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「指輪をきっかけに、セクシュアルマイノリティへの理解を少しでも広げられたら。」Re.ing初のお客様へのインタビュー。

こんにちは!Re.ingプロジェクトのもやです。

今回は、Re.ingのプロダクト「LITTLE RAINBOW」を1番にご購入いただいた岩田さんにお話を伺わせていただきました!初めてのお客様ということで、メンバー一同とても嬉しくサンプルを見に来ていただいた際に色々とお聞きしたところ、とても素敵な想いをお話くださったので、急遽インタビューという形にさせていただくことになりました。(岩田さん、本当にありがとうございます!)

*LITTLE RAINBOWというネーミングに込められた想いについてはこちら

ーこの度は、岩田さんがRe.ingの指輪を初めて手に取っていただくお客様ということで、本当にありがとうございます。僕たちもこの指輪をお届けできることを、大変嬉しく思っています。今回、「性をこえてつなぐ」というコンセプトのLITTLE RAINBOWをお選びいただいた理由を、教えていただけたらと思います。

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もともと、指輪が好きでよく身につけるんです。それで、新しい指輪が欲しいなと思っていたのと、単純に緑が好きなんですね。30歳のときに自分のラッキーカラーを緑にしようと決めたのもあって、何かあった時は「緑」を選択しようと先に決めてしまってて。緑ってファッションで使われることが少なかったりするんですけど、だからこそ目立つなと。初め、この指輪はパートナー同士でつけるものなのかなとも思ったのですが、デザインとカラーを見て一人でつけていても良いよなと。純粋に「かっこいい」と感じて選んだのですが、そこにメッセージがあるというのが良いなと思いました。

ー指輪には刻印ができますが、どんなメッセージを入れられる予定ですか?

“100年すてきカンパニー”という、自分の会社のミッションを入れようと思っています。僕は今、衣料向け繊維素材(織物、編物)や様々な樹脂の企画・製造を行う会社を経営しているのですが、創業130年の歴史があるんですね。その歴史が少しずつ積み重なって来たときに、信頼の蓄積が僕たちの1番の財産だなと思いまして。それを次の世代に繋げていかなきゃな、ということで“100年すてきカンパニー”というミッションをつくったんです。自分たちだけでなくお客様や取り組み先、地域、社会、環境、そして自分たちの家族に貢献していくことを目標として『100年続いてきた会社をこれから100年も続けていける、すてきな仲間になりましょう。』という意味を込めて。その流れで、就業規則を改定するときに、同性パートナーも「夫婦」として定義しようって決めたんです。そういった関係性の人たちを除外したら「すてきな仲間」とは言えないじゃないですか。そんな想いも込めて、この指輪をつけたいなって。

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ーご自身の会社の中で、セクシュアルマイノリティへの理解を深めていこうと考えるようになった背景には、何かきっかけがあるのでしょうか?

ある時、友達からバイセクシュアルであることをカミングアウトされたことがきっかけでした。女の子の友達なのですが、軽い気持ちで「彼氏はいるの?」と聞いたら「彼氏というか彼女というか、、彼氏がいますね」って言われたんです。その時、自分がバイセクシャルであることと、トランスジェンダーの恋人がいることを話してくれて。

そのことをきっかけに、色々と自分なりに考えて就業規則を変えようと思いまして。私の会社には現在150名ほど社員がいて、割合的にはLGBTの人が何人かいてもおかしくはないけど、現状に対し「こうしてほしい!」と言われたことはないんです。社内で何か意見が出たというわけではかったので、正直悩んだ部分もあったんですよね。実際にセクシュアルマイノリティの友達ができて少し理解するようになったことで、突然「規則を変える」っていっても、独りよがりなんじゃないかと。社員はそのきっかけも、何も知らないですし。でも、ニワトリたまごの問題というか、どちらが先に声をあげるかだと思ったんです。だから社長である自分が先に言葉にしなければ、勇気を出して話そうと思う人もいなくなってしまうんじゃないかなと考えて、自分から言い始めることにしました。今やれることとして現在ある制度を見直して、規則面から変えようって。

