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もっと早く購入すべきだった! 「ガンダムマーカーエアブラシシステム」

昨日初めて試して、あまりの使い勝手の良さに「これはnoteにてupせねば!」と思い立ってキーボードに向かっている訳ですが、、ガンプラに使う道具でこれ程までに感動したことは過去に何度あったのだろうかと、、、

使ったことがある方は、何を今更、、、というお話なのかもしれませんが、この類の初心者向けっぽいツールを食わず嫌いで遠ざけている私のような人もいるだろうと思い記事にしてみました。

私がこのツールに飛びつけなかったのは、過去に「イージーペインター」で失敗をしたことがあるからです。VOLKSからファレホをイージーペインターで使える様にするアタッチメントボトルが売っていまして、これに飛びつき導入したのですが、、、

ただでさえファレホの使い方に慣れていないところに導入したからなのか、私には全く使いこなすことが出来ませんでした。もともとファレホの使用を想定して開発された商品ではなかったからなのでしょうけれど、、私にはこれが結構トラウマになっていました。お手軽に手を出すと痛い目に合うと。

■エアコンプレッサー版もあるのです。

ガンダムマーカーエアブラシとはペンタイプ塗料のガンダムマーカーを使ってエアブラシ塗装が出来てしまう優れモノです。エアブラシ用に溶剤調合した塗料を準備して、それをハンドピースカップに投入、そして塗装後はハンドピースを洗浄しなければならないという面倒な作業が一切要らず。手持ちのガンダムマーカーを装着すれば直ちにエアブラシ塗装が可能、終了後はペンを外してキャップをするだけ。そんな夢の様なツールです。

ただ難点がエア缶を使うという点。イージーペインターもそうでしたが、エア缶を使うシステムというのは、想像以上に使い勝手が悪いです。圧の不安定さにイライラして使うのがおっくうになるのは目に見えていますので、使うならば、無理やりにでも自分のコンプレッサーに接続しようと思っていました。

しかし、実はガンダムマーカーエアブラシにはエア缶が付属している標準セット以外に、ハンドピースだけで売られているエアブラシピースという商品も存在したのです。これは本当に最近まで知りませんでした。

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この商品には最初からハンドピースに一般的なエアコンプレッサーと接続するための1/8(S)のねじ込みが付いていますので、変換ジョイントを購入することなく、すぐに自分のエアコンプレッサーに接続することが可能です。ただし、エアコンプレッサーがクレオスのリニアコンプレッサーの場合は確か接続がPS(細)の規格だったと思いますので、確認が必要です。エア缶付属の標準品の方はPS(細)のジョイントが付いていたと思います。いずれにせよ、コンプレッサーをお持ちの方はご購入される前に、各商品の接続規格をご確認ください。

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そして早速ハンドピースに手持ちのワンタッチジョイントを装着したところ。これでいつでも自前のエアコンプレッサーにて使うことが出来ます。
なおガンダムマーカーのペン先は専用のペン先に交換しなければ使うことが出来ませんので、忘れずに専用替えペン先を購入しておく必要があります。

■使い方は簡単!

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ペン先の交換は至って簡単。写真でペンに刺さっている白いペン先を指で引っこ抜きます。

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その後、黄色い専用ペン先を指でペンに押し込みます。あとはハンドピースにペンを装着して、エアを送り込めば塗装が出来ます。

■メタリックカラーのチョイ吹きにマストアイテム

実際に使ってみての感想ですが、やはり長時間の塗装には向きません。比較的短時間でペン先が乾いてしまいます。ペンをハンドピースから外して、インクを出す作業をしなければなりません。さらに当然塗料の量をコントロールは出来ませんので、べた塗りしか出来ません。

しかしガンプラには洗浄をしなくて済むこのシステムにピッタリの用途があります。それがメタリックカラーの塗装です。メタリックカラーはエアブラシ塗装をすると、ハンドピースの洗浄がとても大変です。完璧に洗浄しないといつまでたってもキラキラがピースに残ります。メタリック用に専用ハンドピースを用意する方もいるくらいです。

さらにメタリック色は十分に発色させようと思うと、下地色にも気を使う必要があります。ブラック下地を作って塗装をしないと思った色が出せない事態になることも良くあります。

手間がかかる割に、ガンプラでメタリックカラーを塗る場所は非常に限定的。細かくて入り組んだ形状のパーツも多く、特にアクリルエマルジョン塗料であるファレホで塗装をすると、塗膜が出来上がる前にエッジ部に塗料が表面張力で集まってしまうことがしばしばで、薄く何度も塗装しないと上手く均一塗膜になりません。少量のパーツを乾燥を待って何度も塗装するのは非常に非効率な作業になるのです。

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それを分かっていてのラインアップだと思いますが、ガンダムマーカーにおけるメタリックカラーの充実度は半端ではありません。とりあえず4色購入しました。

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これがシャインシルバーです。粒子もまずまず細かい方で、ラッカー系の専用塗料の様なきめ細かさはありませんが、ファレホメカカラーのメタリック色と同等程度のきめの細かさです。一方で光沢感はガンダムマーカーの方が1枚上手です。

それよりも何よりも、下地なしで1発吹きで決まってしまうのが驚愕です。もの凄い隠ぺい力です。

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写真では良い色を再現できなくて残念ですが、キラッキラです。ジムのアイカメラをルミナスメタグリーンで塗装しましたが、完璧です。写真では色がくすんでしまっていますが、実際は鮮やかなグリーンがキラッと光って抜群にカッコ良いです!

ヘビーガンメタリック色もまた逸品です!特にバーニアにピッタリです。少し赤みがあり、焼けた金属色を程良く再現してくれます。

ゴールドはまだ試していませんが、、いずれ追加で報告したいと思います。

本当に手軽に次々に色目を変えたメタリック塗装ができてしまうガンダムマーカーエアブラシシステム。とにかく感想は「なぜもっと早く購入しなかったのか!」の一言に尽きます。

■欠点は?

欠点は、はやりペン先が直ぐに乾いてしまうことによる塗装可能時間の短さです。もう1点は慣れるまで、どこに塗料が飛んで行くか良く分からないことです。どうも狙った点よりも少し上方に塗料が飛んでいるようです。手元が少し狂うと突然パーツに塗料が乗らなくなり、ペン先が乾いてしまったのかと思うのですが、実は狙ったスポットに塗料が飛んでいなかったということが、まだ不慣れな私には度々発生しています。そのうち慣れるのだとは思いますが。塗装対象が小さなパーツであることが多いと思われるので、意図しないところに塗料が飛んでいるとなかなか気が付くことが出来ないのが、強いて言えば難点かもしれません。

■まとめ

メタリック色の金属質感再現に相当なこだわりがある方、メタリック塗膜にギラギラ感が少しでもあることに拒絶感がある方にはお勧めしませんが。そうでない限り、メタリック塗装におけるこの手軽さは一度手にしたら絶対に手放せないツールだと思います。

コンプレッサーをお持ちの方で未導入の方は、そんなに高価なものでもありませんので、是非とも一度お試しになることをお勧めします。

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