パートナーの形が多様になっているのに、業界や法律は古いまま。だから、指輪を作ろうと思った。<Re.ing Co-Founder 高木新平インタビュー>#2

こんにちは!Re.ing [リング] プロジェクトのyossyです。
いよいよプロダクトの発表が近づいてきたのですが、先日公開したティザーサイトにて「プロジェクトにかける100の想い」と題したブログを、これから本格的に掲載していきます!

本日は、Re.ing [リング] の共同創業者でもある高木新平へのインタビュー。
「20世紀をぶち壊し、世の中をアップデートする」というビジョンを掲げ、個性と才気溢れるメンバーで構成されたクリエイティブ集団NEWPEACE。そんなNEWPEACEの代表を務めている高木が、なぜ、いま指輪プロジェクトを始動するのか。創業にかける想いを聞きました。


− そもそもRe.ing [リング] プロジェクトを起こすきっかけはなんだったのでしょうか?

元々は、HASUNAの株主である谷家衛さんから「実は、前からLGBTのためのジュエリーを創りたいと思っているんだよね」と聞いたことがきっかけです。それはアイデアとして面白いなと思い、「ぜひ、僕に考えさせてください!」とお願いしました。そしたらすぐに「なっちゃんと会って1回、話してみて。」と紹介いただき、実際に白木さんにお会いすることになりました。

▶︎HASUNA webサイト

白木さんと話しながら「なぜ、HASUNAというブランドがLGBTのためのジュエリーをやるのか」を考えました。HASUNAと言えば、エシカルという考え方を日本に持ってきたブランド。不透明な業界を透明化する、既存の常識にとらわれないやり方、とか色々なワードが頭の中を飛び交いました。ただ今は事業フェーズ的にも、オーセンティックなブランドになろうとしている。エッジを落として、スタンダードに寄せている感じ。それはブランドの成長としては正しいのは分かりつつ、一方で世の中が白木さんやHASUNAに期待しているのは、”普通”のジュエリーではないんじゃないかなぁとも思って。一旦、NEWPEACEの中で考えることにしました。

▶︎NEWPEACE webサイト

そしたら、LBGTのためのジュエリーってのは、要するに現在のジュエリー業界の前提を問い直すということだなと思いました。婚約指輪とか結婚指輪とか、ジュエリーの大きな売り上げを支えている「既存の結婚制度」自体、もう時代遅れなのではないかと。

今って、異性と付き合うことが当たり前でもないし、事実婚も増えているし、1人で生きてくという自由もあるし、ペットがパートナーの場合もあるし、いわゆる「結婚」という形だけが祝福されるのはおかしいなと。むしろ、今はパートナーシップのあり方がどんどん多様化していて、そういう様々な結びつきや関係性を肯定するのが本来の指輪の役割なのではないか。そこにアプローチすることで、新しい価値観をつくっていけると思いました。

それで、「多様なパートナーシップを応援する新しい指輪ブランドをつくりましょう」と、LGBTにとどまらず結婚制度からはみ出している関係性と指輪のアイデアを10個出しました。

そしたら白木さんも「すごくやりたい!」と前のめりになってくれて、早速やることになりました。ただ、オーセンティックとは真逆な取り組みなので、HASUNAとは分けて、新しいブランドにしようとなりました。作り方も売り方も、既存のジュエリーとは違うチャレンジが多いからこそ、NEWPEACEとHASUNAで一緒にRe.ing [リング]という会社をつくることになったんです。
▶︎Re.ingティザーサイト


− 共同代表の白木さんにはどういったイメージをお持ちですか?

祭り上げられるべき人って感じですね。宗教家っぽいというか。変な意味じゃなくて笑。存在自体がとても象徴的で、女性起業家とかオピニオンリーダーとかエシカルとか、いろんな文脈で語れる人だと思うんですよね。色んなことへの問いかけができるというか。時代の変わり目という、価値観の溝があってそこをつなぐ象徴になれる人って感じですかね。

あとは、経営者って色んな人がいると思うんですけど、白木さんは話していて、助けられるタイプの経営者だなぁと思いますね。隙がないタイプというわけではなく、ある意味隙だらけだなと。助けてあげたいと思わせる何かがありますよね。僕も同じようなタイプだと思いますが。笑


− 新平さんにとって、パートナーシップとはどういったものでしょう?

