したいのは、「花占い」のmusic videoの概要欄の冒頭に、一言書かれているんですよ。これはVaundyさん自身が意図して書かれたものだと思うんですけれども、
「きっと占う前から決まってる」
とあるんですね。
よくよく考えてみれば、花占いってまさにそういうことなんですよ。
花占いって、
「好き」「嫌い」って交互に言いながら
花びらを一枚ずつちぎっていき、
最後の花びらをちぎるときに言う方が相手からの気持ちですよっていう占いですよね。
「好き」と言って最後の花びらをちぎったら、相手から好かれている。
「嫌い」と言って最後の花びらをちぎったら、相手からは嫌われている。
そんな風にして占うんですけれども、これって、花びらの枚数で結果が変わるわけですから、花を選んだ時点で結果はもう決まっているんですよね。
奇数だったら「好き」で終わりますし、偶数だったら「嫌い」で終わる。
だから、「きっと占う前から決まってる」という言葉が添えられているのかなって
思いました。
運命の恋ってあるの?
最後に、これまでのことを踏まえて、「運命の恋ってあるの?」っていう話をしようかなと思うんですけれども、結論、その恋を運命と呼ぶかどうかっていうのは、人それぞれだと思います。
僕は、出会いは運命によるものだけど、恋は違うよねって考えています。
話が合う、趣味が合う、価値観が合うとか、そういった人との出逢いっていうのは、僕等人間の力では叶えられることはできませんから、運命によるものですよね。
だから、どんな出逢いも運命の出会いではあるんですけれども、その出逢いを良いものにするか悪いものにするかはその人次第で、そこには神様のいたずらっていうのはあんまり関わってこないのかなって思います。
やっぱり長い間付き合うとなったら、頑張らないといけないことはあるし、我慢しなきゃいけないこともあるし、自分のことももちろんですけども、同じくらいパートナーとのことも考えなければいけない。
気遣ったり、贈り物をしたり、たまには距離を取ったりして、運命に恋にしていく作業っていうのが、付き合うってことなのかなって思います。
ということで、最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。
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