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ENTPが惹かれたINFJの慈愛の数々/散りばめられた気配りに感謝と敬意を

君がしてくれたことに込められた仁愛に敬慕する。

またまた一日ぶりです、おはこんにちばんは。


今回は出会った時から今日までの、INFJ君に惚れ込んだエピソードを書いていこうと思う。

私が今までINFJ君について書いてきたことは、ドアスラムされた果てに得た秘められし思想へ焦点を当てたものばかり。

今まで色々という言葉には収まりきらない強く多様な感情を抱いてきた。
しかしそれは彼本人よりも、私が考察して作り上げたINFJ像への感情とも言えるものだった。

私は好きだからこそ、彼自身との関係性や経験から得た想いではなく、理想に対しての想いばかり綴っていたように思い直す。

あくまでENTP型の私の恋愛観であり、INFJ型の特定の彼に対する評価であること、あらかじめご了承願う。



高校二年生の七月(それまでは私の中で彼の存在は無に等しい)席替えで前後の席になった(彼が前、私が後ろ)。

しかしあちらの性格上、話しかけてくることは滅多になく……それがまた私の好奇心やら独占欲やらを刺激した。

ペン貸してくれる?
これどういうことか分かる?
これ開けてほしいな
INFJ君はこれどう思う?

彼に妹がいると聞いて(私には兄がいる)、これは少しわがままなくらいが丁度いいんじゃないか?と、お願い事をしては感謝するようにして接点を増やしていった。


毎日毎日、少しずつ彼との時間を増やしていく。

彼が授業中にかける眼鏡を貸してーと自分にかけては、気に入った様子をみせてなかなか返さない定番の流れ。


「似合ってるけど」と言っては、優しい手つきでそっと私の顔から眼鏡を抜き取り微笑んでくれる。



彼の笑顔は常に優しかった。
顔の造形によるものか。それとも彼の人柄が現れていたのか。優しく下がる目尻、可愛らしく膨れる涙袋、それは綺麗な三日月を描く。

まだ彼がINFJと知らぬ頃、私にはその笑顔が私への愛しさを体現しているように見えて仕方なかった。

寒くて上着を借りたこともあった。
一日中ずっと貸してくれた。
硬めの生地で私の二周りも大きかったそれは、彼の存在そのもののようで手放したくなかった。


暇で作った折り紙のクローバーを特に考えずにあげたその一ヶ月後に、まだ家に保管していると聞いた時は驚きと言いようのない幸福感に包まれた。

別にあげたのが私でなくてもそうしていたのだろう。しかしその他者を重んじ尊重しようとする心持ちに心底感服する。


天然タラシは本当だなぁ……

手が大きい彼にその話をすれば手を合わせようとしてくれた。
必ず私の目を見て話してくれた。
グループで流れた私の話題を再回収してくれた。
喋れない授業ではずっと筆談してくれた。
配布物が多い時は私に回すことなく前に持っていってくれた。
毎週のように変えるネイルを毎回褒めてくれた。
風邪で辛かった時はのど飴を何個もくれた。
休んだ時のノートをお願いしたらいつもより綺麗な字で取ったノートを見せてくれた。
早弁をしたい時は先生にバレないように壁になってくれた(笑)。

修学旅行では各自がスーツケースと肩掛けバックをホテルの四階まで運ばなければならなかった。
彼が私にだけ「荷物持つよ」と言ってくれて、バックも一緒に運んでくれた時はもう私のこと好きやんって思わずにはいられなかった。

帰りの新幹線でも前後だった。
ゲームしたいと言ったら喜んで付き合ってくれた。二時間ずっと一つのスマホで二人対戦のミニゲームを楽しんだ。

私が途中で聞いた。
「疲れた?大丈夫?」

「俺は大丈夫。楽しい」

嬉しかった。
本当に楽しかったのだ(ゲームが面白すぎたと言ってしまえばもう話すことは無いのだが)。
心から笑い合っていた。
あんなに無邪気な笑いを聞いたのははじめてだった。

あの時、私はこの人を絶対大切にしようって思った。いつもなら友達と言えど二時間もスマホゲームなどしていられない。
私こそ心の底から笑っていた。
間も空気も気も考えなくて済む二人だけの空間。

二時間が短く、惜しくなるような夢のような時間だった。


まだまだ書ききれない優しさと気配りの数々にもはや申し訳なくなってくる。

こうして書いてみると彼のgiver精神に対する私のtakerさに面目がない。

少しでも返していこう。
今また改めて感謝を伝えることがその一歩になりますように。



またね。






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