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[最協決定戦]『幼女戦姫』の発言に見る「大会やその他の配信の見方」

1.はじめに

 どうも皆さん、あっという間に最協決定戦が終わってしまいましたね。
「APEXはようわからん」、「ああいう銃声がうるさいゲームはちょっと...」、「ガチっぽい雰囲気が苦手で...」という方は今回の最協決定戦は蚊帳の外になってしまっているかもしれません。したがってこの記事に関しても、「最協決定戦は追ってないから関係ないや」と思う方もいるかもしれません。ですがご安心を。
 今回のこの記事は、先日の最協カスタム中の勇気ちひろ氏の発言から、私たちリスナーがどのような態度で大会を、また日常での配信を視聴すればよいのか、自分なりに考えましたので、それについてつらつら書いていきます。
 今回の大会に限らず、APEXでの大会で起きている不愉快極まりない状況についても触れますので、APEXについて何も知らずとも、大会に触れたことがなくとも大丈夫な記事になっています。
(今回のこの記事で扱う一部の問題は、筆者もよく把握しきれていないものもあります。にわかが露呈する場面もあると思いますが、ご容赦ください)

2.件の発言と、APEXの現状

 では最初に、件の発言に触れていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=VNNnQIY070s&t=0s
こちらの配信にて、勇気ちひろ氏がリスナーに対して

「(勝つためだけのプレイが見たいなら)ALGS(プロばっかりが集まるガチ大会)でも見に行ってろ!」

との旨の発言をしました。ではまず、この発言が飛び出るに至った経緯をあまり事情が分からない人に向けて説明します。
 勇気ちひろ氏のチーム、「幼女戦姫」所属のうと氏は今回、大会において大きな役割を果たすキャラ『レイス』を担当することとなりました。詳しい能力などについての説明は今回省きますが、大会などにおいてはかなり必要とされているキャラクターです。そしてこのキャラクターは、比較的自由に動ける機動力・他のメンバーをまとめて運べるほどの輸送力を持っているという特徴があります。それ故レイスを担当する人は、チーム全体の方針を決める『オーダー』を担当するケースが多いです。
チーム全体の『動き方』・『いつ・どこで・どれぐらいの距離を取って戦うか』を決定する「オーダー」担当は、チームメンバーの中でもひと際大きい重責を負う事となります。「自分の小さなミスによってチームを全滅に導いてしまうかもしれない」という恐怖は、私たちがどれだけ想像力を働かせても完全に理解することは出来ないでしょう。
そんな重責を負っているうと氏に、一部の視聴者から結果論に基づく心無い言葉が浴びせられていました。自分なりに頑張って最善の方法を模索している中、遠くから見ているだけの人から浴びせられる結果論ほど、辛いものは無いのではないでしょうか。正直、私も見ていて非常に腹立たしく、また心が痛くなりました。
 そんな中飛び出たのが、冒頭のちひろ氏の発言です。私はこの発言を切り抜きで見たのですが、カスタム中の配信に粘着している一部のク〇野郎どもに対して大声で叫んでやりたい発言ですね。
じゃあなんでここまで言わなければならないほど心無い声が飛んだのか。これにはAPEX配信において見過ごせない、大きな膿が関わっています。

3.APEX配信にはびこる『膿』

 まず、皆さん想像してみてください。

あなたが公民館で友達と楽しくゲームしているとします。内輪特有のノリを楽しみながらワイワイやっている、そんな中見知らぬ集団があなたとその友人を取り囲んだかと思うと、ゲーム画面だけ見て勝手なアドバイスをし始めました。しかも正しいことを言っているのかと思えば、到底正しいこととは思えないことも言ってきます。一見丁寧な言葉を使っている人もいれば、明らかな暴言ともとれる言葉遣いの人もいます。ですが共通して言えることは、あなたや友人の感情を慮っていないという事です。なんでもかんでもずけずけ言ってきます。どれだけ「どっかに行ってくれ!」と言っても離れる様子はありません。あなたと友人はほとほと困ってしまいました。

