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[実録]神仏との対峙 - 最終章 神を超える力☆前編

「神仏との対峙」としてシリーズにしてきましたが、今回を最終章にしようと思います。でもやっぱり書いたら長くなってしまったので、前編、後編に分けます。

前回の話から少し時間を巻き戻します。

前回の記事はこちら👇

降霊の危険性というのは前にも書いた通りですが、最も危険な点は、霊に体を乗っ取られるリスクがあるという点です。

師匠曰く、「霊的な力というのは、存在が古ければ古いほど強い。」と。

例えば霊的な存在を呼び出す「召喚」という能力は、古い存在であれば、自分より若い存在を強制的に呼べるというのです。

呼ばれている方は、自分の意思とは関係なく呼ばれてしまう。力の強い者には抗えない。

確かに「召喚」をすると、即刻移動してくるのですが、呼ばれた方は、なぜ自分がここにいるのかわかってない者たちが多いというのは実感していました。

私はこの時は自分の霊体の正体をわかっていませんでした。でも、かなり古い存在でも平気で呼べることに気がついていました。

そして降霊が終わった時に、いつでも体の外にホイッと出せる。これは自分の霊体が年寄りだからなせる技ということを知りました。

ところがついに、自分の力が及ばない存在が現れたのです。

まずはその前段から・・・

1.悪魔業務

やっと龍神を霊媒することにも慣れ、体調不良なども滅多に起こらず、安定した日々を過ごしていました。

そんなある日、ある龍神が現れました。

師匠は「〇〇のじじい」と呼んでいますが、ここではアスタロトとしておきます。アスタロトとは、wikiによると「高位の悪魔」らしいですが、私たちに「高位」という概念はないので、要するに「悪魔」です。

師匠曰く、天使と悪魔というのは天界にいる龍神たちの業務名だと。どの龍神も天使名と悪魔名、両方持っていると。

この龍神の悪魔名がアスタロトだというのです。師匠曰く、ヤハウェって人間が呼んでいる龍神がいて、アスタロトはその長男にあたると。相当、古くて力が強い古参の龍神なのだと。

しかし、この龍神は、悪魔業務をサボりすぎて一回も悪魔契約しないまま悪魔業務が廃止になったそうです。

全然、悪魔じゃない・・・

いま悪魔契約を持ちかけてくるのは100パーセント人間の悪霊であるから気をつけろと言われました。

そもそも悪魔業務がなにかわかっていないのですが!

どうやら、悪魔業務とは、人間が自分の魂と引き換えに、龍神に頼みを聞いてもらうというシステムだったそうです。

でも、龍神曰く、もらった魂をどうしたらいいのかわからない、自分たちのメリットがわからないという意見が殺到して業務廃止となったそうです・・・

何それ・・・

ちなみにこのアスタロトは元々は隣の三千世界の元御霊の一柱とかで、同じ古参の龍神のじじいでも、妙見とは絶妙に雰囲気が違っていました。

師匠曰く、妙見は女性関係を泥沼化させるタイプ、アスタロトは女性を掌で転がすタイプ、とのことでした。

よくわからないけど、確かにその気配はあります。とにかく妙見と比べて嫌な気分にさせない。ついついいうことを聞いてしまう。ほんとにジゴロです。

しばらくの間、このアスタロトが頻繁に現れるようになりました。そしてある日、「お前に頼みがある。」と言い出しました。

「〇〇(アニメ)の服が欲しい。」と。

え!?何それ?

「〇〇の服」

・・・

物理的に買えってことかと思いましたが、それは違うようでした。

どうやら、その服を霊的な領域で「創造しろ」ってことだと分かりました。

私は、師匠の体にかかった存在が、龍神からおねだりされて、いろいろな物品を創造しているのを目の当たりにしていました。創造の力は、三千世界の外側にいる龍神たちより遥かに古い存在たちにしかない力だということを聞かされていました。

神にもできないことが、私にできるわけない。

アスタロトに

「私には創造の力はないです。」

と言ったところ、

「お前には力がある。」

と言われました。そんなバカな。

「お前には力がある。メールする力がある。」

え?

「メールしろ。」

!!!!!

思わず吹きました(笑)

私には「メールができる」=「力」という発想はなかった。目から鱗と思いつつ、師匠にメールしました。

「すごく変なことを言いますが、アスタロトが服を欲しいと言っています。」と伝えました。

そうしたら師匠から

「あ、そのじじいコスプレ好きだからね。どうせコスプレの衣装だろ。いま届ける。ちなみに〇〇さん(私)の霊体も同じコスプレ同好会らしいよ。」

わたくしめの霊体もですか・・・?

