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都内の会社でデータ分析とwebマーケティング。noteは仕事とは関係ない思ったことをただただ書いています。 ▶︎毎週日曜夜にブログ更新中 https://norarikurari.jp/

最近の記事

書くことは、祈ることなのかもしれない

2022年を終えて、2023年に向かおうとするこの瞬間。 少し重めな話題になるのですが、ここ数年心の中にずっとあったことで、どうしても年内に気持ちにケリをつけておきたいことがあって、このnoteを書いています。 * 数年前、母方のおばの旦那さん(以下おじさんと書きます)が病気で亡くなられてしまいました。 まだ新型コロナウイルスが拡大しはじめた時のこともあって、身内の親戚だけ集めて、田園調布駅近くの葬儀場でお葬式が行われました。 当日は生前のおじさんの嗜好もあってか音

    • はじめて好きになったバンド『Galileo Galilei』を語らせてください

      最近、夜の長さを感じる機会が多いです。ここ数年でリモートワークになって、移動の時間がなくなって、比較的ゆったりした夜を過ごせる日が増えたからです。 最初の方は本を読んだり、映画を見たり、「何か有意義に過ごさなくてはもったいない!」と思っていたのですが、次第にそれも飽きたり、疲れたりして、なんとなく音楽を聴きながら(選曲はSpotifyのレコメンドに任せて)、だらだらとボーっとしていることもあります。 そして、音楽というのは不思議で、何年振りかにふと聴くと、その曲を夢中で聴

      • 夏の終わりとクリームソーダ

        先日とある機会があって、中学生の学習教室の見学に行きました。 いわゆるNPOが運営している放課後学習教室みたいなもので、大学生の頃はよく色々な団体でボランティアとして行っていたのですが、社会人になってからは久しく離れていました。 (とはいっても、今回は勉強を教えるのではなく、ただ単に見学するという立場です) 中学生は夏休みで、勉強を教える大学生も夏休みだったためか教室はややまばら気味でしたが、それでも受験の準備や夏休みの宿題を一生懸命進めたりしている様子を見て、こちらも

        • 七夕に降る雨を催涙雨と呼ぶらしい

          最近、雨が多い。雨が続く日は、どうしても気分が憂鬱になるから、文字通り気分を晴らすために、することが二つあります。 音楽を聴くことと、物語に浸ること。どちらも雨をテーマにしたもの。 まさしく晴耕雨読で、昔の人の感性とワードセンスは本当にすごい。晴耕雨読をしたいけれど、雨でも仕事はあって、”読”はできないので、雨の休みの日こそ。。。 そんな中とある作品の中で、雨に種類があることを知りました。 有名なのは、「梅雨」とか「五月雨」とか「通り雨」とか「霧雨」とか「夕立」とか。

        書くことは、祈ることなのかもしれない

          23歳の「家出」の話

          「今日から一人暮らし始めるから」 そう言って僕はスーツケースを片手に玄関へと向かう。 状況が理解できず驚いた顔で、何かを問いかけながら、玄関まで追ってきた父親と母親。 その両親の視線と質問に気づかないふりをして、僕は実家を飛び出した。罪悪感を感じなかったわけではない。 でも、もう限界だった。 社会人2年目、23歳の夏でした。 * 小学生の頃、年に一回行く夏の家族旅行が楽しみでした。 父親と母親、二歳年上の兄。 別に遠出するわけでもない、何かをするわけでもない。

          23歳の「家出」の話

          『海がきこえる』とは、時間の偉大さを感じる話

          気まずい関係を修復させてくれるのも時間。 ”成長”を感じさせてくれるのも時間 人生に影響を与えた物語、作品を綴ります。今回は、スタジオジブリの作品『海がきこえる』です。※若干ネタバレ含みます ざっくりあらすじ 物語の高知。東京から転校してきたヒロイン武藤里伽子と、地元を出たことがない主人公、杜崎拓、そして彼らを取り巻く人たちの物語です。 主に、二人の恋愛関係が描かれるのですが、『耳をすませば』のような爽やかな青春ドラマではなく、どこか、お互い素直になれない、また主人公の

          『海がきこえる』とは、時間の偉大さを感じる話