ジラサンピカゼク 解説

シティリーグ新潟で使用したジラサンピカゼク

簡単にジラサンピカゼクを使い始めた経緯とデッキ解説をしていきます。

まずこのジラサンピカゼクと一言で言っても、レシピは必然的にある程度似ている形にはなるが、使用者により立ち回り(ゲーム展開)が違うものだと感じています。

その中でも、今回、私が意識したのがサンダーで相手のTAGを削り、ピカゼク他TAGで〆る動き方です。

まず純粋なピカゼクというデッキタイプは出た当初はかなり猛威を奮ったものの次第に数を減らしていきました。その数を減らした理由というのは単純に他デッキタイプに対して、サイドレースで優位をとれないからだと考えていました。相手のTAGを倒すためにはエレキパワーの要求が高すぎる事や非GX系統に対しては、1枚ずつサイドをとる事よりもピカゼク他TAG、GXを倒される方が早くなってしまうため、純粋なピカゼクでは勝ちにくくなっていったというように考えています。この考え方に関しては、私がピカゼクというデッキを使用した事がないため、憶測でしかなく、正しいかどうかは各々の判断に任せます。

では、この問題点を解決するにはどのような構成にすれば良いのかと考えた結果、最初にサンダーで相手のTAGにアサルトサンダーで削りつつ、機を見てこちらのTAGを押し付けていく事が強い動き方ではないか?と考えました。これはHP270ライン相手を考慮すると、アサルトサンダーで1回80ダメージを与える事でフルドライブorタンデムショックで+30~60ダメージのバフで相手のTAGを倒す事ができ、且つ、こちらのTAGは無傷なため、ピカゼクやライライをワンパンで倒す方法はかなり限られ、相手にとって厳しい盤面を押し付ける事ができると予想できるため、ジラサンピカゼクというデッキを考えていこうと思いました。

・最初期案

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非GXの動きからTAGの動きに変わるため、意識するサイドレースは6→5→4→1。相手のサイド枚数が4枚と1枚の時にリセスタ等の手札干渉を挟む事で押し切る動き方を考えていました。実際は、中々理想ムーブはできない事もあるが、サンダーで削ってからTAGを動かしていく事は間違いではない事は確認できました。やはりジラサンというデッキタイプの宿命なのか、かなり場当たり的な立ち回りを要求されるため、とられるサイドはあまり意識せずに全体的なパワー、安定性を上げた方が良いように感じました

・マグカルゴ案

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知人からマグカルゴを入れない場合に相手の妨害がキツいとのことで使ってみました。マグカルゴを採用する事で盤面の管理はかなり容易になりましたが、ここに枠を割かれる事でライライのみであることに限界を感じました。

・最終案

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補助要員をオドリドリGXに絞る事で安定性を保つための枠をかなり圧縮しました。組む際に意識した事はなるべくサイド落ちによる事故を防ぐように構築しました。例えば、コケコプリズムスターのようにデッキに1枚しか存在しないようなカードは割り切るしかない(シティリーグなので、対戦数がそこまで多くないのもある)ですが、エネルギー付け替えのようにピカゼクorライライを動かすために必要なカードがサイド落ちしてしまうとゲームメイクに影響が出てしまいます。その為、ピン積みのカードが仮にサイド落ちしたとしても、予め山を確認しておく事で最低限のゲームプランはできるように構築されています。複数枚カードが同時にサイド落ちたら等はキリがないので、そういう運命であったと思いましょう


採用理由

ジラーチ、サンダー等の必須だと思われるカードは省きます

・カプ・コケコGX、ピカゼク、ライライ 1-1-1

サンダーで削った後のメインアタッカー3体と考慮して、3体ともサイド落ちしなければ最低限戦えるため、枚数を絞りました

・オドリドリGX

基本的に非GXの動き方を想定しているため、たむけのまいの試行回数が多く、こちらのポケモンが気絶する度に3ドローは非GX系統のデッキにおいて、採用しない理由はないと考えています。このポケモンのおかげでほとんどのゲームは潤沢な手札でプレイする事が可能になっています。このカードはサイド落ちすると困りますが、使用して1枚のため、ピン積みになりました

・マーシャドー(リセットホール) 無人発電所

こちらのTAGを動かす際にリセットスタンプを使う事で相手の動きを制限する事を考えていますが、混沌のうねりを剥がしつつ、無人発電所を使えるようにするために採用。使用して1回という事と最後までサイド落ちしていたとしても根本的なゲーム展開には支障はないため、ピン積み

・デデンネGX

初手サポなし、又は、終盤の詰めで山を進める事で必要札を強引に引く事が目的。初ターンに使うか、最終ターンに使うか極端な事と初手サポなし兼デデンネGXサイド落ちの可能性まではかなり低いため、ピン積み

・こだわりハチマキ

構築コンセプトから考慮すると2枚採用したいが、枠がないため泣く泣く削った。自分の構築の癖で枠が厳しいと道具から削る方向にあります

・ビーストリング

カプ・コケコプリズムスターのみだと現実的にはコケコGX、ピカゼク、ライライの内1体しか動かす事ができない事やコケコGX+ピカゼクorライライを使用したいと感じた事が多々あるため、知人からのアドバイスを採用しました。このカードのおかげで組み立てるプランに幅が出るが、使用して1枚のため、ピン積み

・シロナ

単純に手札が詰まった時のハンドリフレッシュ。

・デンジ、サンダーマウンテン、基本雷エネルギー

エネルギーの枠をかなり少なくして、サポートあたりを厚く積み、事故りにくいバランスを意識しました。デンジ1サンダーマウンテン1基本雷エネ8、計10枚のため、6枚に1枚はエネルギー、若しくはエネルギーの代わりになる札というギリギリのバランス。実際に、初手の動きに関して、エネルギー関係で渋く感じた事はあるので、ここの枚数については諸説あります

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