すわれいこ

一人一人を主体とした学びや育ちのあり方や生き方を、日々の暮らしの中で探究しています。 …

すわれいこ

一人一人を主体とした学びや育ちのあり方や生き方を、日々の暮らしの中で探究しています。 自由奔放な夫、優しく繊細な長男、マイペースチャーミングな次男、おもしろ愛され末っ子の三男と、多摩地域で暮らしています。 シェアリング・ラーニング共同代表。

マガジン

  • まちの不思議おもしろ探究日記

    雑誌「社会教育」で連載している、『まちの不思議おもしろ探究日記』です。

  • こどもたちの記録

    我が子たちの記録。

  • 市政/政治ウォッチャー

    改めて市政や政治について調べていくとおもしろいことがたくさん! その記録を、ウォッチャーとしてまとめています。

  • 推し活シンデレラ

    たーたんへの愛を全力にこめた、推し活の記録

  • 学校と学びの勉強会

    学校と学びの勉強会の記録です

最近の記事

対話疲れのから騒ぎ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #22)

今年はとても疲れた一年だった。 PTA連合会に改革の大波が押し寄せ、組織の存在意義や望ましいつながり方を検討して、これからの在り方について結論を出していかないといけない年であった。それぞれの学校のPTAも様々な状況を抱えている上に、集まっているメンバーもそれぞれの背景を抱えている。仕事観のような、活動の進め方や捉え方も大きく異なる中、その違いがうまく作用することもあったが、大きなすれ違いが生まれることの方が多かった。 私は副会長という立場で、会の円滑な運営を役目として担ってい

    • 創作舞台、大好きだ!(まちの不思議 おもしろ探究日記 #21)

      「みんなが何考えてるのかわからない。もう誰も信じられない。また誰かと仲良くなっても、裏切られて傷付くくらいなら、もう関わらなくていい。どうでもいい。」 そう言って下を向く長男に、私はかける言葉がなかった。 今年の春、それまでずっと仲良くしていた友人たちとの間にいざこざが起き、心を閉ざして学校も休みがちになった。 人生で初めての大きな挫折。そう言っても過言ではない。順調に過ごしてきていた中学1年生までの暮らしが一転、2年生になってからの日々は苦悩に満ちた日々であった。 長男と

      • 「選挙×   」でまちづくり(まちの不思議 おもしろ探究日記 #20)

        少し前の事になるが、国分寺市立第四中学校で、国分寺の投票率を一位にプロジェクトが、出張授業をさせてもらった。 私たちの活動を紹介したテレビ放送を見た地元の学校の先生が、「SDGs講座」という外部講師を呼んで行う授業の中でお声がけしてくださり、SDGsの目標⑪「住み続けられるまちづくりを」のテーマで、活動の話をさせてもらうことになった。 私たちのプロジェクトは、選挙や政治を扱っているため、主権者教育の活動と認識されることが多いのだが、やっているメンバーとしては、「まちづくり」の

        • 書かない作文と言う宿題(まちの不思議 おもしろ探究日記 #19)

          我が家の次男には独自の世界がある。 頭の中に常に複数のキャラクターが住んでいて、現実に起きる出来事と頭の中のキャラクターが混じり合いながら、物事の大半を理解していく。 そんな次男の話は、突拍子もないような話も多いが、その独自の世界にグイグイと引き込まれるような時もある。本人もこの自分の世界を人に伝えることが好きで、いろんな物語を聞かせてくれる。 世間一般の普通とは異なる発達をする次男だが、この独自の世界の表現を通して、社会とつながっているように思う。 ◆ 次男のクラスでは

        対話疲れのから騒ぎ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #22)

        マガジン

        • まちの不思議おもしろ探究日記
          22本
        • こどもたちの記録
          25本
        • 市政/政治ウォッチャー
          37本
        • 推し活シンデレラ
          7本
        • 学校と学びの勉強会
          6本

        記事

          学校に行く?行かない?(まちの不思議 おもしろ探究日記 #18)

