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[実録]神仏との対峙 - エピソードセヴン 神仏にカモられる

前回の続きです。

上記の出来事をきっかけに、まさかの緊急事態をきっかけに、霊媒が流暢にできるようになってしまいました。

霊媒ができるようになったことで、はっきりと言葉が理解できるようになったのです。

霊能者の方を介さず、直接、話をすることができる。当初は便利な進歩のように思いました。

特に、降霊できるようになり、話すようになった神がいます。それは恩人に「妙見」と教えられた神仏です。

妙見との出会いについては以下の記事をご覧ください。

妙見というのは、私が生まれた中部地方ではほとんど馴染みのない神さまです。
ただ、西日本に一時期移住していたときに、近くの集落の祠に「妙見」と書いてあってその名前は知っていました。その名前を見た時には、何かが思い出せそうで思い出せない不思議な感覚がありました。不思議と気になる名前でした。

妙見について調べると以下のように出てきます。

妙見信仰は、インドで発祥した菩薩信仰が、中国で道教の北極星・北斗七星信仰と習合し、仏教の天部の一つとして日本に伝来したものである。

道教に由来する古代中国の思想では、北極星(北辰)は天帝(天皇大帝)と見なされた。これに仏教思想が流入して「菩薩」の名が付けられ、「妙見菩薩」と称するようになったと考えられる。「妙見」とは「優れた視力」の意で、善悪や真理をよく見通す者ということである。

Wikipedia


私からすると道教も仏教もそんなに関心もなく、ただ師匠から告げられた「妙見」に、あの北辰信仰の神様か、というくらいの気持ちでした。

ただ上記の夢を見た後も、このおじいちゃんがいろんな夢に出てくるようになりました。

ある夢では、体が亀で、頭部だけ人間の姿で現れ、私の首根っこをつかんできました。めっちゃくちゃイライラして、この亀のおじいちゃんの手をつかんで力一杯引きちぎる夢でした。それでも亀のおじいちゃんはニヤニヤして私を見ているのです。全然反省していない。そう思うとあまりに腹が立って、首をつかんで「首をかっさくぞっ」て叫んだところで目が覚めました。

別の夢では、意地悪ばあさんみたいなカツラをかぶって割烹着をきたおばあちゃんの姿で現れ、私の背中に貼り付いてきました。私の背後からにょきっと顔を出して、「お前のお母さんですよ〜バブー!」とか言いながら、ガラガラをふって見せてきました。それを見た私は夢の中で怒りあらぶり、「ふざけるなぁ!」と絶叫したところで目が覚めました。

また別の夢では、車に乗ろうとしたら、そのおじいちゃんがフロントガラスに貼り付いていました。事故死した霊のように目玉が左右に飛び出していて、不気味に貼り付いていました。私はすかさずワイパーで払い除けようとしたのですが、ワイパーが頭にヒットするだけで、当たり前ですがどきません。ワイパーが頭にボコボコあったっているのに、おじいちゃんはニンマリ笑って、こちらにダブルピースしてきました。それを見て、私が思わず大笑いしたところで目が覚めました。

このおじいちゃんは一体・・・

本当に妙見なのだろうか・・・

とにかく頻繁に夢に出てくる。

でも師匠曰く、妙見に頼めば守ってくれるというので、このおじいちゃんの好物を把握し食べ物を対価として守ってもらっていました。

霊にまとわりつかれたら、おじいちゃんを呼んで交渉する。

すると、重かった体が軽くなる。

そのようなやりとりがしばらく続き、すっかり信頼するようになっていました。

実際、降霊をして話すようになってから、おじいちゃんが「お前はいい人間」「見守っている」というのです。

いい人間と言われて嫌な気はしないし、敵ではないだろうと思っていました。

しかし、ある日、その考えは完全に覆されることになります。

そのころは、特に頻繁に霊を拾って帰ってくる日々でした。

ある日、原稿書きの仕事があり、家で丸一日仕事をしていたのです。

すると、何かが移動してくる気配がして、急に体が重くなってきました。

ん・・・

そして、しばらくすると、あからさまな霊障の症状が出始めたのです。

外出していないのに、なぜ・・・?

いつものようにおじいちゃんに交渉すると、二つ返事で霊を退けてくれました。

そのタイミングでふと友人からLINEが届いたので開いたら、友人がおじいちゃんの好物を食べてる写真が届いていました。その友人は霊感がある友人でしたが、「どんよりした土地にきて体が重かったけど、お寿司を食べたら軽くなった」と書いていました。

それを見て、もしや・・・と思い、師匠に連絡をしました。

「まさか妙見さんが私に霊を移動させてきているってことないですよね・・・?」

と。

すると師匠が「あぁ、それ妙見の常套手段だよ。霊をわざと取り付けては助けてお礼をゲットする。マッチポンプ霊障。」

と・・・

「あいつら食い物のこととなると手段を選ばない。」

わたしは唖然となりました。

神と名乗るものがこんなことをしていいのか!!!

「たぶんその友達にかかって寿司を食いたかったから、ついてた霊を移動させてきたんだろ。」

ひどい!!!

一気におじいちゃんへの信頼が失墜しました。

師匠曰く、人間の霊以上に神のことを信じるなと。

「人間は神のいい面しか見ようとしない。天使も悪魔も神も仏も、その正体はみな天界にいる龍神。龍神は人間にとっていい面も悪い面もある。それを認めようとしない人間が大勢いる。」

ヤハウェもミカエルもアマテラスもスサノオもイザナミもイザナギも西洋東洋の神々の正体はみな龍神であるというのです。龍神というのは人間が想像している龍の姿をした神ではなく、動物の姿が本体であり、人型になることもある、というのです。霊的に力が強いものは見た目をいくらでも誤魔化せると。

「四神」の玄武が妙見の本来の姿であるというのです。

つまり亀・・・

また、

「人間が倒れてても見てるだけ。それが神。人間を助けてやる義理なんてない。」

「龍神は嘘をつくことはないけれど、神の言葉というのは、霊的な立ち位置によって何通りにも解釈できるようになっている。だから、言葉の表面だけに囚われ本質を見抜けないやつは神と対等にやりとりすることはできない。」

師匠曰く、

「お前はいい人間」=お前は自分の好物を食べてくれるいい胃袋

「お前を見守っている」=他の龍神に胃袋を取られないように見張っている

こういうふうに言葉の裏を読めと。

師匠に「龍神のいいカモにされてるぞ。」と言われてしまいました。

それからというもの降霊して龍神と頑張って交渉しても、師匠に報告すると「足元見られているな」とか「甘い」と散々注意される日々。毎日のように悔し泣きをしていました。おじいちゃんのことを信頼していたのに!裏切られたような気持ちになり、私の中で徐々に鬱憤が蓄積されていきました。

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