これが今のAPEX配信における現状です。通りすがりの人に等しい有象無象が、精一杯のプレイに対してさもコーチのようにアドバイス(笑)を何も考えずにぶつける。このように、散々言いたいことを無責任に言い放って配信者の心を散々傷つける連中がはびこっているのです。(ここで「配信者はそれぐらい耐えろよ」って思うやつはお引き取り下さい)
こういった連中は、APEX界隈では「コメデター」と呼ばれています。(結果論信者で、一側面でしかプレイを見れず、自分の考えが100%正しいと信じて疑わない、論理的知性のない人たち。コメントだけ見れば超うまいプレイヤー〔プレデター〕に見えることからこの名がついた)
 この問題は今に始まったものではありません。どんなにゲームが上手い配信者の配信にもウジ虫のごとく湧きますし、どれだけやめろと言っても、聞く耳がないのか理解する頭がないのか、こういう連中がいなくなることはありませんでした。どの配信にでも湧く分、非常に悪質な連中でしょう。

4.その『膿』はAPEXに留まらない

 さて、ここまでAPEX配信にはびこる害悪である「コメデター」について触れてきました。ですがこのコメデター問題は、本質をみればAPEXだけに留まらないのではないでしょうか。

ユニコーン、杞憂民、指示厨、害悪ファン、荒らし、アンチ等々...

配信者とその周囲にいる人の感情を慮らず、安全地帯から匿名で無責任な発言を繰り返して配信者を傷つけ、火種をばらまいている連中は、どこの配信でも見られるのではないでしょうか。ネット特有の「仮初の匿名性」に完全な信頼を置き、無責任な言動、荒らし、誹謗中傷をしているユーザーがなんと悪目立ちする事か。事実、とあるライバーがマシュマロにて卑劣な荒らしを受けてマシュマロを封鎖するまで追い込まれました。
こうした問題を見ていると、ニコニコ動画のコメの質が落ちたといわれるのも納得がいきますね。
…話を戻しましょうか。
私たちは、散々ネットマナー、モラルに気を付けましょうと言われてきました。配信者の概要欄や配信内でもルールに関して再三の周知がなされているはずです。にもかかわらず、ネットマナーに反した言動、行動をとる者は後を絶ちません。
 では、そのような行為を一切行っていない健全なリスナーはどうすればよいのでしょうか

5.対処は『ブロック』、『通報』のみ

 正直、私たちが上述の迷惑行為に対処する方法はこれだけしかありません。
もしかしたら、コメ欄にて「そういうことはやめようよ!」と言いたくなる方もいるかもしれません。ですが、そもそも配信にて迷惑行為を働く連中というものは正常な理性が残っていないために、自分の行為をとがめられると余計にヒートアップします。なので、むやみな指摘はさらなる論争を呼びかねません。
しかし、どのようなコメントが配信者にとって不快なのか、リスナーからしてみれば判別できないことがあると思います。その場合は、今回のような発言を配信者の方がしてくださるはずです。
「(勝つためだけのプレイが見たいなら)ALGSでも見てろ!」
という発言があったならば、「余計な指示を飛ばしているコメントは排除していいんだな」と判断することとなりますし、「こういう絵文字を使うのやめて」という発言があったなら、そういう絵文字を飛ばす人はブロしていけばいいんだと判断できます。きわどい際には、配信者の方の判断・発言を待つのも一つの手ではないでしょうか。(マシュマロで聞いてみるのもいいかもしれませんね)

6.むすび

 ここまでつらつらと書いてきましたが、結局のところはROM専(コメントを一切せずに配信を見る人のこと)が一番簡単です。私はいつもコメ欄を閉じてライブを見ていますし、後日挙がった切り抜きを見て「こういうコメントもあったんだ」と知ることも多いです。ですが、私は配信者が提供してくださる配信コンテンツだけで満足しているので、コメントにまで価値を見出せません。そもそも、私が打ったコメントで誰かを傷つける可能性があるなら、最初から打たない方がいいですからね。
 私たちが最も重んじなければならないのは、私たちに心血注いでコンテンツを提供してくださっている配信者です。その点は必ず心に留めて、リスナーとしての責任を持って配信を見ましょう。
では。

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