          朝7時。三人の息子たちに順番に声をかけて、起こしていく。今日は誰が学校に行けて、誰が行けないのだろうか。遅刻しないで行けるだろうか。何時間目までいられるだろうか。一人で行けるだろうか。一人で帰って来られるだろうか。 7時半。なかなか起きてこない子たちに、「そろそろ遅刻になるよ」と声をかける。起きていても、なかなか動き出せない時もある。朝の支度をしながら、休もうかどうしようか悩んでいる時もある。朝ごはんを食べるように促して、私は今日一日の過ごし方を考える。 学校に行かない子

          学校に行く?行かない?(まちの不思議 おもしろ探究日記 #18)

          P連を改革する(まちの不思議 おもしろ探究日記 #17)

          今年私は、市のPTA連合会(P連)の副会長として、P連の改革に取り組んでいるのだが、これがなんとも骨の折れる日々である。 ここ数年、PTAを取り巻く環境は急速に変化している。入退会自由の任意団体であるという認識も広がり、コロナ禍の影響による効率化や改革に大きく舵を切るPTAも増えている。また、入退会のみではなく、活動自体も任意参加を基本とし、立候補のなかった委員は活動をお休みにするというやり方を取っているPTAも生まれている。 そんな中、連合体であるP連に対する認識も大きく

          P連を改革する(まちの不思議 おもしろ探究日記 #17)

          大人も民主主義を学ぼう(まちの不思議 おもしろ探究日記 #16)

          8月6日、シェアリング・ラーニングで「子どもたちに民主主義を教えよう×大人たちも民主主義を学ぼう~工藤勇一さんと100人のリアル対話会~」というイベントを開催した。 千代田区立麹町中学校の校長として話題になり、現在は横浜創英中学・高等学校で校長として学校改革を進める工藤勇一先生をゲストに、民主主義について考えながら対話を重ねていくイベントである。 昨年、工藤先生が共著で出された本『子どもたちに民主主義を教えよう』の読書会と対話の場を事前に三回開き、イベント当日も、工藤先生から

          大人も民主主義を学ぼう(まちの不思議 おもしろ探究日記 #16)

          まちのおまつりで「好き」を広める(まちの不思議 おもしろ探究日記 #15)

          「大好きな妖怪ウォッチがもうすぐ十周年になるから、盛り上げたい。」 次男がそう言い出したのは去年の秋のことだった。 妖怪ウォッチのキャラクター「ジバニャン」のぬいぐるみを、もう八年近く自分の半身のように持ち続け、頭の中には常にジバニャンがいて、いつも一緒に暮らしている。発達がゆっくりで特性の強い次男にとって、ジバニャンは心の友であり、ジバニャンを支えにここまで生きてきたと言っても過言ではないくらいである。 その妖怪ウォッチの人気がここ数年下降してきていて、アニメ放映もつい

          まちのおまつりで「好き」を広める(まちの不思議 おもしろ探究日記 #15)

          ママ友、産後二ヶ月の挑戦(まちの不思議 おもしろ探究日記 #14)

          6月中旬、市議会の一般質問が行われた。 テレビをインターネットにつないで、議会のライブ中継が始まるのを家族で待つ。右手にはスマートフォン。LINEのオープンチャットに集まる仲間たちも、同じように画面の前で待機している。 「きた!」「いつものまりちゃんだ!」「前に話した産後ケアマネの話をしてくれてる!」「そうそう、産後のつらさってまさにそこ!当事者の声が伝わってる」「今のところ、もうちょっと具体的な数字にして答えてほしいねー」「あたたかいのに、言う事はちゃんと言ってて。まりちゃ

          ママ友、産後二ヶ月の挑戦(まちの不思議 おもしろ探究日記 #14)

          モヤモヤ日記~ある一週間の記録(まちの不思議 おもしろ探究日記 #13)

          ―5月12日(金) 国分寺市の特別支援学級の増設に関する委員会が立ち上がるという情報を聞いて、友人たちと市民公募に応募することにした。市民公募枠は一枠で狭き門だ。 次男が通う特別支援学級は、この五年間パンクしている状態が続いている。支援学級を希望する子どもの数が急増し、一人ひとりに必要な支援の幅も広がっていて、先生たちの負担が大きくなりすぎている。先生たちも子どもたちも疲弊してしまっているため、支援の充実や学級の増設が必要だと、これまで様々な方法を活用して訴えかけてきた。PT

          モヤモヤ日記~ある一週間の記録(まちの不思議 おもしろ探究日記 #13)