“一緒に生きていく人”。妻もそうだし、子どももそうだし、何なら今、会社やってるメンバーもそう。そういう人って、1人じゃないと思うんですよ。今後できれば、増やしていきたいっていう気持ちもある。でも、減ったりもするだろうけど。なんかそういう感じです。

パートナーシップって、結婚とかそういう話だけじゃなくて、いくつもあっていいと思うんですよ。時代が変わるにつれて、既存のものって変わっていくものですし。これからは、一人の人だけと一生寄り添うのはレアだと思うんです。離婚する割合もどんどん増えていくと思うし、いつか亡くなるかもしれないし。

フランスの哲学者のドゥルーズって人が、個人という意味のインディビジュアルの対になる概念としてディビジュアルってのを提唱してるんですよ。本当は個人じゃなくて分人なんだと。自分らしさってのは1つじゃなくてコミニュティとか場所によって全然変わると。昔は1つの職業になったら、ずっとその職業に就いているみたいな感じだったと思うんですね。だから、1つの人格しかない=個人。

でも、今はもういくつかコミュニティに属してるって当たり前じゃないですか。ツイッターアカウント3つあるとか。そういう感覚です。だから、人って色んな面がありますよね。そんな感覚がパートナーシップにも宿ればいいなと思うんです。いろんな感覚があっていいと。まだ社会的には変かもしれないですけど、ペットも妻ともどちらもパートナーみたいなのも面白いと思うし。男女1対1じゃないとダメだなんて固定観念は壊していきたいなと思ってます。


− 一番共感されているRe.ing [リング] プロジェクトのプロダクトはありますか?

どれかなぁ・・・笑。今後発表する予定なのですが、自分ごとだったら、子供との絆のリングかなぁ。純粋に欲しいなと思うし、子どもが大きくなったらあげるってのはなんか素敵だなぁと思います。子どもとの絆を、証明したいという気持ちが強いかもしれない。

個人的には、奥さんがいるかどうかよりも、子供がいるかどうかを確認したいんですよ。なぜかというと、パパ友を作りたいから。パパ友って作り辛いんですよ。がんばって、コミュニティ広げようとしてはいるんですけど。だからこそ、最初会った時に子供がいることの表明みたいなものがあれば友達できやすくなるなぁとは思います。笑


− このRe.ing [リング] プロジェクトを通して社会がこういう風なものになればいいなといった未来へのイメージはありますか?

人と人が出会った時に、指輪してるかどうかって見ると思うんですよ。それが、はめている=結婚している以外の解釈ができるようになる世界だったらいいなぁと思って。そうすると色んな生き方を肯定できるようになるなと思います。

昔、大学の授業で教授に「差別は、忙しくなることで初めて無くなるんだよ。」って教えられてハッとしたんです。
例えば、女性の起業家とか主夫とか、そういった人たちが、いちいちラベリングしてられないくらい出てくると、差別はやってられなくなり結果的になくなっていくと。

今回のプロジェクトもいろんな指輪を出すじゃないですか。だからパクリというか、他の会社も真似して色々だしてほしいなと思ってます。そうしたら、「この人指輪つけてるけど、ペットの場合もあるな。」とか、混乱するようにしたい笑。そうすれば、結婚しなきゃいけないとかそういうのがなくなって、そうじゃない幸せも肯定できるようになると思います。どんな人も生きやすくなる社会に近づくなぁと。究極的には、Re.ing [リング] の指輪を通じて、ジュエリー業界や法律などを変えていきたいですね!

▶︎Re.ing[リング]ティザーサイトは、こちら

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インタビュー

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コメント2件

なんだか楽しいですね~♪ とても自由な感じがしますね!
ありがとうございます!4月下旬の発表に向けて、メンバーの想いや開発状況をどんどん発信しますので是非また見に来ていただけると幸いです♫
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