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エリザベス女王杯データ解説・本命&穴馬予想


∴天皇賞(秋)後記

天皇賞(秋)では、圧倒的な1番人気に支持された、イクイノックスが1.55.2という日本レコードで圧勝しました。ドウデュースは
武豊騎手の負傷により、急遽乗り替わりが
あったこともあり、本来の力を発揮できませんでした。今月末はJCはイクイノックス・
ドウデュースの他、三冠牝馬:リバティアイランドも出走予定。イクイノックスの快進撃はどこまで続くのか───!!!

∴エリザベス女王杯出走予定馬

連覇を狙うジェラルディーナやトライアルを
勝ったディヴィーナ等古馬組の他にも
三冠皆勤のハーパーやローズSからの巻き返しを狙うブレイディヴェーグ等、各世代を
代表するメンバーが揃った。

∴データ解説

(☆)京都芝2200m

昨年までは改修工事のために阪神競馬場で
行われていた当レースだが、今年からはまた
本来の京都競馬場に場所を戻すこととなった。
京都では、外枠がやや劣勢と内枠有利である。勝率は外枠(7.8枠)は0%と、未だに
勝ち馬がでていない。連対率・3着内率も内枠に比べ劣る数値となった。なるべく内枠な馬を買ったほうがいいだろう。

(☆)馬年齢に注意

最近のエリザベス女王杯は、秋華賞からの
3歳馬が出走してくることが多いが、
最後に優勝したのは2017年のモズカッチャンと、勝ち星から離れている。しかし、馬券圏内には入るケースが多く、今年も注意が必要となった。それに比べ、5歳馬以上が苦戦している傾向にある。これまでに5歳馬以上が
勝ち星をあげたのは、G14勝の名牝:ラッキーライラック1頭のみ。今年は連覇を狙う
ジェラルディーナや名牝:ヴィルシーナの娘
ディヴィーナ等有力候補が出走予定。
このデータを信じ、捨てるかは貴方次第だ。

(☆)波乱決着に注意

最近のエリザベス女王杯は波乱決着となる
ケースが多い。昨年も、ジェラルディーナ
(4番人気)→ウインマリリン(5番人気)→
ライラック(12番人気)と上位人気馬3頭が
馬券に絡まないという結果となった。
一昨年はそもそも、アカイイトは二桁人気で
勝利している。今年も混戦模様のこのレースで大穴をあける馬に要注意だ。

(☆)前走のレースに要注意

前走、G1,G2以外だった馬は勝率0%と成績が芳しくない。連対率も僅か2%と、力不足な
データとなっている。他にも、前走で8着以下所謂"大敗"した馬は、勝率:0%連対率:約3%と成績が良くない。スランプに陥ってる馬や、力不足な馬は思い切って切り捨てるのも
ありかもしれない。

∴Reitoの本命・穴馬

上記でもあるが、波乱傾向にあるエリザベス女王杯。特に大切になってくるのは、2,3着に来る刺客。今回は一発も狙えるであろう
有力候補を3頭あげていこうと思う。

(☆)穴馬予想

・マリアエレーナ
・アートハウス
・ルージュエヴァイユ

〈マリアエレーナ〉
マリアエレーナはG1未勝利馬でありながら、
昨年の天皇賞(秋)・今年の大阪杯を好走した馬だ。歴戦の牡馬の中でも好走できることから、能力は牝馬の中でも1級品。
前走のオールカマーでは、ジェラルディーナに先着。2200mでも能力を発揮できることを示した。京都は中山と違い、最後の急坂が
無いので前走よりも十分に期待できる。
調教が上手くいけば、一発が狙えるポジションにいる。
〈アートハウス〉
アートハウスは昨年のローズSの勝ち馬。
8戦中7戦を川田騎手が乗っていたが、今回は
坂井騎手と初コンタクト。少し不安要素はあるものの、前走の中山牝馬Sは後にイクイノックスに寸前まで迫り、凱旋門賞でも好走した、スルーセブンシーズの0.5秒差の4着。
初めての1800とのこともあり、前走は特に
気にしなくていいだろう。元々、ポテンシャルは高い馬だけに期待できる。京都の右回りは、阪神や中山で経験しているので大丈夫。
この馬もマリアエレーナ同様に一発が期待できる。この馬の能力を十二分に発揮して欲しい。
〈ルージュエヴァイユ〉
ルージュエヴァイユは重賞未勝利馬。
中々勝ち星に恵まれていないが、これまでの
通算10戦中、7戦は上がり3Fは1,2位である。
血統的にも父親のジャスタウェイは晩成型。彼は10年前の天皇賞(秋)でジェンティルドンナを破り、G1初制覇を飾った。これは運命だろうか。今回はジェンティルドンナの娘であるジェラルディーナが出走予定。10年後の
GⅠの舞台で今回も名牝に刺客が襲い掛かるか──。

(☆)本命・対抗馬

◎ ブレイディヴェーグ
○ ハーパー

〈ブレイディヴェーグ〉
ブレイディヴェーグは今年のローズSの2着馬。キャリア4戦とまだまだ未熟なところもあるが、前走は出遅れたのにも関わらず
猛然と追い込んでの2着。勝った馬が強すぎただけに、仕方ない結果となった。
他の3歳馬とは違い、秋華賞ルートではないのも良好点。古馬との対戦は初めてだが、
この馬なら難なくこなせるだろう。新しい
女王の登場を期待する。

〈ハーパー〉
ハーパーは三冠路線皆勤4着→2着→3着と、
惜敗が続いている。しかし、能力は引けを取らない。今回は鞍上がC.ルメール騎手から乗り替わり、宿敵:リバティアイランドの主戦騎手である、川田騎手とのコンビとなる。
元々、距離延長はプラス材料。2400のオークスは2着と好走している。
中3週と体調の面では不安要素もあるが、
斤量の差で乗り越えて欲しい。
苦汁をなめた3歳馬が、ここで飛躍の舞台にあがれるのか。

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