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「中高6年間、結構がんばったけど英語話せない(泣」

こんばんは。
今日はあっという間の1日でした。

苦情のメールと催促のメールの翻訳をしました。
嬉しくないニュースを伝える時は
いつもの6倍くらい気をつけて進めます。
神経を使ったので、どら焼きを2個食べてしまいました。
noteで栄養の記事を読んだばかりなのに。反省

さて、タイトルの言葉。
「自分は英語が苦手だ」と思っている人って本当に多いですね。
今日はそんな方に向けて書きます。

何年も勉強した英語が口から全然出てこないことって
結構当たり前なんだ〜

ということを分かってもらい、
そんなことのせいで「苦手」だと
思い込む必要はないのです、と
お伝えする内容です。


私自身、日本生まれで
公立小学校〜高校卒業したとき
英語は話せませんでした。

国際高校の国際学科というその名の通り
インターナショナルな環境の高校に行って
高2の夏休みにはアメリカに短期留学に
行かせてもらったにも関わらず、です。

多分、英語の授業にも力を入れていたはずです。
そして、それなりに真面目に学校生活を
送っていたのに、です。

同じ状態の日本人は相当数いると思われます。
この状態は、「日本の英語教育のせいだ」と
考えることもできますが、
今日は第二言語習得理論の観点から
見ていきいたいと思います。
(専門的な話ではありませんのでご安心を)

第二言語習得とは、どんな分野かというと

「第二言語(日本人にとっての英語)をどのようにしたらうまく使えるようになるのか、あるいは教えることができるのか、といった問題を扱います」

「はじめての第二言語習得論講義」馬場今日子・新多了 pp.3-4

英語を教えるなかで
「自分はこうやって勉強したよ」
「私はこの方法がうまくいったよ」
と自分の経験をもとにアドバイスをすることも
時にはあります。

でも、私個人の考え方や経験が
当てはまる人ばかりじゃないです。
むしろ違う人の方が多い。

第二言語習得の分野では
「どうやったら母語以外の言葉を話せるようになるのか」
が科学的に研究されています。

そのなかに「習得学習仮説」という考え方があります。

単語帳や文法書で英語を意識的に学ぶことを「学習

母語を身につけるような無意識なプロセスを「習得

「学習」と「習得」を区別します。
そして、
「学習」で意識的に身につけた知識は
すぐに自在に(無意識的に)使いこなせるものではない、
と考えられています。

中高6年間の英語の授業で
学んだ文法や単語を
使いこなせていない私たちは、
「学習」はそう簡単に「習得」に変換されないことを
身をもって体験しているだけです。

だから何もガッカリすることはありません。
この状態から、どうスタートするかが
大切です!


大人になって英語学び直しをするとき
「基礎から叩き直すっ」と
中学文法書や単語帳を買い込みたくなります。

そして1回、2回読んで問題を解いて

「むむむ、上達しないぞ」
と挫折してしまう人が多くいます。

ここまで読んできてくれた
あなたなら、これがどういう状態か
わかると思います。

「学習」ステージで止まって
ぜんぜん「習得」に辿り着いていないのです。

テキストの1ページから
順番に勉強していっても
私たちが期待するほど「習得」には
つながっていないのです。

だとすると、多くの方が
「ぜんぜん上達しない」と
諦めてしまうのは当然ではないでしょうか。

だからこそ、
「今、『学習』したことをどう『習得』につなげるか」
と自分に問いながら英語を勉強しましょう。

難しいことではありません。
考え方が分かればすぐに日々の英語学習に
活かすことができます!
明日は具体的な方法をいくつか提案してみますね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

「英語苦手は思い込みだったかも」と
気がついてスッキリした気持ちになる方がいたら嬉しいです。




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