ーバイセクシュアルのご友人ができたことをきっかけにして、ご自身の会社でも理解を進めていきたいという想いが出てきたんですね。

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そうですね。実は、元々LGBTについては知識としては知っていたけど、自分には関係ないことだなと思っていて、そこまで理解はしていなかったんです。

だからその女友達にカミングアウトされた時、「え?」と少し驚いた反応をしてしまって。そのあとに「いいね」って言ったのですが、きっと僕を信頼して言ってくれたのに、一瞬でもそんな顔をしてしまったであろう自分のことを恥じたんですよ。その時、初めて耐性がなかったということに気づいて。頭ではわかっていた「つもり」だったけど、本当の意味で理解していなかったんですよね。そこから、自分の分身である会社でも理解を進めたいなと思うようになりました。ただ知っているっていうだけじゃなく、人との関係性の中で、心で相手を理解したいって思ったんです。

とはいえ、そもそもセクシュアリティって極めてプライベートな話なので、社内の仲間から具体的に話が上がることはないと思っているんです。だからこそ、こちらから発言することが大切だなと思いまして。ただ、そうはいってもやはり押し付けてはいけないことだと思っているので、できる範囲で少しずつ進めていきたいなと考えていました。そんな時、単純に「指輪がほしい」と思っていたことと、「みんなに伝えたい」という二つの思いが、Re.ingの指輪にちょうどマッチしたんですね。内側にレインボーが入っていることでその気持ちを込められるなと感じたし、僕がつけてる指輪ってこんな想いがあって、みたいな感じで軽い感じで話ができるといいなと。また趣味で茶道をやっているのですが、その時は指輪を外すんですね。なので、その時内側にあるレインボーを見て「このレインボーは...」って会話が広がるのも楽しいんじゃないかと思うんです。

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この指輪がいいなって思う人には、LGBTの方も、そうじゃない方もきっといろんな方がいると思うのですが、このくらいのデザインだと、純粋に「かっこいいな」という気持ちで買えるし、この指輪をきっかけにして「いいね、それ!」くらいの会話で理解が広がっていくといいなって。さりげなく想いが込められるっていうのが、すごく気に入ってます。

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▶︎ご自身が普段つけられているものと、重ね付けを。真ん中がLITTLE RAINBOW。


ー僕たちも、身近なところに接点がないことが問題だなと感じています。そういった場所をつくることを考え、指輪を通じて今まで接点を持たなかった人同士が繋がって、少しずつ輪が広がっていくといいなと思っていたので、その想いに共感していただけて、すごく嬉しいです。

知らず知らずの間に仲良くなっていくことが、大切ですよね。接点を持つ場も、『LGBTの方のためのイベント』みたいになってしまうと、ある程度興味のある人が来ることが前提になってしまうけど、先に友達として仲良くなってしまえば、関係ないのかなと。

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気づいたら人と人とで仲良くなっていて、後からわかるっていうことの方が自然な気がしています。好きなことが共通していたりすると、LGBTだからとかって関係ないですし。いかに先入観なく、人間同士で関係性を築けるかが大事なのかなって。そうなると、きっとカミングアウトという形のハードルも下がりますよね。


ー カミングアウトという形になると、やはり当事者側も非当事者側も構えてしまう部分がきっとありますよね。いつかその境界線をなくすために、今はそういった形が必要なのだとは思うのですが。ただ「あなたが好きだよ」という告白の一つと同じになったらいいなと。

そうですね、カミングアウトされた時、僕のように驚くことも否定はできないですが、まずはそこからお互いに相手を理解することができるんだよ、と思いますね。ちょっとずつ、ゆるやかにそういった想いが広がっていけばいいですね。

Interview&Writing
:Tomoya Takahashi @hutari0315

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