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最高の未来が流れてきたら、ただそれをすくうだけでいい

「決めた未来しか実現しない」
僕のメンターである本田健さんの著書です。

久しぶりに読み直しました。まだ読んでいる途中ですが、本からエネルギーがバンバン伝わってきます。本は波動商品だって聞いたことがありますが、ほんとそうなのかもしれません。

一般的には、未来は「未だ来ない」という文字通り、現時点では存在していなくて、これからの自分の生き方や選択で決まってくると考えると思います。ただ、この本はその辺りの考え方がちょっと違います。

表紙の帯に書いてあるように、最高の未来はすでに存在していると考えるんですね。僕たちはただそれを選ぶだけでいいというわけです。もちろん最高の未来だけではなくて、今の延長線上の未来や、今よりもみじめな最悪の未来も存在しています。最高から最悪までいくつもの未来がパラレルワールドとして同時に存在しているということなんですね。

そして、おもしろいのが時間の流れに対する考え方です。普通は「過去→現在→未来」という順で時間は流れていると考えられているけど、この本では逆に流れていると考えられています。「未来→現在→過去」なんですね。

だからこそ、未来はすでに存在していると考えるわけなんです。そして、その未来が現在に流れてくるということなんですね。なので、いろんな未来が流れてくるなかで、最高の未来をすくい上げるだけでいいということです。そこには努力はいらなくて、ただ選ぶだけでいいと。

そんなに簡単にいくものなのかって思いますが、最高の未来を選ぶためには、最高の未来がどのようなものなのかをはっきりさせることが大切と書いています。レストランと同じで、オーダーを出さなければどんなに待っても料理は運ばれてこないというわけです。

最高の未来が流れて来てないんですけどという場合は、実はまだオーダーしていないだけかもしれない。まさにタイトル通り「決めた未来しか実現しない」んですね。

逆にいうと、今までの人生で実現してきたことは、すべて自分で決めてきたことだということになります。ただ、こんなオーダーしたつもりはないということもあると思います。この本には、願望実現を妨げるのは観念だと書かれています。

観念というのは、過去の体験などから生まれた固定化された物事のとらえ方や考え方のことです。「自分には才能がない」という観念があると、その観念に沿った未来が流れてくるというわけです。

自分から積極的に「才能がない人生」を生きることを決めたわけではないと思います。ただ、最高の未来に向ける意識よりも、才能がないという観念の方が強力なんですね。本の中にも、観念は現実を呼び込むと書いてあります。願望実現の妨げになる観念は癒す必要があります。

ただ、最初のステップは、自分にとっての最高の未来がどのようなものなのか、ここをはっきりとイメージすることなんですね。

最高の未来を生きていきたい。そう考えている人にはおすすめです。


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