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NothingFlashToolの使い方

Nothing内部で使用されているであろうFlashTool、NothingFlashToolの説明です。


EDLでの接続

まず始めにこのツールを使うにはEDLモードにする事が前提になります。方法は複数存在します。

注意: EDLの接続を行なうにはQualcommのドライバーをインストールする必要があります。
作業前にドライバーのインストールを行なってから接続をしてください。
QuectelのEDLドライバーの場合、ツールが認識しません。

  1. コマンドでEDLにする

  2. 音量上下を押したままUSB接続をする

  3. Hydra EDL(V2 EDL)ケーブルを使用する

  4. テストポイントをショートさせる

の4点になります。
1番はOSが起動する環境が前提なので基本的に使う事は少ないと思われます。2番の方法を使えば手軽にEDLの接続が可能です。基本的にはこちらを使う事がメインとなるでしょう。もしも、ボタンで認識がしなくなる事があった場合は、ケーブルを使った3番の方法を要します。
4番のテストポイントをショートは完全な最終手段です。基本的に非推奨です。テストポイントの公開もされていないので説明はできません。

ツールの実行

上記のいずれかでEDLの接続後にNothingFlashTool.exeを実行します。
実行時にNothing Phone(1)がプルダウンで表示されていますが、Nothing Phone(2)を選択してください。(対象となるROMがPhone2のみになります、Phone1はQFILを使用してください)

ツールでFlashを行なう

社外秘なのにツールにもNdot(Nothingのフォント)を使っている拘りぶりである。

EDLで接続されているとCOMの箇所がConnectedになっています。その状態でStartをクリックするとROM焼きが開始されます。Progressの箇所が100%になれば作業完了です。ControlのFlash Userdataはデータの初期化、Reboot After Compleateは完了後に再起動をするオプションになります。

StatusがN/Aの場合は接続がされていません。接続のし直し、ドライバーの確認、再起動などを行なってください。
Qualcommのドライバーを要するのでAMD系のCPU環境では上手く動作しない可能性もあります。

Flash後に起動をするかチェック

起動をするかチェックをしてください。
Nothingのロゴが表示されれば成功です。因みにこのROMのバージョンはNOS v2.0.1になります。

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