          シティズンシップシティ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #12)

          4月23日、市議会議員選挙の投開票日、国分寺駅北口の広場で「選挙マルシェ」を開催した。 「国分寺の投票率を1位にプロジェクト」が開いたもので、キッチンカーや屋台の他に、投票を促す大きなパネルを掲示し、国分寺の投票率の推移、候補者のデータベースが見られるQRコードなども掲示した。 駅を行き交う人たちが、パネルから候補者情報を見たり、コーヒーやクッキー、地元産の野菜を使ったジェラートなどを食べながら、選挙や政治について語る座談会に参加したり、お気に入りの野菜に投票したりと、それ

          シティズンシップシティ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #12)

          私の声を届けてくれるのは誰か(まちの不思議 おもしろ探究日記 #11)

          四年に一度のお祭りがやってきた。 オリパラか、ワールドカップか、WBCか。 いや、もっともっとアツい「市議会議員選挙」である! かねてより、”市政推し”と宣言している私なので、この四年間の市政への愛をこめて、今回もまた選挙を盛り上げる活動を様々な形で展開している。 投票率を上げる活動や、立候補する予定の友人の手伝いなど、私が立候補するわけではないのだが、この春はとにかく「選挙で忙しい」日々が続いている。 そんな完全なお祭り状態の私をよそに、家族をはじめ、あまり選挙に関心が

          私の声を届けてくれるのは誰か(まちの不思議 おもしろ探究日記 #11)

          正常性バイアスのかかった自分を信じない

          あけましておめでとうございます。 2023年も、なんというか本当に大変な1年でした。 前半は、統一地方選のために走り回り、とても楽しく充実した日々を過ごしていたのだけど、その疲れが取れないままに突入した後半。 PTA改革の波に巻き込まれ、びっくりするようなハラスメントを受け続け、もう本当に、平常心を保つので精一杯、という日々でした。 あれ?私がよくないの?私が間違ってる? それとも、これはひどいハラスメント? その間を行ったり来たりで、自分の感覚が信じられない。 人に話を

          正常性バイアスのかかった自分を信じない

          難読文書をやいのやいのする(まちの不思議 おもしろ探究日記 #10)

          「不登校とか教育のことについて意見出せるらしいよ!みんなでパブコメ出そう!」 「いいね!出す出す!」 「これ、不登校だけじゃなくて教育全般の話?いろいろ出せそう!」 「そうだね!でも、何を書いていいのかわかんなくなりそう…」 「こういうの読むの、苦手なんだよね…文字が並んでると、読む気が起きなくて…」 「なんか、みんなで読んであれこれ言い合う会とかできたらいいのにねー」 「たしかに71ページは、一人で読むには心が折れる量だわ…」 「じゃあ、やいのやいのする会、やろう!」 一

          難読文書をやいのやいのする(まちの不思議 おもしろ探究日記 #10)

          主催者になるということ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #9)

          「講座を主催する」という形の学び方がある、という事は、おそらく多くの人が知らないことである。そして、それをサポートしてくれるのが公民館であるということは、さらに多くの人が知らないことであるように思う。 数年前、私は国分寺市小・中学校PTA連合会(P連)で、「きょうどう学習委員会」の委員長を引き受けていた。この委員会では、子どもや学校やPTAの事について、保護者が自分たちでテーマを決めて主体的に学び、その内容を全会員に還元していくという活動を行っている。初めて担当するメンバー

          主催者になるということ(まちの不思議 おもしろ探究日記 #9)

          超個人的視点から、国分寺市議会議員候補者を紹介☆2023

          4年ぶりにやってきた、国分寺市議会議員選挙。 市政ウォッチャーとして楽しんできた日々の積み重ねにより、情報量が多すぎる。 仲間たちと楽しんでやっている「国分寺の投票率を1位にプロジェクト」では、メンバーが知りたい情報を、自分たちで集めてまとめた。 必要な情報はもうそこに十分に詰まっている。 だから、ここからは私の超個人的視点で、紹介していく。 独断と偏見にまみれた紹介です。 国分寺市議会議員って?市議会議員って、 国分寺市民が雇っている、 行政から出された議案を、市民の

          超個人的視点から、国分寺市議会議員候補者を紹介☆2023