※画像は、小人症の俳優、ピーター・ディンクレイジ。
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のティリオン役で、
エミー賞助演男優賞と、
ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞された。
　

昨日、町田誠也作・演出舞台「継承」を観て来ました。
「ダウン症のある方々と共に創るプロジェクト」と冠されていて、
メインキャラクターの3人を含め、
出演者のうち8人がダウン症の方々だった。※年齢はわからない。

海外ドラマでは、先天性の障害のある人についての、
エピソードが頻繁に描かれるし、
ピーターのように小人症の俳優も多数いる。
日本の映像業界では、そもそも障害者はあまり題材とされないし、
小人症やダウン症の俳優などいない。（知る限りでは）

この舞台を観たときに思った。
いつか日本の映像倫理観と視聴者の意識が育ったころに、
ダウン症の方を描いたドラマや映画が作られるとしたら、
この8人のうちの誰かが、役者で出ていたりするかもしれないなって。
「芝居経験がある」のだから。

私は息子が自閉症で、特別支援学校に行ってることもあり、
ダウン症の子供は小さい頃から同級生にいたし、仲良くしてもらってきた。
この公演は、そんな障害児の親の気持ちで観れば、
どれほど誇らしく嬉しいだろうと思って嬉しくなるし、
客席の喝采に目を向ければ、世界の温かさを感じられて嬉しいし、
プロデュースを数本なりとも手がけた人間として観ても、
作・演出の町田くんが物語に込めたメッセージは上質で、
とても意義のあるものだったと思う。

実は、パンフの制作を打診されたのだけど、
7月はそのときすでに3本受けていたから、お断りせざるを得なかった。
次回公演があるなら、何かお手伝いさせていただきたいと思っています。

BASARAや四谷怪談でご一緒した桜田航成くんも、
とても良い役で出ていた。
彼ほんと時代劇向きの声だなあ…。
NHKかテレ朝に営業に行けばいいのにw

満席なのに、調整して補助席を用意してくださり、
ありがとうございました。
素晴らしい時間でした。
　
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