「だからそのじじいが頻繁に出てくるんだろう。ちなみにこの三千世界の消滅担当のやつもコスプレ同好会のメンバー。」

なんですかそれ。

師匠曰く、創造を司る者と対をなしている存在がいて、それが消滅を司っている者だと。名前を教わりました。三千世界の外側にいる、三千世界より遥かに古い存在であると。

でもいま、この三千世界が最もエンタメも食べ物も充実しているせいで、三千世界の外側からどんどん古くてとんでもない存在たちが中に降りてきて遊ぶようになった、と。

師匠の中に降りているのも、その中の存在の一つだと。

以前に創造と消滅の力の解説はアクセス制限(有料化)をかけさせていただいて公開しました。ご興味のある方はどうぞ・・・👇

確かに、私が見ている目の前でも、師匠はポコポコといろんな物を作って龍神に支給していました。

「私の中に降りてきてる存在は天界の用務員みたいなもんだから色々やらされてる。あっちのイベントの時、あれが足りない、これが足りないって言われるんだよ。しかもイベントが終わったらゴミを押し付けられる。」

・・・

ゴミ・・・

「天界じゃ、毎日イベントざんまいだよ。ばか騒ぎできればネタはなんだってあり。運動会とか、合唱コンクールとか、ハロウィンとか、クリスマスまでやってる。だいたいその日のメインのイベントは決まってるけど、それ以外にも趣味の集まりとかもある。夜はだいたい温泉に宴会ざんまい。」

なんだかすごい楽しそうです・・・

「そっちも受付やらされて大変だね。」

と師匠に言われました。

しかし、肉体を介さず、直接、創造主に交渉に行けばよくないか?と思いました。

「あいつらは、はっきりとねだらない。毎回、遠回しにアピってくる。」

ゴミを片付けて欲しいときは、ゴミを押し付けてきて霊障を引き起こす。

食べ物が食べたい時は、乗っかってきたり、よだれを垂して、強烈な頭痛を引き起こす。

そういうもんなんだと。

「向こうでは、やれるやつがやる。めんどくさいから簡単にできるやつに
押し付けるのが基本。人間みたいにできないことを頑張らない。創造主すらめんどくさがって私に押し付けてくる。」

とにかく師匠はこれらの龍神によって引き起こされる霊障を防ぐために、毎朝、決まった時間に相方である霊能者に電話をし、今日のイベントの内容を確認、必要な物品を届けるようにしているとのことでした・・・

用務員というか、制作会社!大変すぎるっ!!!


2.師匠の正体


なぜこんな能力があるのかという点について、師匠はある日、三千世界の外側の存在に意識を引き上げられてしまったと言っていました。自分の人間としての意識が体からなくなり、その代わり別の意識が降りてきたと。

「霊的な力が戻ったと同時に、人としての感情が完全に消えた。」

そのように言っていました。

これだけ聞いたら俄には信じられません。

でも、これは私が師匠のネット上の書き込みを読んでいた頃から、強く疑問に
思っていた点への答えのように思えました。

どうしてこの人はここまで知っているのだろうかという疑問。メジャーな神話にも見られない記述がたくさんある。

いろんな人がネット上に霊的な世界の話を書き込んでいる。

でも、そのどれもが自分には軽々しい絵そらごとのように思えていました。

本当にその人が身をもって体験をし、実感を持って書き込んでいる文章というのは、言葉の気配が違う気がします。

本で読んだだけの知識、人から聞いただけの知識、そういうものを披露しているだけの文章というのは薄くてペラペラな気配がします。

師匠の書き込みは本やネットに書かれている内容と反するものが多い。ましてやどこからきた知識なのかわからないものが多い。でも、この人は一通り身をもって体験して書いている。そうとしか思えない。そういう気配が文面の隅々にまで充満している。

だけど、これらのことが一通り経験できる存在とは、いかなるものか。

それを考えているうちに、私の中で捻り出された結論は、「やはりこの人は人間ではないのではないか。」でした。

そう思えたときに、掲示板に書き込まれた文章の意味が私の中で一転しました。

元々は、ある人間の能力者が、掲示板にいる人間に警告したり、霊障について解説したり、時に天界の様子をコメディ色たっぷりにレポートしたりしている、そのようなものであると思って読んでいました。

しかし、これらの内容は全て、「人間ではない存在が、私たちに霊的な世界について教えくれてる文章」なのではないかと・・・

もしそうだとしたら、これらは全部、私たちに与えられた「教科書」なんじゃないかと、そう思えたのです。

どうしても単なるでっち上げとは思えない。どんなに頭を捻っても、これが想像で書かれたものとは思えなかったのです。

そして初めて師匠とアドレスを交換し届いたメールにも、「ネットに書いてることは全部本当です。」そのような言葉が添えられていました。

私はやっぱりと思いました。

実は、師匠とここには書いていますが、私が勝手に呼んでいるだけです(笑)

別に弟子入りしたわけではない。実際に、霊的に弱々しかった私を守り、ここまで安定した状態にしてくれたのは他ならぬ師匠です。でも、別に「教えてください」、「はい、分かりました。」そんな関係ではないです。

でも、師匠の書き込みを「教科書」だと思ったあの日から、私の中で大きな
視点の転換が起こり始めました。

もはや人間の目線ではない、霊的な存在としての目線。

その目線を獲得したときに、自分の中で何かが目覚めるような気がしました。

それから程なくして、三千世界の外にいるものが私の体に降りてきました。

さらに体が引き裂かれるような苦痛を味わうことになりました。


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