減らす。

昔は、増やすことが大事だと思っていた。

部屋におしゃれな雑貨を置けば見栄えがよくなる、旅行のときは服は多めに持っていけば安心、いつか使うだろうと思ったアプリはインストールしておく、何かを学ぶときはいろんな本を読むべき。

これらが正しいと思っていた。

結果は、

冬のお地蔵さんが雪を被るようにホコリだらけの雑貨、無駄に疲れる旅行、本当に使いたいアプリが重くて煩わしい、積読になる本棚。

高度経済成長期には、今まで手に入れられなかったモノが容易く入手できるようになり、あらゆるものがコモディティ化していった。マイカー、マイホームを持てば幸せになれるとモノの所有が幸せの象徴であった。

時は、平成を過ぎ令和時代。

人は、物欲から承認欲求を探すようになった。

こうなると物欲が極端に少ない「ミニマリスト」という人たちが現れる。

しかし、承認欲求のせいか”どれだけ少ないモノで生活をしているか”をSNSで競う似非ミニマリストも多い。

そんなミニマリストなら辞めちまえと叫びたい。

もちろん、減らすことは大事だよ。だけど、モノだけ減らすミニマリストになんかなりたくない。

ここから、自分なりのミニマリストの定義を記したいが言葉にできなかった。

ただ、増やす前に減らすことが大事。

これだけ伝わればありがたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?