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弥生賞ディープインパクト記念見解説・本命、穴馬予想


∴中山記念後記

中山記念では7番人気のマテンロウスカイが早めに先頭に抜け出し、ドーブネ&ジオグリフの猛追を振り切り勝ち。重賞初制覇となりました。今回穴馬候補だったマテンロウスカイが勝ったのは嬉しく思いますが、エルトンバローズがあそこまで負けるとは思っていなかったので、少し残念です。

∴弥生賞出走予定馬

凱旋門賞馬ソットサスの全弟:シンエンペラー・高額セリ馬のダノンエアズロックを筆頭に、皐月への前哨戦に相応しいメンバーとなった。例年同様少数頭での開催となるが、
この少数頭だからこそ、結果に大きな影響が予想される。
【弥生賞枠順】
1枠1番 アドミラルシップ 57.0 戸崎圭太
2枠2番 レッドテリオス 57.0 津村明秀
3枠3番 シュバルツクーゲル 57.0 西村淳也
4枠4番 エコロレイズ 57.0 横山和生
5枠5番 シンエンペラー 57.0 川田将雅
6枠6番 トロヴァトーレ 57.0 C.ルメール
6枠7番 コスモキュランダ 57.0 M.デムーロ
7枠8番 シリウスコルト 57.0 三浦皇成
7枠9番 ダノンエアズロック 57.0 R.キング
8枠10番 ファビュラススター 57.0 横山武史
8枠11番 ニシノフィアンス 57.0 内田博幸

∴有力馬見解

(☆)シンエンペラー

京都2歳S(Netkeibaより引用)

シンエンペラーは京都2歳Sの勝ち馬。前走の
ホープフルSでは早めに抜け出して押し切り勝ちまで見えたが、レガレイラの強襲で僅差の2着。矢作調教師曰く「正直、良くなかった」とのことで、能力の高さが表れたレースとなった。近走では折り合いがつかずに能力だけで勝っていたイメージがあるが、歳を重ね精神的に成長した。今回、鞍上の川田騎手はインタビューで「まだまだ幼さがあり、クラシックを戦うにあたって経験が必要なタイプでしょう。だからこその弥生賞(出走)だと思うので、クラシックにつながる競馬ができればというところですね。」とコメント。
今回のレースは言わば予行練習。折り合い重視の「教えの競馬」になると予想される。これが吉と出るか凶とでるか。

(☆)ダノンエアズロック

アイビーS(dニュースより引用)

ダノンエアズロックはアイビーSの勝ち馬。
超高額馬であり、「セレクト4.5億円」と驚異の値段をつけられた馬である。
新馬戦・アイビーSは両方とも前目の競馬をし、最後は好位からの抜け出しで押し切り勝ちを収めた。今回は3歳初戦で重賞初挑戦となる。これまでは番手の競馬での鋭い末脚で勝っていたが、今回は10頭を超える出走メンバー。この馬はこれまで少数頭でしか経験が無く、その点が不安視される。しかし前走の超スローペースからの末脚や負かした相手が
ホープフルS覇者:レガレイラだったので、今回も善戦すると見て良いだろう。

∴データ解説

(☆)中山2000m

中山2000m(JRAより引用)

中山2000mはご存知だとは思うが、直線入口からスタートして内回りコースを1周、ホームストレッチを2回走る。ローカル競馬場の芝2000メートルと類似した形態であるが、最大の違いはゴール前に急勾配の上り坂がある点だろう。スタート地点から1コーナーまでの距離は400メートルほどで、坂を上りながらポジション争いをする形になる。1コーナー半ばで最高点に達した後は、向こう正面にかけて下る。残り600メートル標識は3コーナー付近。スピードに乗ったまま小回りコーナーを走るため、馬群が膨らみやすく、外の馬は距離ロスが大きくなる。最後の直線は310メートルと長くないが、先行馬は序盤に脚を使うと再度の急坂で脚色が鈍り、差し馬の餌食になる。坂に負けないパワーと器用な脚が要求される。弥生賞が行われる開催2週目でも、まだまだ内枠の前残りが多い競馬になりやすい傾向がある。先週の中山記念でも、マテンロウスカイ・ドーブネ・ジオグリフの上位3頭は前目の位置でほぼロスなく運ぶ競馬をしていたのに対し、ソールオリエンスやソーヴァリアントは後方で競馬を運び、特にソールオリエンスは外目を回ったので最後届かない結果となった。今回も前目の位置で競馬を出来る馬を厳選したい。

