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足りないものと持っているもの

完璧な人間なんていません。どんな人にでも何かしら足りないところがあります。同じように何も持っていない人もいません。誰でも何かしら良い面を持っているものです。

こう考えると、足りないところに意識を向けて生きるのか、今持っているものに意識を向けて生きるのか、生き方は2つしかないのかもしれません。

欠点を直そうとする努力を否定するわけではないですが、それよりも強みを伸ばす努力の方が、自分という人間の魅力は高まるような気がします。


欠点を改善しても変わらない

仮に欠点をひとつずつ改善していったとします。それで今より欠点の少ない自分になれたとしても、きっとそんなには変わらないと思います。

今の世の中は、国語、算数、理科、社会、英語で80点を取って合計400点の人よりも、国語は100点で、算数、理科、社会、英語が25点で合計200点の人の方が楽しく生きられるように思います。

試験に合格するのは前者ですが、幸いなことに人生には合格も不合格もありません。それに人生は試験と違い、1つの教科で500点取ることもできると思います。


無理してがんばる人生

足りないところに意識を向けて生きるのは、20点しか取れない苦手な英語を無理してがんばろうとするようなものです。試験合格のためには、その戦略は効果的ですが、人生ではあまり効果的ではないかもしれません。

人生では、95点取れる算数を100点、120点と楽しみながら伸ばしていく方が幸せだと思います。苦手な英語を無理してがんばる必要はないんです。努力と根性の時代は終わりました。

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