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全自動、無人レストランEATSAを使ってみた。

  今回はサンフランシスコ市内オフィス街のど真ん中に位置する、ロボットレストランEATSAについて書いてみました。注文を自分でして、頼んだものがでてくるという店員さんがいない居酒屋とかは聞いたことがありますが、丁寧に盛り付けされたオーガニックベースの素材にこだわったサラダを人の手を一切借りず、提供するレストランは初めて見た気がします。コスト的、味的にも日本のコンビニの水準に負けてない、加えて店に入った時のエンターテイメント性を追求したEATSAを覗いてみました。

この日はたまたま本部の方が視察に来られていたんですが、普段は無人です。新しいサービスなので、使い方等を詳しくし説明してもらいました。

この店舗には自動注文パネルが6台並んでおり、全てカード精算。

サラダメニューは全部で6種類。左メニューバーで、"BUILD A BOWL"を選択すると、暖かいサラダ、菜っ葉のみのサラダもカスタマイズできる。価格は$7以下とスーパーで買うよりもお買い得で、きちんとEATSA専属栄養士が栄養バランスを考えなが組み合わせたMIXサラダになっています。今回はCantina Kale Salad をチョイス。

試しにSeasonal Fresh Salad もサイドとしてチョイスしてみます。完全ロボット使用ということもあり、どこまでフレッシュなのかが気になりますよね。そのほか飲み物はフルーツの甘み、香りをそのまま使用したSparklingジュースとTEAの2択。ヘルシーレストランなので、甘味料、砂糖、香料はもちろん不使用です。

 

サラダ、フルーツ(ここでは別会計)、飲み物で合計$10.15!(*ちなみに同じ量とクオリティーのものをオーガニック専門スーパーで買うと確実に$15 は超えます。。)

ここからがこの無人レストランの面白いところ。まるで電子レンジのようなガラス張りのボックスが一面に並ぶ店内。その上にあるスクリーンを見ると、準備中のオーダーが名前ごとにパネルに現れます。システム的にどこか大学の学食のような雰囲気ですね。。

名前付きでオーダーが出てきました。フレッシュフルーツも切ったばかりというほど、みずみずしい感じがします。毎日新鮮な野菜、果物を仕入れ、品質管理と栄養素の保存にはかなり力をいれているとか。

 サラダはArugulaがたっぷり敷き詰められた、キヌアサラダ。パッと電子レンジ型BOXからでてきた時の色彩にFRESHさを感じたのと、盛り付けもロボットが盛り付けたとは思えないほど自然で、丁寧に仕上がっていました。味に関してはCAの土地柄か、ハラペーニョのアクセントで満足感があり、ピリ辛で後を引く味付けになっていました。これで1人前なので、かなりボリューミー、コスパに加え総合的にみて満足感があります。シリコンバレーの地で生まれた無人レストランだけあり、店内、商品デザインともシンプルですが、どこか近未来的でウキウキ感を味あわせてくれるお店です。飲食店において、スタッフが作り出す店の雰囲気と時間は無形の楽しみであり、ロボットにはもちろんそれは提供不可能ですが、TECH(VISUAL)とFOOD(HEALTH)をうまく融合させることで、人権費0でも虚しさを残さない、全く新しいレストランのコンセプト楽しむことができます。サンフランシスコの街中で観光、もしくは仕事の合間等、時間短縮ができ、かつヘルシーな食事を楽しみたい方、EATSAに是非足を運んでみては?