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「蕎麦打ち体験」の英語化進めています!④

こんにちは。

英語コーチの ながき れいか です。

今年4月、新生活をスタートした人が
私の周りにたくさんいます。
転職した人達は2週間、入学した人達は1週間

新しい生活にワクワクして元気な人、
新しい生活にお疲れで週末のんびりな人、
心踊ることがある週末だったらいいですね。


2月から始めた蕎麦打ち体験を英語化する
プロジェクト。

大体、週1ペースで会って進めています。
毎回、新しい発見があります。

このプロジェクトは、

「外国で蕎麦打ちを広げたい」という夢をもつ蕎麦職人の久慈さんが主催する、蕎麦打ち体験を海外のお客様にも楽しんでもらえるよう英語化するものです。

久慈さんの専門知識と、視覚情報が多い
体験教室ならでは特徴を活かした英語化。


教える人、教わる人の関係を越えて
毎回お互いのアイデアに刺激されて
学びの多いセッションになっていて、
本当に楽しく、感謝の気持ちでいっぱいです。


1回目の学び:
ただ日本語原稿を英語にするだけでなく
久慈さんが自分の言葉として自信を持って
お客様に説明できる英語
を作ります。



2回目の学び:
英語化するときに大切にしたいのは
一言一句を正確に日英翻訳することじゃなく
相手がイメージしやすい言葉
置き換えていくこと。


3回目の学び:
なんと英語で蕎麦打ち教室をする機会が到来
久慈さんが、その体験から感じたことを
共有してくれました。

「やりながら伝えたい気持ちが、もっと湧いてきた」


そして今日は4回目のレポートになります。

生地をこね終わり、伸ばしていく工程です。
手のひらと綿棒を使う作業です。

まず、つまずいた表現が…

二回りくらいの大きさまで広げます」

パッと頭に浮かんだ英語は、

twice as big as
double the size
twice the size
(2倍の大きさ)


でも、「二回り」って2倍じゃない…

じゃあ、「二回り」って何を意味するんだろう?

goo辞書によると、一回りとは:

物事の程度、また、人の度量の大きさなどの一段階。「—小さい服」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/一回り/

人それぞれ違う、ということみたいです。

困りました。


さらに、綿棒を使う工程にも

「八分目で綿棒を止める」

という説明があり、久慈さんがピンとくる
英語がなかなか出せない。

英語の説明は口に出した時に、
手を動かしながら、お客様に届けられる
イメージができるものにしたい


久慈さんが、声に出して読んでみて
「うん、これは分かりやすい」
とピンとくる英語を2人で作ります。


うんうん、唸っていたら…

久慈さんが

「その大きさに紙を切って見本を作るのはどう?」

と提案してくれました。

解決!



見本をパッと出して、

Like this.
(こんな感じ)


サイズも目で見たら、分かりやすい。

Stop at this line.
(この線で止めて)

綿棒を止める位置も一目瞭然。


蕎麦打ち体験を何十回、何百回と
続けている久慈さんに助けられました。


私は、ついつい「もっと良い英語はないかな」
という思考に縛られてしまうけど、
久慈さんは「お客様が分かりやすい」との
目線を常に忘れないんです。



まとめ:


体験教室の英語化は、
お客様が目の前にいる利点を活かして
視覚情報を積極的に使いたい。

「伝わる」を1番にすると解決策は
英語じゃないところにあることも。

今日はここまで。

「蕎麦打ち体験を英語化するプロジェクト」
を読んでくれている人から、
嬉しい感想をもらいました。

「久慈さんに自分を重ねて読んでいる。少しずつだけど私も英語を勉強していて、久慈さんの歩みが励みになっている」

きっと同年代くらいの方なのかな…

私も「夢に近づいている」と話す久慈さんを
見ているとワクワクします。
ありがとうございます。

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