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外国人を半年してみて思ったこと3選

おはようございます。レジュメ太郎です。
みなさんは外国人に馴染みがありますか?あんまり自分には関係ないと思う方もいるかもしれませんが、実際のところどうでしまうか。
僕は去年の10月から3月までの半年間、ほぼ海外で過ごしてたため外国人経験は人よりはあると思います。また自分はもう28歳ですが、人生通算したらトータル1年くらいは海外にいると思います。つまり1年くらいは外国人として生活してるということです。今回は、そんな外国人経験から思ったことを紹介していきたいと思います。

ハワイ🌺のワイキキビーチ

1.英語力の限界を感じた


これはあります。
英語力に関しては、自分自身人よりできるかなと思ってました。中高は偏差値70超えの学校に通っていて、また母親も英文科出身で英語ペラペラのため、英語を勉強する環境は人よりもかなり整っている方だと思ってました。

1ヶ月留学してたカリフォルニア大学🇺🇸

しかしそれでも英語力の限界を感じました。
半年も海外にいると、さすがにある程度英語は聞き取れるようになります。ホテルのフロントやチケットの買い方、SIMカードや食事の注文など、英語を使う場面は多々あります。そしてこれらの会話は特に問題なく聞き取れるようになっていました。そして何回も何回も使う英語なので、特に日本語に変換することなくスラスラと出てくるようになりました。ただこの会話って英語全体から見たらごく一部なんですよ。同じ単語、同じフレーズ、同じ質問。そら聞き取れるようになるし、話せるようになりますよね。
では、どこで限界を感じたのか。
僕が壁を感じたのは、「雑談」の壁です。
世界一周中、個人では行けないところにはツアーを使うこともあります。
僕はナミブ砂漠やヴァトナヨークトル氷河、ガラパゴスのシュノーケリングやチチェンイッツアなどでツアーを活用しました。

ヴァトナヨークトル氷河(アイスランド🇮🇸)


ツアーを使ったら必然的に他の外国人と話すことになります。僕は1人で世界一周したので、同じツアーに日本人は0、全員外人みたいなことばかりでした。その時にご飯食べたりとかなると当然外人とコミュニケーションを取る必要があるんですが、やはり難しいですね。
雑談って普段使わない英語を使うので、聞き取るのにめちゃくちゃ頭使うんですよ。まあリスニングみたいなものですよね。そして聞き取った上で、受け答えする必要があります。答えるのも聞き取る以上にまためちゃくちゃ頭を使います。単語これでええかな、とか文章合っとるかな、とか考えながら話すわけです。ホテルのチェックインなどの脳死でできるやりとりと比べるとその難しさは段違いです。正直ある程度決まりきったフレーズを使うビジネス英語より難しいような気がします。

シュノーケルツアー🤿(ガラパゴス諸島🇪🇨)


僕はツアーとかでみんなとご飯食べたりガイドの説明を聞いたりする際、5分くらいは頑張って聞いてコミュニケーションを取っていたんですが、そこから脳が疲れて英語を聞き取るモードではなくなり会話からフェードアウトする、みたいなことがありました。僕は「この差」こそ英語のできる人とできない人の大きな違いだと思います。

グアダペ(コロンビア🇨🇴)

2.マナー違反は文化の違い

よく外国人はマナーが悪いなんて言われます。ゴミのポイ捨て、列に割り込む、電車内で大声で叫ぶなどこれらの行為を繰り返している外国人は多いように思います。しかしこれらは、日本を貶めようと思ってやっている訳ではありません。文化の違いなのです。

クルジュナポカ→ブダペストの電車

僕は色んな国に行きましたが、シンガポール🇸🇬以外のゴミのポイ捨てなんて日常茶飯事ですし、列に割り込むのは中国などでは当たり前のことです。電車内大声どころかでギター弾いてチップもらおうとしてる人もいますからね。マスクなんてしてる国は日本くらいです。つまり、外国人がマナーが悪いというより、文化や価値観の違いによる行為なんです。

マリーナベイサンズ(シンガポール🇸🇬)

だからといって日本人が海外に行ってマナーを完璧に守れてるかといったらそんなことは1ミリもありません。代表例がチップ。国によってどれくやい払えばいいかなど変わってきます。ただ我々はそういう文化が無いので、払うのを忘れてたりします。僕もよく忘れてました。また宗教に関しては最悪です。イタリアなどに行って教会に入る際、十字を切る日本人はほぼいないでしょう。

サンタマリアデッレグラツィエ修道院(イタリア🇮🇹)

イスラム圏などに行った際、肌の露出を避ける日本人もいないですし、礼拝のやり方すら知らないけどモスクに訪問する日本人が殆どでしょう。でも決して僕らはその国や宗教を貶めたい訳ではないですよね?何が言いたいかというと、現地でマナー違反をしているのは日本に来る外国人だけではなく我々日本人も同じだということです。

ミノル・モスク(ウズベキスタン🇺🇿)

ただだからといってそのような行為を見逃していいかと言われると違います。治外法権じゃあるまいし。特に観光地では、気づいた時に周りの人が声かけするべきではないでしょうか。ここはゴミを捨てたらダメだよ〜とか、列に並びましょう、とかね。僕もモロッコなどでモスクに訪問した際、中庭に土足で侵入してしまいましたが、マナー違反やったらしく、現地人に注意されました。またその後、イスラムのお祈りのやり方とか教えてもらいました。(全部アラビア語やったから1ミリも理解できひんかったけど、、、😭)

ハッサン2世モスク(モロッコ🇲🇦)

3.なんだかんだ言って優しい人が多い

よく外国人は怖い、とか外国は治安が悪いとか言う人がいます。確かにそれは間違っていません。特に社会保障がしっかりしていないアフリカや中南米などの治安は最悪です。強盗も多いですし、ぼったくられることも多々あるでしょう。でもそれ以上に優しい人多いんですよ。危険なエリアに近づきそうになったら止めてくれる人もいましたし、メトロでチケットの買い方わからんかったら優しく教えてくれた人もいました。

メキシコシティのメトロ🇲🇽

コインランドリーで洗剤が無い時は常に分けてくれました。タンザニア🇹🇿で謎にしんどかった時、現地人から貰った謎の薬を飲んだら治りました。こちらから聞く前に色々助けてくれた人は本当に多く、凄い有り難かったです。

オルドゥバイ渓谷(タンザニア🇹🇿)

日本って結構何でも揃ってて便利なんですよ。道案内などの表記も分かり易く、英語表記はほぼ必ず見かけます。アラビア語やスペイン語しか表記が無いみたいな国もいっぱいありますからね。
ただそういう設備や表記が無くても、色んな人の優しさに繋がれてなんとか乗り切ることができました。助けてもらわないと生きて行けないことが多いので、海外で過ごすと余計に人の優しさが身にしみましたね。

アブシンベル神殿(エジプト🇪🇬)

最後に

以上3点が半年外国人をやって思ったことです。
今までずーっと日本。って人は外国人なんて全く関わることはないと思ってましたが、人類の98%以上にとっては外国人ですからね。
よく外国人はマナーが悪い、とか言いますけど、それは海外に行く日本人だって同じです。でも仕方ないんですよ。マナーじゃなくてそういう文化だからです。悪意があってやってるわけじゃない。個人的にそんな文化の違いを受け入れられるかどうかが世界が平和でいれるかどうかに繋がると思っています。みんながそんな違いを受け入れられる心の広い人間に育つ。これこそがこの多様性の社会でみんなが仲良くでき、世界から戦争が無くなる方法ではないでしょうか。

ユネスコ(パリ🇫🇷)

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