最高の未来は今すでに存在しています。人は存在していないところには行けません。未来に行けるのは未来がすでに存在しているからです。

先月、高野山と熊野古道に旅して来ました。僕が高野山と熊野古道に行くことができたのは、高野山と熊野古道がすでに存在しているからです。僕が向かう途中で生まれたわけではないです。存在していないところには行けません。

あなたがこれから生きるであろう最高の未来は、今すでに存在しています。まだたどり着いていないだけです。おもしろいことに、人生ではそんな未来がたまに垣間見える瞬間があります。初対面なのにこの人と結婚するってビビビッと来たり、自分が本を書くことが何となくわかっていたり、こんなことが人生では起こります。

未来は今すでに存在しているので、たまに目が合うんだと思います。今の自分は未来の自分が気になるのと同じように、未来の自分はきっと今の自分が気になるんだと思います。なので、あいみょんの歌詞のとおり、未来はこちらを覗いているんですね。

デジャブという言葉があります。一度も経験していないのに、すでに経験したことがあるように感じることです。初めて行った場所なのに、過去に行ったことがあるように感じることってありませんか。もしかしたら、目が合うだけではなく、どこかで未来の自分とすれ違っているのかもしれません。

最高の未来の自分は、今の自分の悩みや課題を乗り越えてきた人です。実は、相談するにはもってこいの人かもしれません。僕のメンターである作家の本田健さんは、最高の未来の自分に引っ張ってもらおうということを言ってますが、もしかしたらこういうことなのかもしれません。

もちろん実際に会って話を聞いてもらうことはできませんが、エネルギー的につながったり、直感を通してアドバイスをもらうことはできるのかもしれません。

自分には最高の未来なんて想像できない。そういう人もいると思います。でも大丈夫です。たしかにまだ最高の未来の自分とのつながりは弱いのかもしれません。だけど、最高の未来が存在していることには変わりありません。

存在しているということは、いつかそこにたどり着けるはずです。