(☆)前走1着or重賞掲示板以内

前走1着だった馬は【7/7/1/35】は3着内率:30%と好走傾向にある。逆に前走2着以下(重賞含めず)だった馬は勝ち星を上げておらず、3着内率も大幅ダウンとなる。
前走重賞で2着〜5着だった馬は【3/2/7/14】と3着内率が驚異の45%を超える。このデータには、前年覇者:タスティエーラを該当する。これらから見ても前走善戦した馬には注意が必要だ。

(☆)騎手の継続騎乗馬が優勢

前走から同じ騎手が騎乗している継続騎乗馬は、【6/7/7/36】で連対率:37.5%と好走傾向にある。またテン乗り馬で好走傾向があるのは、C.ルメール騎手・松山弘平騎手・横山武史騎手・武豊騎手等リーディング上位のジョッキーだったケースが多い。今回乗り替わり筆頭はシンエンペラーとダノンエアズロックだろう。しかしシンエンペラーには川田騎手、ダノンエアズロックにはキング騎手が騎乗と世界のトップジョッキーが騎乗するので
この点については大丈夫だろう。また、この2人は調教の時から跨っているのでコンタクトはとれるだろう。

∴Reitoの本命、穴馬予想

(☆)本命馬予想

◎ ダノンエアズロック
○ シンエンペラー
▲ トロヴァトーレ

〈◎ ダノンエアズロック〉
ダノンエアズロックはアイビーSの覇者。
有力馬見解でも記したが、前走の勝ち方と相手、スローペース・ハイペースに対応できる脚や折り合いを考慮して本命馬にした。鞍上はキング騎手と申し分ない。
〈○ シンエンペラー〉
シンエンペラーは京都2歳Sの覇者。能力の高さは同世代でもトップレベルの実力の持ち主だが、折り合いでの不安点や川田騎手のコメントから、対抗馬に下げた形となった。鞍上は川田騎手と申し分ない。
〈▲ トロヴァトーレ〉

新馬戦(YahooNewsより引用)

トロヴァトーレは重賞未勝利馬。父親のレイデオロは、初年度産駒ながら1800m以上で好成績を残せている。
今回が重賞初挑戦となるが、能力の高さはトップジョッキーのビュイック騎手に「ダービー候補の一頭として名乗りを上げる馬」と絶賛するほどの逸材。中山2000mは2戦2勝と好相性な舞台であり、スローペースにも対応できる一瞬の切れ味が魅力。鞍上は安心安全のC.ルメール騎手。テン乗りでの参戦となるが
上記でもあった通り、テン乗り馬での好走条件に当てはまる。

(☆)穴馬予想

・ファビュラススター
・アドミラルシップ

〈ファビュラススター〉

新馬戦(YahooNewsより引用)

ファビュラススターは重賞未勝利馬。ダノンエアズロックら同様に重賞初挑戦となる。前走は内側にモタレながらも鋭い末脚を魅せて2連勝を飾った。まだまだ幼い部分はあるが、能力の高さは結果で証明してきた。東京・中山と異なるコースで勝ち星を飾っているので、コースの不得意は無さそう。鞍上は中山得意の横山武史騎手。何気にここ3年では、C.ルメール騎手よりも勝利数が高い騎手。一昨年の当レースをタイトルホルダーで制す等、中山重賞が得意なトップジョッキーと共に重賞奪取をして欲しい。

〈アドミラルシップ〉

新馬戦(YahooNewsより引用)

アドミラルシップはホープフルS4着馬。前走のクラス戦のゆりかもめ賞では、距離と上がり勝負に堪えて大敗。しかし、豪華メンバーのホープフルSで掲示板確保できたというのは、能力の高さが伺える。
1着のレガレイラは勿論のこと、2着のシンエンペラーは元々重賞馬。3着のサンライズジパングは当レースを回避したものの、若駒Sを豪快差し切り勝ち。そんなメンバー相手に善戦できたのは良いことに限る。今回は人気薄でのポジションとなるだろうが、鞍上中山巧者の戸崎圭太騎手と共に大穴を開けて欲しい。


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